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残酷か?文化か?


捕鯨船のドキュメンタリーを見た。
心に刺さるショッキングな映像だった。

捕鯨船で70メートルを超える巨体の鯨を仕留めるとき、苦しまないようにと捕獲は砲手と言われるベテラン乗組員が大砲で一発で急所を打つ。見事に命中した。鯨は暴れることもなく、捕鯨船に繋がれる。そのまま港に行くのかと思いきや、間もなく大型船が近づいてきて鯨を収容した。母艦とも言うべきか?
鯨はこの母艦に収容され解体される。
暫くすると母艦から捕鯨船に荷物が届いた。何と!今解体した鯨の肉だった。
その夜は鯨の刺身が夕食に出されて、乗組員たちは口々に美味い、美味いと鯨肉に満足している。
 

私も小さい頃、学校給食で出された記憶がある。牛肉より栄養があるので残さす食べなさいと先生が言っていた。確かフライだったので鯨のカツかな?その後も鯨の缶詰を食べたこともあった。
たぶん、昭和の時代は自由に捕鯨をしていて日本の食文化だったのだろう。
今では鯨の缶詰も目にしない。
 

捕鯨は残酷だと世界の批判を浴びて、捕鯨船が環境保護団体シーシェパード抗議船から過激な攻撃の妨害行為を受けたことがあった。
捕獲反対団体グリーンピースからだった。今でも私の記憶に残っている。
現在では調査捕鯨という形で鯨の種類によって生態系基準を守り、年間捕獲数が決められているという。

食文化の違いは国によってある。当然だと思うが・・・鯨が可哀想な気持ちになった。では豚や牛、鳥などはいいのか?ウサギや犬を食べる国もある。
難しい問題だと思う。
このドキュメンタリー番組の投げかけは観た人の心の中にある。


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