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【SDGsで今を知る!】世界で起きている貧困問題とは?

こんにちは。

住谷知厚です。


皆さんは”SDGs”という言葉を聞いたことはあるかとは思いますが、その内容としてどのようなものがあるのかを知っていますか?

今回は、SDGsで設定されている項目の1つである「貧困をなくそう」についてご紹介していきます。


「貧困」とは?

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写真ACより引用


まずは、SDGsで設定している貧困とはどのような状態なのでしょうか。

貧困の状態には様々な考え方がありますが、1番の問題とされている極度の貧困状態について説明すると、1日あたり1.9ドル未満で生活している人のことをさしています。
日本円に換算すると約209円(2021/9/18時点)です。

日本ではコンビニでおにぎりが1つ買えるくらいの金額で生活していることになります。

そして、現状世界においては極度の貧困状態にある人は約6億8900万人(2017年時点)いると言われています。
世界人口から見ると大体11人に1人がこの状態にあるということになります。

お金がない状態だと、どのような問題があるのでしょうか。

まず、先程も書いたように1日で使えるお金がわずかなため満足に食事をとることも厳しいですし、何より病院に行ったり教育を受けることもできなくなります。

もちろんそれ以外でもお金がかかることはたくさんあります。

日本で一般的な生活をしているとこういったことを実感するのは難しいと思います。

しかし実感はできなくても、ネットで調べたり本を読んで調べるだけでもこういった数字はすぐに分かるので、1度調べてみるとより現実味が湧くのではないでしょうか。


SDGsの目標とは?

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写真ACより引用

1.1 2030年までに、現在1日1.25ドル未満で生活する人々と定義されている極度の貧困をあらゆる場所で終わらせる。
1.2 2030年までに、各国定義によるあらゆる次元の貧困状態にある、全ての年齢の男性、女性、子供の割合を半減させる。
1.3 各国において最低限の基準を含む適切な社会保護制度及び対策を実施し、2030年までに貧困層及び脆弱層に対し十分な保護を達成する。
1.4 2030年までに、貧困層及び脆弱層をはじめ、全ての男性及び女性が、基礎的サービスへのアクセス、土地及びその他の形態の財産に対する所有権と管理権限、相続財産、天然資源、適切な新技術、マイクロファイナンスを含む金融サービスに加え、経済的資源についても平等な権利を持つことができるように確保する。
1.5 2030年までに、貧困層や脆弱な状況にある人々の強靱性(レジリエンス)を構築し、気候変動に関連する極端な気象現象やその他の経済、社会、環境的ショックや災害に暴露や脆弱性を軽減する。
1.a あらゆる次元での貧困を終わらせるための計画や政策を実施するべく、後発開発途上国をはじめとする開発途上国に対して適切かつ予測可能な手段を講じるため、開発協力の強化などを通じて、さまざまな供給源からの相当量の資源の動員を確保する。
1.b 貧困撲滅のための行動への投資拡大を支援するため、国、地域及び国際レベルで、貧困層やジェンダーに配慮した開発戦略に基づいた適正な政策的枠組みを構築する。

下記HPより引用


SDGsで掲げている大きな目標としては、「2030年までに極度の貧困状態の人をなくす」ことを目標としています。

上記の目標達成のために、国内でも非営利団体の方々で物資支援や金銭的支援などを呼びかけています。

1人1人の支援は少なくとも、皆で支援をしていくことで大きなものになるはずなので、是非行動に移してみてはいかがでしょうか。


最後に

現在、世界的にコロナウィルスが蔓延したことで自身の生活だけでも大変な状態の方がたくさんいるとは思います。

世界には生きていくだけで精一杯の人々もたくさんいますので、わずかでも自分ができることはないかを考えてみても良いのではないでしょうか。


それでは今回はここら辺で!


《参考》
SDGs(持続可能な開発目標)17の目標&169ターゲット個別解説

貧困をなくそう


住谷知厚(すみたにともひろ)

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