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デジタル・DXのレシピ

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DX=デジタル・トランスフォーメーションの推進を行うことは、マネジメントにデジタルを活用してイノベーションすることです。DXはIT業界のものではなく、製造、流通、エネルギー、金融…
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2021年5月の記事一覧

アパレルの「DX」最新Topics

column vol.312 アパレルだけではなく、小売業全体として最重要項目の1つとなっているのが「OMO」です。 「Online Merges with Offline」 つまり、オンラインとオフラインの融合です。リアルの強みとデジタルの利便性やサービス力をどのように上手く掛け合わせていくのか。各社苦心しながらも取り組みを強化しています。 OMOの最新トピックスというと「オンワード樫山」と「アダストリア」の事例です。4〜5月でOMO店舗を出店したことが小売業関係者

大企業がデジタルトランスフォーメーション(DX)を進めるには?

大企業に分類される企業は、大都市圏を中心として営業を行っています。 古い営業スタイルのままでは、大企業が販売する商品やサービス等においては、世間に浸透するまで時間が掛かったり、足で稼ぐ営業方法では効率が悪過ぎる問題があります。 大企業の場合は、特に会社の歴史が長いことにより、新しいシステムを構築することが出来ずに会社運営を行っている企業も少なくはありません。 古いシステム(レガシーシステム)を抱えたまま営業活動を行っている企業が2025年には6割を超えると言われています。

接触確認アプリCOCOAからの教訓

楠 正憲(内閣官房 政府CIO 補佐官)  2021年1月 Android版の接触確認アプリCOCOAが数カ月にわたって動作していなかったことが明らかにされた.筆者は 2020年4月から接触確認アプリの導入について,有志での議論に参加し,有識者会議のメンバとして,また途中から政府CIO補佐官として, 接触確認アプリの導入を支援してきた.本稿では接触確認アプリCOCOAの開発と運用について,どのような課題があったかについて振り返る. 接触確認アプリ導入の経緯 筆者が接触

デジタル庁は「行政の透明化」を掲げ、noteでの発信を始めます。

こんにちは! 内閣官房IT総合戦略室の広野 萌と申します。 普段はアプリやWebサービスをつくるデザイナーとして働いています。 今年の4月に、デジタル庁創設に向けた民間人材として内閣官房に入庁して、非常勤の国家公務員となりました。 現在の担当領域は「情報発信基盤」ということで、主に 1. 政府 → 国民への情報発信 2. 国民 → 政府への意見募集 3. 政府 ↔ 自治体の情報交換 の3つの観点で奔走していく予定ですので、今後のnoteで楽しみにしていただければと思い

総再生数が20,000回を超えました|Podcast開始から8ヶ月の「DX企画書のネタ帳」

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか? さて、音声配信も毎日放送できていますし、 ネタも飽きずにどんどん湧いてきますw 再生数が20,000回になりましたが、前回の15,000回からは まだ、1ヶ月経っていません。 “Podcast開始から7ヶ月、総再生数 15,000 回になりました❗️「近森満の明日から使えるDX企画書のネタ帳」毎日配信中です。” すごい勢いです。 我ながら褒めてあげます。 つぎは30,000回にしましょうかね。 これからもがんばります。

セブンの宅配に学ぶDXの始め方〜セブンイレブン、やっぱり頭ひとつ抜け出ている!

代表理事の山本伸です。 BMIAの講座で取り上げている「コンビニ」ですが、もはや一括りにしてしまうと解像度が低すぎて、実用的ではありません。 最近は、自身の講座や勤務先のトレーニングにおいて、コンビニ各社のBMCを描かせてみることで、それぞれに異なる戦略が明確になり、議論がとても白熱します。 この1年は、コロナ禍で需要が急増した「宅配」に着目して、コンビニをウォッチしていました。 ちょうど、昨年9月から何度かメディアで報道された「セブンイレブンの宅配」の記事*をネタに

戦略なき戦術で無意味なDXが生まれる、“やみくもDX”にご注意を

DXを進めるために有効なツールの情報をかき集めて、とりあえずアジャイル的な思考で実行してしまうということは、ある意味ギャンブルに近いと思います。 結果、組織運営の後押しとなるデジタルシフトが実現できて、業務効率化や生産性向上、売上増加につながれば、あと付けで戦略に転換させれば良いのですが、そんな荒業は回避した方が良いです。 理由としては、失敗した時に疲弊したり、ちょっとした成功に満足して次につながらなかったり、担当者の満足のみで終わってしまったりと、“やみくもDX”には継

勘や根性に頼らず、SFAで科学的な営業活動を

今から20年程前、ビジネススキルがまったく無かった私は、とりあえず営業しかない(しかできない)と思い、営業マンとしてビジネスの世界に飛び込みました。 当時の営業活動は「数多く当たってこい!」「多くの名刺をもらって来い!」「ちゃんと営業日報を書け!」「電話でアポイントを取って効率良く回れ!」などと、根性論がはびこっていました。 営業マンは、とにかく日中は外回り、夜は事務処理と、やることがいっぱいあって、一日があっという間に過ぎていったことを覚えています。 あの当時、SFA

ピンタレストってnote以外でも連携が少ないですね。

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか? さて、最近ピンタレストっていうサービスを利用し始めました。 しかしながら、どうも国内ではまだ認知が少ないのか、 どう使ってよいのか、わからないのか、 サービス連携がすくないように思います。 リンクを持ってきて貼ると、↓こうです。 ほんとうはこれを貼ってほしいんです。 ということで、note中の人、ぜひ、うまい連携をお願いします。 ということで、また次回。

デジタル化の文脈ではない組織のデジタルトランスフォーメーション(DX)について

DXとは、簡潔にいうと「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革すること。また、業務そのものや組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること。」です。 デジタルトランスフォーメーションというだけあって、デジタル化が先行しがちですが、そもそも考えなければいけないことは、デジタル化によって、どんなベネフィットが得られるのかを最初に設計する必要があると思うのです。

RPAとBPRの幸せな関係構築を

RPA(Robotic Process Automation)は様々な誤解と幻想を生みやすいITソリューションだと常々感じています。 経営者の誤解のパターンとしては、Robotという言葉が入っているので、そこから拡大解釈して製造現場や物流現場で動き回るロボットをイメージしてしまう「ロボット間違い」のパターンと、コンピューター上での人の作業を自動化するところは理解しているものの、万能AIが人間の業務を全て自動化してくれるという幻想や、特に銀行でのRPA導入効果をニュースで見て

㊗️音声配信300回となりました|近森満のDX企画書のネタ帳✨

こんにちは、近森満です。今日もDXしてますか? 近森満のDX企画書のネタ帳も300回となりました。 これも応援していただける皆さまのおかげです。 これからもDX推進ポッドキャスターとして DX=デジタル・トランスフォーメーションについて 私軸でお伝えしていきます。 ということで全300回、改めてリスト公開します。 NO    タイトル 【第 1 回】 本編:0001_DXって何? 【第 2 回】 本編:0002_社会における課題解決のためのDX 【第 3 回】 本編:

AI時代だからこそ求められる問いを作る力。「開いた問い」と「閉じた問い」に隠された新たな価値とは?

私たちは問い(質問)の答えを探しがちですが、より良い問を探すことの重要性はアインシュタインも言っています。 もしわたしがある問題を解決するのに1時間を与えられ、それが人生が変わるような大問題だとすると、そのうち55分は自分が正しい問いに答えているかどうかを確認することに費やすだろう。  アインシュタイン このnoteでは、問いを作るテクニックをご紹介します。その中でも無意識に使っているであろう「開いた問い」と「閉じた問い」の価値と良い問づくりについて考察してみたいと思いま