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「サントリー 六 ジン」 ROKU GIN

お家で気軽に飲むことを目的に、極力わかりやすくまとめました。
あくまでも一つの店の一つの意見としてお読み下さい。

・サントリー六ジン

2017年にサントリーから発売された、六ジン。
日本ならではの六つのボタニカルを使用していることから名付けられました。正六角形のボトル各面にそのボタニカルが彫刻されています。

4種類の蒸留機を使い分けることで、その六種類のボタニカルの(海外産のものを含めあと8種類のボタニカルもプラスされますが)それぞれの特性を適切に引き出して、六ジンは生産されます。

ウイスキーメーカーとしての話になりますが
サントリーは多くの人に受け入れられやすい、スタンダード路線でレベルの高い商品を作ることが多く、
ニッカは自社の信じた道をひたすら突き進み、力強くパワフルな商品を作ることが多い、
そんな印象です。
両社の全ての商品がそれに当てはまるわけではありませんが。

話をジンに戻します。
サントリーの六ジンとニッカのカフェジンは、すごく単純に言ってしまえばウイスキーメーカーとして飲み手が抱いている両社のイメージを体現した商品だと言えます。
落ち着いたスタンダード路線の六ジン
山椒のフレーバーと心中するようなカフェジン
多くの方にとってこの2つのジンの認識はそうなると思いますし、それが正解だといえるはずです。

しかし、以前投稿したカフェジンの記事に書きましたが、カフェジンは山椒のフレーバーだけではなく実に多面的な(ジンというお酒の性格上当然ですが)魅力に溢れており、山椒という第一印象だけで判断するのは早計です。
そしてこの六ジンもまた、派手さのないスタンダードなジンと結論づけるのは実にもったいない、数々の魅力に溢れたジンなのです。

好き嫌いの分かれるニッカ
皆に好かれる(嫌われない)サントリー

第一印象からすぐに導き出せる結論かもしれません。
最終的にはこの結論に達してしまうことになったとしても、辿り着く前に気づくべき点が数多くあるのだと、今回のテイスティングを通して知ることが出来ました。

以下にサントリー六ジンについて記します。
全て読んでいただき、かつ実践していただければ、第一印象と同じ答えでも、違った重みが乗るのではないかと思います。

目次
①六ジンのレシピ
②テイスティングノート
③ジントニック(銘柄の比較&おすすめレシピ)
④その他の飲み方

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