見出し画像

秋を感じる身体

 血圧が高い、動悸がする、胸が苦しい、そういった方が増えてきているかと思います。心臓や血管系に問題があるとなると命に係わる。病名や診断名もこわいものが多い。

 できれば無関係でありたい。もちろんそのように思います。しかし、季節の影響で心臓血管系に異常が出てくる人が増えてくるのです。そういった季節と身体の異常について知っていただけたらな、と思います。

秋の空

 秋になりました。日によって日中の気温がまだたかいときがありますが、ぼくが住んでいます鳥取県琴浦町では秋の空気、秋の風、秋の空が拡がっています。日が落ちるのも早くなってきて、朝晩と日中の寒暖差が身に堪える季節になりました。

画像1

 秋っぽい雰囲気が伝わるでしょうか?琴浦町指導室近くの橋の上から。

陽の世界から陰の世界へ

 季節が移り変わっていきます。春になり、夏になり、秋になり、やがて冬がやってきます。陰と陽も移り変わっていきます。陽の世界が拡がっていき、夏になると最大の陽の世界となります。そして秋を過ぎ、冬を迎えるころには最大の陰の世界になります。秋は陽の世界から陰の世界へと移り変わるとき。

 春から夏にかけて陽の世界がどんどん拡がっていきます。作物や草花も芽吹き、勢いを増し、花を咲かせるようになります。どんどん大きく伸びていた作物や草花も秋になるとその成長を止め、作物は実を成らせ、花は枯れてしまいます。成長や勢いを止めるのが秋の役割り。これまでの役割りと大きな変化をするのが秋の役割りです。

 拡がっていたものが急に収縮することを求められる。急激にスピードダウンする。そういった変化が秋です。

 この秋の変化に耐えられない身体が異常を起こす。その異常が血圧の上昇動悸という形で現れます。


 胸が苦しく感じたり、息切れを起こしたりというだけでなく、なんとなく手足がしびれるとかもそうですね。


 秋には刈り取るという意味合いがあります。収穫の秋ですね。そこで命が終わる。冬には種を作り、後を遺す。秋にはある意味での終焉があるのです。そう考えると秋になるとなんだか物悲しくなるのも納得がいきます。

手のひらを押さえましょう

 このような秋の心臓血管系の異常を調整するのが左手のひらです。左の手のひらの中央をじーっと押さえましょう。グッグッとリズムよく押さえるのは厳禁です。じーっと押さえましょう。呼吸が一段深くなり、息が楽になります。「秋の影響を自分も受けているのだな」としみじみ季節を感じてください。


 

 本日もお読みいただき、ありがとうございます。

読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。