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太ると筋肉が付きにくくなるの?

これは結論から言うと、その可能性があります。普段から運動習慣が無い人は特に、太っているだけで筋タンパク質の合成が低下する可能性があります。でも普段から運動習慣がある場合は、大きな差ありません。ただ筋トレとなると少し話が違ってきます。筋トレをした場合は肥満の人の方が普通体型の人より筋タンパク質の合成が低下してしまう可能性があります

理由は3つ!

大きく三つほど言われているのですが
1.ホルモンバランス
2.インシュリン抵抗性
3.慢性炎症

まず肥満になると、テストステロンの分泌が低下します。ご存じの通りテストステロンが筋肥大の鍵を握っていますので、その分泌が低下すれば筋肉は付きにくくなります。次にインシュリン抵抗性ですが、インシュリンはアミノ酸を筋細胞に届けるために毛細血管を拡張する役割を持っています。肥満によりインシュリン抵抗性が生じるとアミノ酸が筋細胞に届きにくくなるという事です。そして慢性炎症ですが、内臓脂肪が増加すると、マクロファージの活動が低下して慢性的な炎症が生じます。慢性炎症は代謝異常を引き起こす原因となります。炎症性サイトカインが生成されて筋タンパク質の合成は抑制され分解が促進されます。

太るとやばいんじゃない!?

ここまできくと、太るとやばいなと思うかもしれません。でも最初に言った通り「可能性がある」という事です。正直、この類の実験や研究は読めば読むほどエビデンスレベルは低くとるに足らないものが多いような気がします。だいたいこういう実験は肥満の基準をBMIにしてグループを分けて実験しているので、その時点でトレーニーの事は考慮されていないのがわかります。トレーニーが少々体重を増やしたからと言って肥満と言えるかどうかは別にしても、こういう実験は少なくとも体脂肪率が考慮されるべきじゃないかなと思います。

私の見解

勿論は肥満は良い事では無いのですが、例えばベンチプレスをやったとき筋肉であろうが脂肪であろうが体重が増えれば使用重量ものびるという経験をした事がある人は少なくないと思います。使用重量がのびると、それにともなってトレーニングの効果も高くなります。という事で、個人的にはトレーニーには完全には当てはまらないという結論です。あまり体脂肪率が上がりすぎて、トレーニングは勿論、日常生活に支障ができるほど太るのはよくないかもしれませんが、しっかり減量する自信があるのなら、多少太るくらいは気にする必要はないと思います。筋肉がつくつかないは大差はないと思います。ただ太り過ぎて減量の時に無理して筋肉をうしなってしまうという事も考えられるので、あくまでほどほどが重要ですね。基準にするべきなのはある限界まで増量して減量した人ならわかると思うんですが、重量が伸びないところがありますよね。減量中から10kg以上重量が伸びたのにその先伸びないみたいな…それと同時に身体に不調が出てきます。経験によりわかりだすと思うんですが、その境目があってそれを超えると自分の体調がおかしくなるのでそれを超えないようにすれば大丈夫じゃないかな、と思います。

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