オンラインで6curryKITCHENを再現できるか? 6curryZoomでわかったこと
こんにちは!6curryコミュニティクリエイターのあやです。
6curryでは、直近の新型コロナウイルスの感染状況を鑑みて、4月中の6curryKITCHENの休業及び、オンライン上でコミュニケーションをする「6curryZoom店」のオープンを3/30に発表しました。(詳しい内容はこちら)
これまで6curryKITCHENで起きていたリアルなMIXを、オンライン化できないかと試行錯誤し、約1ヶ月間、取り組んできました。
場所の制限をこえて、普段の6curryKITCHENとはまた違う新しいMIXをつくっていこうとした6curryZoom店。新しい挑戦の中で、たくさんの気づきがありました。
今回は、その学びを書こうと思います。
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1週目:まずは、やってみる!
コロナの状況を受け、私たち6curryでは2月下旬からイベントを全てキャンセルし、換気&手洗いなどの対処をしていました。
しかし、コロナを取り巻く状況は3月後半から私たちの想像以上のスピードで緊迫化。
そのため、十分な準備や構想を以って満を辞してのリリース!というよりは、「みんなが集まれる場所を守りたい!」という強い想い先行で始まりました。
“まずはやってみよう!”
🚩最初の1週間試したこと
💬話のテーマを準備する
お題を6個ぐらい書いた紙を準備しておいて、選ばれたお題について話す
🔰Zoomの使い方を丁寧に説明する
名前の変え方、背景の変え方、Snap cameraの活用 etc.
🛎効果音の活用
誰かが参加したとき、話しを変えるときなどアクセントとしてボードメンバーが活用
🎲ゲーム
Zoomを繋ぎながらできるゲームをする
マジカルバナナ、連想ゲーム系のボードゲーム etc.
🥰よかったこと
・とにかく繋がっていられる場がある安心感
・プチレクリエーション的な楽しさを作り出せた
日々の参加人数は10人〜20人。
なんとなく繋がれて、話すことができる場所があることは私たちにとっても安心を感じられる一方で、Zoomへの参加ハードルの高さや、コミュニケーションの難しさも見えてきました。
まず大きな課題は、
🤔そもそもZoomで何してるの?
🥺誰がいるの?
🤨…ってか楽しいの?
これらがZoomに参加しないと見えないこと。
これが一番大きな参加のハードルになっている気がしました。
また、実際にたくさんの人が来た場合、途中から参加した人に、全体の紹介や現状の説明などをしなければならず、一旦全体の話が止まってしまうことが度々起きるのも気になっていました。
😥1週目の課題
1.外から見たときにZoomでどんな話をしているのかがわからず、行く理由が弱い
2.ファシリテーターが複数人いると会話のテンポが乱れ、混乱する
3.最初から参加していた人と、途中で入ってきた人の情報調整を全員の前で行う必要がある(参加者の紹介、会話の内容など)
🌸🌸🌸
2週目:反省からの改善施策3つ!実行!
1週目の課題を踏まえて、2週目以降は下記のような改善策を考えて実施してみました。どれも、1週目よりも良いコミュニケーションにつながったように思います。
🌸改善策
1.毎日テーマ・ゲストを決め、事前に告知&紹介する
2.ファシリテーターを1人決めておく
3.コミュニケーションの補助としてGoogleスプレッドシートを導入
1.毎日テーマ・ゲストを決め、事前に告知&紹介する
毎日、6curryZoomのテーマ・ゲストを決めて事前に告知。
また、6curryZoomを開始する直前にインスタライブを始めました。その日のテーマに合うゲストにインスタライブに参加してもらい紹介することで、インスタライブでコメントをくれた人が6curryZoomにも遊びに来てくれるように。日々のテーマとゲストを決めるようにしたことで、で話すトピックが決まり、話がより盛り上がるようになりました。
2.ファシリテーターを1人決めておく
ファシリテーターを1人に決めておき、場を回すことを意識するようになったことで、全体のコミュニケーションがスムーズになりました。
また、参加のコミットを全体的に満遍なくするようにしたり、初めてZoomに参加した人へのフォローや、参加した人同士が繋がるように紹介したりしました。
3.コミュニケーションの補助としてGoogleスプレッドシートを導入
これはぜひZoomでの飲み会等でも試してみてほしいのですが、Googleスプレッドシートを併用するというアイデア!(※こちらは氏くんさんのアイデア:スプレッドシート飲みを取り入れさせて頂きました。)
場での発言と同時並行でテキストでのコミュニケーションができることで、話題が複数になりました。
また、自己紹介のページを作ったことで、毎回全員と自己紹介をしなくても、自己紹介ページを見たら、誰がいるのかが全員にわかるようになりました。おすすめです!
6curryKITCHENの価値は何だったのか?
改めて見つめ直して考えてみた
4月の1-2週間で反省、改善してきたこと。また、その結果をふまえ、さらなる改善に向けて考えていく中…私たちが改めて考えたこと。
6curryがオンラインで起こすMIXってなんだろう?
それには何が必要なんだろう?
(6curryKITHCHENがどういう場所なのかについてはこちら)
今まで6curryが起こしてきたMIXは何だったのかを考えました。
結論から言うと、6curryで起きているMIXの価値のひとつは、自分だけではつくれない偶然の出会い・セレンディピティにあるのではないか。
🌟新しい人との出会い
🌟新しい価値観との出会い
🌟新しいコトとの出会い
そういう出会いがある場所であること、そしてその新しい出会いとの関わり方を自分で選べる(カレーを食べながら聞いてるだけでも、仲良くなっても、30分で帰る日があってもいい)ことがよかったんじゃないかなと。
それに照らし合わせると、今の6curryZoomは2つの大きな問題を抱えていることに気がつきました。
1.関わり方の濃淡を参加者が気軽に選べない
2.偶然の出会いが起きにくい
1.関わり方の濃淡を参加者が気軽に選べない
何人かの方々が指摘している通り、Zoomには特有のコミュニケーションが存在しています。
場の話題がどうしても一つに限定されてしまったり、場に話していない人がいるとファシリテーターが気になって話しかけたり。その場の話題が自分の興味とちょっと違ったりした時にもそっと場を離れるわけにはいかない…
全員を楽しませることの難しさを痛感する日もありました。
2.偶然の出会いが起きにくい
上記の通り、Zoomだと基本が「参加する」ことになるために、最初の参加のハードルがちょっと高いんだと思います。のぞいてみて、「やっぱりやめた」っていうのが難しそうなイメージありますよね。参加したことがその場にいる全員にわかってしまうし…。
テーマを決めたことで、わかりやすさや盛り上がりが出た一方で、わかるテーマ以外は参加しづらくなり、「思ったより面白いな!」や「知らなかったけど楽しい!」という「テーマとの出会い」を作れなくなってしまった気がしました。
また、全体での会話がメインのため、Zoomで初めて出会った人と仲良くなるのが難しかったように思います。自発的に個別で会話することが難しいため、なかなかお互いを深く知ることができなかったのかも。
ファシリテーター対全員となる構図を崩すことがなかなかできず、誰かと誰かの出会いを起こす、ということが難しかったと感じています。
🍛🍛🍛
まとめとお知らせちょい出し
まずは集まる場所をオンラインに作ろう!そこで6curryKITCHENみたいな体験を作っていけば良いんだ!と意気込んで始めた6curryZoomでしたが、この1ヶ月でわかったことは
6curryの思い描くMIX体験をZoom“だけ”でやるのは難しいかも…!
ということでした。
すでに知り合っている同士や、少人数での飲み会などは、Zoomでも成立すると思います。また、ワークショップのような1対Nが合うコンテンツの時には、使いやすいと思います。(あと、仕事の打ち合わせ!いつも使わせてもらってます!)
ですが、不特定多数の人たちと、新しい人やコトと出会える場所として機能させるには、まだまだ改善のポイントや検討の余地がありすぎるかも。
🤗🤗🤗
…ということで、
5月からオンラインの6curry体験をリニューアルします!
長くなってしまったので、リニューアルについてはまた後日。
メンバーの皆さんには【 4月29日に行う予定のオンライン会員総会にて 】お知らせさせていただきます。(参加無料、昼 / 夜2部制)
🔻会員総会詳細
■ タイムスケジュール
🌞昼の部:4月29日(水)13時〜
🌛夜の部:4月29日(水)21時〜
■ 会員総会の参加方法
メンバーさん向けに、6curryの公式LINEと、COMCOMに登録いただいているメールアドレスまでご案内しています。(一般の方も見学可能です)
■ 会員総会の開催ツール
Zoom
※アプリがあるとスムーズに視聴できますが、アプリのダウンロードしなくても閲覧することはできます。
👪LINE登録・会員総会参加はこちらから👇
また新しいMIXを、
たくさんの人と一緒に作っていけることを願って。
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