禁酒1か月3日目

今日は配属先の支社へ行って上司3人と面談してきた。

支社の担当する領域、顧客、
それぞれの部署の棲み分け等のガイダンスがあった。
9月1日から復帰できるよう人事に掛け合うそうだ。
支店長、技術部長、営業部長
皆とても優しかった。

僕は酒に飲まれ、刑事事件を起こした。
事件が発生したタイミング等の事情で、
被害者様との折衝は人事の方がしてくださった。
多くの人に多大なる迷惑をかけてしまった。
間違いなくクビだと思っていた。
今日上司の方々と話して、
本当に寛大な会社だと改めて感じた。

働くことができるということで、
最悪のシナリオは回避できた。
ただそうなるとやはり弁済金の支払いという現実的な問題が前面に押し出される。
被害者様のフロントに立っていたのが会社ということで、
弁済金は会社が立て替えてくださっている。
幸い生活費は下宿していた時よりは抑えられるが、
社会人1年目で背負うにはあまりに大きすぎる金額だった。
どうやって返済していけばいいんだろう。
実家にもお金はない。
僕の実家は自営業だ。
父がサラリーマン時代からコツコツ貯金してきた金で
僕は大学を卒業させてもらえた。
やっと自分という重荷から親を解放できるとそう思っていた。
卒業してから就職するまでの春休み実家に帰った。
DIYが趣味の父親は自作のキャンピングカーを作っていた。
趣味の釣りで使うそうだ。
生活が安定したら、
冬のボーナスで釣り具を一式プレゼントしようと思っていた。
沢山しんどい思いをさせてしまったから、
今後は趣味に没頭して欲しかった。

そんな父は僕のために借金をしようとしている。
もう迷惑を掛けたくない。
幸せに暮らして欲しい。
稼がなければ。

うちの会社では副業は黙認されている。
ランサーズでライティングの案件を発注頂けた。
IT関連の記事書き終えて1300円の収益を得た。
弁済金の額からするとあまりに少ないが、
少しでも実家の生活を支えたい。



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