再々発治療の雑記⑤ ~旅行②~
タイトルは旅行②ですが、ほぼ旅行の話ではないです。
もし次の旅行が叶うなら…という気持ちの部分を書いていきます。
▼旅行の思い出
① 写真が嫌い
旅行に写真はつきものですが、私は写真が嫌いでした。正しく言うと、写真というか『過去の自分』が嫌いでした。
成長欲求が以前が今以上に強く「昨日より今日、今日より明日」の精神だったので、過去の自分を見返すのが好きではなかったんですね…。
そんな感覚でいました。
② 自分の写真がない
当然ですが、自分の写っている写真はかなり少ないです。家族(妻)との写真もあまりありません…。
元気なころの記録を残しておくべきでした。
少々不謹慎ですが、遺影なんてどうするのでしょう…というレベルです。
③ 小さな後悔
病気になって思うのは、本当に申し訳なかったという気持ちです。
普通の人であれば、旅行に写真はつきものですよね?私のワガママに付き合ってもらいながら旅行をさせてしまったことへの反省でいっぱいです。
思い出はちゃんと胸の中にあります。
げそ天板そばのそば屋から銀山温泉へ向かい(山道を30~40分かかる)、温泉についた時に私のスマホが無いことに気づき、そば屋に電話して(ちゃんとあった)またその道を戻ったこと。
仙台空港から加茂水族館へ向かい、山形の広さを思い知りつつようやく着いた時にとんでもない豪雨にあったこと。
寒河江農協センターで後先考えずに果物を買って、キャリーケースに入らずにケンカしたこと。
ちゃんと覚えています。胸の中にあります。
※それぞれの場所の詳細はこちらから
ただ、自分の写真嫌いを通してきたことは、今思うと少し自分勝手だったかもしれません…。
④ 発病とこれから
悪性リンパ腫に罹患してからの、写真はたくさん撮る(自分も写る)様にしています。
子供が生まれたので、子供の写真がメインになりますがちゃんと自分も写る様になりました。
髪の毛もなく、やせ細って色白い自分です。
そんな自分を写真に残すなんて、健康だった自分からすれば、ありえない思考です。
でも今はそんなことは関係ありません。
自分のためじゃなく、家族のために写真を残そうと思います。
この言葉が身に沁みます。
やれることをしておかないと、やれなくなったときに後悔します。後悔はたくさんあるけど、もう戻れないから仕方ありません。
これから出来ることをします。
…とりあえずは山形の取り寄せですかね 笑
▼ さいごに
その場所で、その瞬間でなければ感じられないことがあります。
旅行が行ける体になるかは分かりませんが、最期の瞬間に後悔を出来るだけ小さく出来る様に、出来ることをやっていきたいと思います。
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