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【函館編③】秋のゴールデンカムイ聖地巡礼一人旅~函館市北方民族資料館・函館山~

こんにちは、むむにんです。
北海道ゴールデンカムイ聖地巡礼レポ、今回は【函館編③】です!
1日目の夜に訪れた、函館市北方民族資料館函館山などの写真を載せていいたいと思います📷

▼函館編①はこちら
函館の1日のスケジュールも記載しています。

▼函館編②はこちら

①函館市北方民族資料館

▶17:10
旧イギリス領事館を出発、次に向かったのは函館市北方民族資料館です。
こちらは、アイヌ民族をはじめとする北方民族の資料を収蔵・展示している資料館。ゴールデンカムイ的には、北海道アイヌはもちろんのこと、樺太アイヌやウイルタ、二ヴフに関する展示も見られるのが嬉しいポイントです!!
また、ユーモア溢れる「館長の一言解説」が有名で、それも楽しみにしていました。

〈アクセス〉
市電「末広町電停」下車 徒歩すぐ
函館バス LCSA元町「北方民族資料館前」下車 徒歩すぐ
※今回は旧イギリス領事館から歩いて向かいました。
〈営業時間〉
・4月~10月:午前9時〜午後7時
・11月~3月:午前9時〜午後5時
〈料金〉
大人300円
※函館市文学館、旧函館区公会堂、旧イギリス領事館との共通券もあります

▶17:17
函館市北方民族資料館に到着。旧イギリス領事館からは、坂道を下るだけなので楽ちん。おすすめのルートです。
また、一般的な博物館は閉まる時間が早く、聖地巡礼でのスケジュールに悩むことが多いのですが、こちらは夏季は19時まで営業しています。ありがたい…!

大通りに面しているので分かりやすい。

建物に入ってすぐの所で、なにやら気になる案内を発見。

既に館長の解説が面白い

こちらの建物は、大正15年に建築された、元「日本銀行函館支店」。昭和29年に増改築され、平成元年に「函館市北方民族資料館・石川啄木資料館」として生まれ変わり、平成5年から「函館市北方民族資料館」となったそうです。ドアやトイレ、廊下、壁など、昭和(中には大正時代のものも?)の雰囲気を感じながら展示物を楽しむことができます。

受付でチケットを購入。最初にご対面するのがこちらのオブジェ。アイヌの伝説に出てくる妖精、「コロポックル」です。

「蕗の下のコロポックル」

「ポックル」といえば、北海道土産「じゃがポックル」を連想する方も多いはず。カルビーのHPに、分かりやすい説明が載っていたのでシェア。

コロ・ポックルとは、アイヌ語で 蕗(ふき)の下の人 を意味し、アイヌ伝説に出てくる妖精です。
恥ずかしがりやのため、人前に姿を見せることはありませんが、夜中にこっそり食べものを置いていくような、優しい心を持ち、幸せをもたらしてくれる神様として伝えられています。
「じゃがポックル」は、じゃがいも コロポックル を組み合わせた造語です。

カルビーHP「じゃがポックル」の【ポックル】の意味について教えてください。」

アイヌ文様

【装い】

アイヌの衣装がずらっと並んだ光景に目を奪われました。アットゥシはゴールデンカムイ展などで見たことがありましたが、これだけの数の衣装が並んでいるのは初めて目にしました。圧巻です…!

一つ一つに解説がついています

・樹皮衣(アットゥシ)

6巻50話『春雷』
谷垣「軍服は目立つからアットゥシを着るようにした 着心地は意外といい」

・チキリイミ(刺しゅう衣)

刺しゅう衣は北海道アイヌなども着用しますが、これは樺太アイヌの刺しゅう衣だそうです。館長コメントでは、柄がシンメトリーでないところが珍しいとのこと。なんとなく、エノノカちゃんの雰囲気を感じました。

・頭巾(コンチ)

浮気ダメ・絶対

・刀掛帯(エムシアツ)

色々なデザインがあってお洒落。

戦闘用の刀をぶら下げるための物ではなく、あくまでも儀式や祭りに使う刀を身に着けるための物。

・魚皮製靴(チエプケリ)

5巻48話『キロランケ』
「靴や小刀の鞘にも魚の皮を使う」

魚の皮を使った靴。先日の実写ドラマでも、アシㇼパちゃんのセリフに出てきましたね。

・陣羽織

この陣羽織は、アイヌ民族が、和人との交易で手に入れた和人の着物。仕立て直しなどはせず、そのままの形で着用していたとのこと。
普通は、和人から手に入れた着物は仕立て直したり、衣装に張り付ける文様に流用したりすることが多かったので、この一点は貴重なんだそうです。

・マタンプシ

アシㇼパちゃんの物よりシンプル。

・テクンペ

8巻76話『カネ餅』
「アイヌの女は好きな男にテクンペを作って渡すんだ」

・ニンカリ(耳飾り)

ゴールデンカムイでもお馴染みのニンカリ。
儀式や祭りのとき以外はあまり着用しないため、普段は耳の穴が塞がらないように赤い布などを通していたとのこと。

【ウイルタ民族】

さて、ここからはウイルタの生活用具コーナーへ。尾形ファン必見。

≪とあるマンガ≫

館長談「治療用の帽子は、おそらく北海道のアイヌ文化には無いものです。とあるマンガでは登場するシーンが多いのでご存じの方もいるかも知れません。
そう。治療用の帽子と言えば、これです!

17巻165話『旗手』
尾形が被せられた治療用帽子「アーリプトゥ」

作中では、「病魔をはらうウイルタの鉢巻」と紹介されていました。ペラペラで頭の部分も十字の編み込みがしてあるだけ。編み込みの隙間から病魔を追い払うんでしょうか?実物を見ても、一般的な帽子としての用途ではなく、あくまでも治療用だということが分かります。「被る」というより、「ちょこんと載せる」、というニュアンスがぴったり。

165話の該当ページは、上半分が203高地で軍帽に外套のフードを重ねているあまりにも不穏な表情の尾形、下半分はアーリプトゥを被せられて具合の悪そうな尾形。。その対比に心を抉られます。。

帽子の横に展示されていたのは、「トナカイの木偶」。

16巻159話「ウイルタ民族」
アチャと遊びながら「オロチックウラー」について教わるアシㇼパ

アシㇼパの回想シーンで出てきたトナカイのおもちゃじゃないですか…?!!
幼いアシㇼパに一人でヒグマを倒すことを強要する等、何かと教育方法に異論が続出するウィルクですが、私はこのシーンを読んだ時に温かみを感じました。アシㇼパはお人形遊び的なものは好きじゃないだろうな~と思っていたので(教えているのは狩りについてだけど、、)こんな時間もあったんだなと。
ウイルタの文化まで教えていた姿からは、"山で潜伏し戦えるように”育てただけでないのではないか…という気持ちになります。

帽子の左側には、「獣皮製煙草入れ・パドゥ」が展示されていました。トナカイ皮で出来ているそう。本当にトナカイが生活に欠かせないということが分かります。

ウイルタの民族の衣服

【道具】

・マキリ

一口にマキリと言っても、デザインは様々!
28巻272話『イポㇷ゚テ』
「マキリを…作る練習がしたいです」

当方、菊田さん推しなもので(n回目)、272話の回想シーンが大好きで…。ここからは最近某Xで呟いた話なのですが。

菊田さんと有古って、第七師団の名のあるキャラクターの中では、日露戦争で一番深手を負い復帰した二人だと思うんです。なんたって、2年間も療養してたんですから…。

「誰にも見つけてもらえず 俺とお前はお互い死んでいないか声を掛け合い一晩過ごした」のようなエピソードって、菊田さんと有古の回想でしか出てこないんですよね。鶴見中尉も月島も爆撃により重症を負いましたが、周りに第七師団の人間が大勢いたので、すぐに手当を受けることができて、杉元に橇も譲ってもらい……なんとか助かった。尾形や宇佐美、谷垣も、死闘をくぐりぬけたとはいえ、深い傷は負わずに帰ってきたわけで。それだけ彼らが優秀だったということですが。(なのに北海道で崖から落ちて傷を作った尾形よ……)

特務曹長という、一般の兵士の中では一番上の立場であるはずの彼が、誰にも見つけてもらえず塹壕の中で一晩過ごしたという事実だけで私はどうにかなりそうです。有古の顔の包帯は、菊田さんがその場で巻いてあげたんだと思います。

大幅に脱線してしまいました。

「渾身の想い」を込めて作るマキリ・・・

男性から女性へ贈り物をする、というのはどこの文化でも見られる行為だと思うのですが、やっぱり「自分の手で作った物を」というのは素敵だなあと思います。価値が決まっている物は誰からもらっても一定の喜びが保証されるけれど、手作りの物って、好きな人からもらったらこれ以上ないほど嬉しいし、何よりその手間と時間が愛おしいです。
でもアイヌはマキリの出来栄えで相手の生活力を測るので、ロマンチックではなく結構シビアなのかもしれません…。

≪あの人気マンガのヒロイン≫

・ストウ

2巻13話『憑き神』
乱用は許されない
≪あのマンガ≫

・喫煙具(タンパコオプ)

≪かのマンガ≫

・錐

柄の部分にもしっかり模様が入っていてお洒落。

・狩猟道具

中央の槍は樺太アイヌの物。大きい…!!
1巻1話『不死身の杉元』
「アイヌ民族の毒矢には効力を高めるために様々な物が混合され その製法は各家で異なり秘伝として受け継がれた」」

・スキー

3巻23話でアシㇼパちゃんは山枝を使って斜面を滑り降りていましたが、こういったスキー板もあったんですね。

・犬ぞり

これはカムチャッカ半島に住むイテリメンという民族の犬ぞりだそうです。確かに、ゴールデンカムイで樺太アイヌのヘンケが使っていた犬ぞりとは少し違う感じがします。乗る場所がお椀型のようになっていて、より風よけになりそうです。

・楽器

6巻50話『春雷』
「そのトンコリ……懐かしい アシㇼパの父親が樺太で手に入れたものだ」
2巻11話『アイヌコタン』
「ムックリ」

【儀礼・信仰】

・熊送り

個人的に興味を惹かれた、「北方圏の熊送り分布」の図。
ゴールデンカムイで印象的に描かれていた儀式「イオマンテ」は「飼い熊型」ですが、もっともっと北の地域では、「狩り熊型」というのもあるんですね。

・イナウ(木幣)

12巻113話『さよなら姉畑先生』
「木の削りかけであるイナウは人間からカムイへの贈り物だ」

・木像(二ポポ)

・太鼓

17巻164話『悪兆』
トナカイの皮製太鼓
164話「ウイルタ民族はツングース系民族間で信奉されているシャーマニズムの思想を持っている」

尾形を治療してくれた「サマ」の人と同じようなスタイル。

【地図・絵】

・蝦夷国全図
1785年に描かれた北海道の地図。なんと、金山があります。

詳しい解説
もうほとんど言っちゃってます(笑)

・アイヌ酩酊の図
キャプションを撮り忘れましたが、和人が描いた絵だったと思います。当時の和人の絵は、アイヌに対する偏見によって、事実とは異なる描写が多いとの説明書きがありました。(怖い顔つきにしたり、実際は靴を履いているのに裸足にしたり等)

【おまけ】
本のコーナーにはゴールデンカムイもありました。

函館市北方民族資料館は、噂通り館長解説が面白かったです。「展示物→キャプション→館長の一言解説」の順番で読むことで、正しい情報を知りつつ、一方でこんな風に捉えても良いんだ、当時の人間の気持ちを妄想してみても良いんだ、という感覚になり、楽しむことができました。普段あまり博物館に行かない方にもおすすめできるスポットです。

②ハセガワストア 函館駅前店

さて、この日の予定は、残すところあと1か所のみ。函館山の夜景を観に行きます!!
今回は19:25函館駅発の「函館夜景号」というバスを予約しているので、それまでの時間に函館のローカルフードを食べることにしました。

▶18:12
函館市北方民族資料館を後にして、市電「末広町電停」へ。
ここでちょっとしたアクシデントが。北方民族資料館のアクセスには、末広町電停まで「徒歩すぐ」と書いてあって、資料館に入る時にもすぐ右手に停車場があるのを確認していました。そのため市電が来る時間の5分前に出れば十分間に合うと思っていたのですが、なんと末広町停留場安全地帯の改良工事が行われており、停留場位置が移動していたのです、、!
仮設停留場は180m先だったので間に合いましたが、暗くてよく分からず、人も少なかったので焦りました💦(11月27日から元の場所に戻るようです。)

しかも、乗るはずの電車の行き先表示が何だかおかしい。

写真の奥が北方民族資料館。

函館駅に戻る方面の電車なのに、なぜか車両の行き先が「函館どつく前」になっていたのです。でも、電車が向かう方向的に絶対これだよな…と思って乗り込みました。
この市電に乗って無事に函館駅に到着。多分、表示が間違っていたのでは?と思います…。ヒヤヒヤ。

▶18:25
電停函館駅前に到着。歩いて5分足らずの「ハセガワストア 函館駅前店」にやって来ました!

赤い看板が目印。

ハセガワストアは、大きなやきとり弁当の看板がかかった屋根が目印ですが、函館駅前店はテナントビルに入っているためシンプルな外観でした。

「ハセガワ」の文字にびくっとする金カムファン

店内に入ると、注文用の用紙とペンが置いてあります。メニューから好きな商品を選んで、注文書に描いてから店員さんに渡すスタイル。それから焼いてくれるので、いつでも出来立てのお弁当が食べられます。お店に入ったら良い匂いが充満していてたまりませんでした😋
お昼が遅めだったので、やきとり弁当(小)を注文。フードコートにあるような呼び出し機を渡されて、店内で待ちます。ペットボトルの飲み物や、ハセガワストアのオリジナルグッズなどが並んでいました。
10分ほどで出来上がりました。そのままホテルに直行です!

本日のお宿

ここで、悲しい事実が判明……。
1泊目のホテル「ルートイングランディア函館駅前」は、天然温泉の大浴場があるのですが、なんと外壁工事中で女湯と男湯を時間で区切っての運用になっていたんです。で、それを知ったのがこのタイミング。
女湯は18:30~21:00、その次が24:00~26:00とのこと。
函館夜景号のバスは、19:25函館駅集合~20:40函館駅到着
完全に丸被りです、、、。

泣く泣く大浴場は諦めて、函館山から帰って来てからお部屋のユニットバスに浸かりました。こちらのホテルは天然温泉が決め手で予約しただけに、かなり悔しかったです。
工事は仕方ないけど、12時にキャリーケースを預けに行った時に教えてくれれば、予定を調整出来たのに……。今言う?!という感じでした。でも旅にトラブルはつきものなので、気持ちを切り替えて、やきとり弁当をいただきます。

のるちゃん達を乗せたくなるサイズ。
中身はこんな感じ!

ご飯、のり、やきとり串3本。シンプルながら絶品。バクバク食べてしまいました。昼間から歩き回って疲れた体を休めていたら、予約していたバスの時間ギリギリになっていたので急いでバスのりばに向かいます!

③函館山

【函館夜景号】

函館山についても、旅行の1週間前に衝撃的な事実に気付きました。
10月18日から11月10日まで、函館山ロープウェイが法定点検のため運休になっていたのです。

オフシーズンは各種料金が安く、人も少ないので快適ですが、こういったメンテナンス期間に重なってしまうことが多いので注意が必要だということを学びました…。

さらに、10月1日から11月10日までは午後4時~午後9時にマイカー規制が行われています。夜景を見るために山頂へ行く手段は、バスしかありません。函館山登山バスは10分間隔で運行しているものの、普通の路線バスなので乗り切れない場合は次の便を待つことになります。特にこのロープウェイ運休期間は、毎年バスが大混雑するらしく…頂上へ行った後、帰るときもなかなか乗れず寒い中待たなければいけないという情報を目にしました。

そこで見つけたのが、「函館夜景号」という観光バスです。

こちらのバスは、函館の各ホテルや函館駅で予約した人をピックアップして、観光名所を周りながら函館山の頂上まで連れて行ってくれます。価格は時期によって変動しますが、私が行った10月下旬は2500円でした。

〈便数〉
1日1本
〈料金〉
【2024年度上半期】
・4月1日~4月14日(一部ロープウェイ)大人4000円、小人2200円
・4月15日~9月30日(全ルートバス)大人2000円、小児1500円
【繁忙期】
・4月26日~5月6日、7月12日~8月19日、9月14日~9月23日(全ルートバス)大人2500円、小児2000円
【2024年度下半期】
・10月1日~10月17日(全ルートバス)大人2000円、小児1500円
【繁忙期】
・10月18日~11月10日(全ルートバス)大人2500円、小児2000円
・11月11日~2025年3月31日(一部ロープウェイ)大人4000円、小児2200円

函館山登山バスが片道500円なので、倍以上の値段はしますが、確実に乗れる・帰って来れるという安心感には代えがたいですね。また、頂上まではカーブが続くので、普通のバスで立ちっぱなしはしんどいと思います。バスガイドさんも付きますし、フカフカの座席に座って頂上まで行ける快適さに見合った金額だと思います。
見つけた時には残り1席だったので、慌てて予約しました。皆さん事前にロープウェイの運休を把握して予約されていたんでしょうね。素晴らしい。

▶19:25
函館駅前12番のりばから、函館夜景号に乗車。既に各所のホテルから乗り込んだお客さんでいっぱいになっていました。バスガイドさんからシールをもらって、見える位置に貼っておきます。
一人旅なので、こうして一時だけでもグループの一員になれると嬉しかったりして(笑)

バスは函館山に向かいながら、道中の観光スポットをめぐります。先ほど訪れた旧函館区公会堂の前や、八幡坂も通りました。車窓から眺めるだけにはなりますが、各スポットの前ではスピードを落としてくれたり、車内の電気を消してライトアップを楽しめるようにしてくれたりと、サービス精神がすごかったです。バスガイドさんの解説も分かりやすい。

車内から撮影。

いよいよ函館山の登山道へ。道中も何か所か夜景を望めるスポットがあります。ぐるぐると峠道を登っていくので、左右どちらに座っていても夜景チャンスがあります。

頂上からの夜景が素晴らしいことは言うまでもないですが、峠道から望む夜景も建物が大きく見えて綺麗でした!ロープウェイだと、ずっと街を見下ろしながら上がれるんでしょうか。

【山頂】

▶19:45
函館山山頂に到着!20:25まで各々自由行動です。

20巻199話『坂の上のロシア領事館』
「音之進~~!!」

まさに100万ドルの夜景とはこのことか…圧巻の景色でした。

30巻291話『骨董品』より、ゴールデンカムイ函館湾海戦の戦況はこんな感じでしょうか。

30巻291話『骨董品』

門倉たちがいたのは、もう少し左側かもしれません。
山頂からは、五稜郭タワーを肉眼で確認することが出来ます。この位置関係!距離感!実際に現地を訪れてみないとわからないことです。感激!

ベストタイムは日没の10~30分後、空がまだ青い時間帯が一番綺麗だそうで、人気があります。さすがにこの時間になると、人はまばらでした。先日、某充電旅で函館山を訪れていたんですが、人がわんさかいて写真も撮れない…みたいな状況でした💦ゆっくり夜景を眺めて写真を撮りたい方は、遅めの時間がオススメです。

菊田さんのアクスタ撮りを試みるも、ブレブレ。

屋上展望台から階段・エレベーターで2階に降りた所に売店もありました。

▶20:25
再び函館夜景号に乗り込み、乗車した場所まで送ってもらいます。帰りの峠道からも夜景が見えて、どんどん街に近づいていく感じが素敵でした。

▶20:40
函館駅前12番のりばに到着。バスを降りて、ホテルに戻ります。
駅の目の前に「ハコビバ」という商業施設があり、コンビニもありました。

ここにも新選組の「誠」

21時前にホテルに到着。これにて1日目終了です。

~滞在時間まとめ~

・函館市北方民族資料館 1時間
1時間でも全ての展示を見ることができましたが、じっくり見たい場合は2時間ほど必要かもしれません。

・函館山山頂 40分
じっくり眺めて、写真を撮って、お土産も見ましたが、40分で十分でした。
バスガイドさん曰く、寒すぎて集合時間よりも前にバスに戻ってくる人も多いそうです(笑)

◆行けなかった聖地(函館編)

▼こちらの記事の「妥協ポイント」と重複する内容になります。

・旧ロシア領事館

誘拐された鯉登少年の三輪車が見つかった場所であり、アイヌ達が最初に金塊を隠していた場所。言わずと知れた大聖地ですが、2025年春まで改修工事中
ネットに覆われていても良いから一目だけでも…とも思いましたが、この旧ロシア領事館だけ少し離れた所にあり、せっかくなら工事が終わってからにしようということで、他の場所を優先しました。

・大沼公園

函館編で鯉登少尉が鶴見中尉に差し入れた大沼団子のお店があります。
函館から電車で約40分と比較的近いのですが、電車の本数が少なく、函館1日ではどう頑張っても無理でした。せっかく紅葉のベストタイミングだっただけに悔しい…函館は2日間が理想ですね。

・湯川寺

門倉・キラゥシ・マンスールが駆逐艦に向かって大砲を撃つシーン。
回天丸の主砲が隠されていた洞穴の前に鎮座していた観音像が印象的ですが、そのモデルとなった西国三十三観音があるお寺です。
江戸時代に函館山に設置された後、函館山が日本軍の要塞となった明治30年代に山から降ろされ、湯の川地区に移されたそう。
湯の川温泉は電停五稜郭公園前から市電で16分なので、最後まで行くか迷いましたが、他の場所の閉館時間などを加味してこちらも諦めました…。悔しい。
※現在の函館山にあるのは、第二次世界大戦後に設置された別の三十三観音像。


3泊4日の北海道ゴールデンカムイ聖地巡礼一人旅、やっと1日目の旅行記を書き終わりました。
函館は1日でなんとかなるかな、と思っていましたが、全然足りなかったですね。4日間を通して色々なところに行きましたが、個人的には聖地巡礼に関係なく、町そのものに一番魅力を感じたのが函館でした。夕方に元町を歩きながら船の汽笛を聞いたときの、静かで落ち着いていて、でも何となく寂しい気持ちが忘れられません。また必ず訪れて、今回行けなかった場所にも足を運びたいと思います!

さて、次回は小樽編をお届けする予定です。
頑張って最後まで書き続けよう!


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