あお

1つとして同じもののない不幸を愛していきたい。

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恋とか愛とか

恋とか愛とかいうのは深まれば深まるほど、 ぼやぼやと曖昧だった境界線が はっきりしてくる。 エゴを押し付けないのは 相手を思うからこその選択。 でも果たしてこれは何だろうと思うわけ。 あなたと私はなんなんだろう。 このもやもや、親密になればなるほど 気付かされる。 あなたと私がソウルメイトでも、 アダムとイヴでも、 やはりどんな運命でも、 他人以上にはなり得ない。 二人の関係に名前が付いたとしても、 あなたにはあなたの人生があり、 最も大切なものがあり、私には私のそれ

    • 悲しみを否定しないで

      何をしても落ち込んでしまう日。 良いことも見事に全部のまれてしまう。 誰に励まされても、褒められても、 与えられるものではいけないのだ。 与えられるものでは。 時間が経てば解決したような気がして、 そんなこともあったなぁー、と思うようになるのは知ってる。 でも、本当に無くなったのだろうか? 悲しみは。 ずっと胸の奥底に住みついている泣き虫は、 いつまでも消えていない。 たまに顔を出して、消えて、また現れて。 私しかその悲しみの全貌を知らないし、 私が唯一悲しみを抱き

      • 不幸のはじまり

        自分のための調べ物はとても良いが、他人について調べることは一切自分のためにならなかった。 そうとわかっていても、気づけば不幸の扉を叩いている私がいる。 流れ込んでくる情報は時に真実を隠したり、 印象を変えたりする。 知らない時はわくわくして楽しかった。 知ってしまったら、あの楽しさは過去になり、もう戻れない。 さらには、絶望して閉じこもっている。 知らないふりをする。 戻れないなら、戻ったふりをする。 そんな感じでやり過ごす? ただ、我慢は禁物。 それが辛いのならやめ

        • 毎日が人生

          最近、習慣について考えている。 本当に習慣が人を作るんだよなぁ。 よく、あの人は才能があるから、という言葉を耳にするけど、才能だって、ただそこに置いてあるだけなら無いのと同じ。 才能は生まれもったものもあるかもしれないけど、日々どう生きているか、その習慣が人を作るんだろうな。 だらだらと過ごしているのもいい。 でも、自分の才能を生かして輝いている人が 羨ましいのなら、努力しなければならない。 羨ましがったり、才能を妬んだりする 資格はないんだから。 その人はそれ

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          夢の途中

          まだまだ消えない夢 ずっと何かに追われているような感覚 だけど、もう、 ずいぶん遠いところまで来たみたい 元の場所に戻る体力はないし、 ただここにいても死んでいくだけ 大事なものは昔からそんなに多くはない いつも持てる分だけを持っていく それでも失ったら悲しい でも、きっとまた歩いていく 晴れた日はたくさん光を浴びて、 雨の日はお休みをする ただ、気まぐれに歩いていく ふらふらと生きて、 歩いていれば何かに出会い、 別れて、死んでいく。 雨が降り、山から水が流

          夢の途中

          新幹線のWifiくらい不安定な繋がり

          「恋はするものじゃなくて、落ちるものだ。」 確か、江國香織さんの小説で読んだ気がする。 じゃあ、結婚はなんだろう。 そもそも「結婚」という言葉がいまいちピンときていない。 「生涯をともにするパートナー」ならまだなんとなく。 個人的には、このまま独りで死ぬのが怖いから、せめて人生を一緒に歩んでくれる人がいたら嬉しいくらいに思っている。 でも、好きになった人と一緒になりたいか、と言われると難しい。 最近はそう感じるようになった。 昔は、村上春樹の「チーズ・ケーキの

          新幹線のWifiくらい不安定な繋がり

          ふつうの結婚

          どんなひとと結婚したいですか? 生涯のパートナーを選ぶには、具体的な将来像を思い描いておきたいと思う。 もちろん直感も大事だけど、 一つは譲れないことを持っておきたいところ。 私の一つは、私の味方であることだ。 今日、はっと気づいたのでここに書き留める。 きっとまた考えは変わるから今の私をここに。 話を戻そう。 「私の味方になってくれる人」 甘やかしてほしいという意味ではなく、 ちょっと人と違うところがあったり、譲れないこだわりがあるところを気にしないでそっと包み

          ふつうの結婚

          鼠捕りだと知っていても

          恋はくるしい。甘く、くるしい。 ずぶずぶとぬかるんでいって、 気づいたらもう身動きが取れなくなっていく感覚が、鼠捕りのようだと思った。 甘い餌に釣られて、足を踏み入れたら最後。 人間はそれが鼠捕りだと知っていても、 行ってしまうことがある。 賢いのに、馬鹿だなと思う。 私は、もう二度と辛くなりたくないという気持ちが先行してしまうくせに、全然うまくいくか分からない恋に突き進んでしまう。 何回やったら懲りるんだろう。 飽きるまで、死ぬまで。 わからないな。

          鼠捕りだと知っていても

          FM802

          気にかけてくれている 大事にされている、ということ 思いやりをもって接すること 充電が切れそうなとき 使ってください、とか、 運転、酔わないですか?とか、 眠くないですか?とか、 それはされて嬉しかったこと 顔がすごく好きではないけど、 一緒にいて楽しいひとは、FM802をかけていた。心地よい時間だった。 一緒にいて、嫌じゃない。疲れない。 感覚が合うっていうのは、すごく大事なことのように思う。 でも。 約束がないと不安になって、 さよならが、本当にもう二度と会えな

          夜に染みる

          夜に染みる

          そうゆうことじゃないんだよ、

          暗くて、湿っぽくて、嫌だな、と感じるところに誰だって行きたくない。 でも、人には心があって、欲深くて、もちろんきれいなところだけで出来てるわけじゃない。 不幸に寄り添うことについて、 悲観的で、ネガティブだという人がいるけど、そうゆうことじゃないんだよなぁって思う。 元気な状態の人から、お前は悲劇のヒロインかよ!って思われたりするけど、そうじゃないんだよ。 暗くて、湿っぽい部分なんて、 いつもは忘れてるだけで、みんな持ってる。 みんな、持ってるんだということを忘れてい

          そうゆうことじゃないんだよ、

          夏と水色

          夏はいつも暑くて鬱陶しい。 水色。できるだけ水色を見に纏うと、 少しだけ涼しいような気がしてくる。 少しだけ。気分も上がる。好きな色。 新幹線。生活から離れていく感覚。 どこへ向かうんだっけ。 どんどん遠くへ行く。緑が増えてきて、 深く息を吸い込んだら 自分が誰でもないような気がしてくる。 日常の煩わしい全てから解き放たれる。 私は自由だと感じる。 なんで働いているのか、 なんで我慢しているのか、 なんで従っているのか、 なんで顔を立てているのか、 なんで愛想良くしている

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          実らない恋は腐らず、ただ静かに次の開花を待つのだ

          わたしはなんだかよくわからないうちに人を好きになっている。せっかく一緒になるなら好き同士が一番いいに決まってるじゃんっていう思いがずっと根底にある。いつも自分から人を好きになってきた。でも、どれだけ好きで願っても、努力しても、向こうがわたしを好きになることはなかった。それでも、わたしは同じことを性懲りも無く、何度も繰り返す。痛くても好きは全てを見えなくしてしまう。ばかだな。 でも、わたしの周りにはそうじゃなかったりすれ、好きが溢れることもなく、アリかナシかで言えばアリだった

          実らない恋は腐らず、ただ静かに次の開花を待つのだ

          ただ10秒だけ森を見つめる

          休みの日、どう過ごしていますか。 私は、部屋から出ないどころか、スマホ画面を眺めて夜を迎えてしまうことがほとんどだ。 でも、今日は思わず見とれてしまうほど爽やかに晴れた日だったので、窓の外を眺めながら書いている。だから、今日は少しだけ格好つけた文章になっているかもしれない。 ほんの10秒でも晴れた空と、光に照らされてきらきらしている木々の緑を見ると、やっぱり私はこの時間を愛しているのだと気づく。なんだか、昔にもこんなことがあったような気がする。 仕事がうまくいかなくて

          ただ10秒だけ森を見つめる

          自分の正しさで他人を測ることについて

          こんばんは。話したいことがある日に限って、友人たちには予定があって孤独を感じる時、あるね。絶賛そんな感じなので、今日は書いている。 というか、本当に最高だね。書いている時だけは、やっぱり自由を感じる。 森の中にいるみたいな静寂。 「その人に何か一つだけ良いところがあれば、それで十分。」 これは私が高校の時から大好きな鷲田清一さんが朝日新聞のコラムに書いてた誰かの言葉。私は、「あなたこれもできないようじゃダメだよ。」って言われたら、全否定されたような気持ちになってしまう

          自分の正しさで他人を測ることについて

          恋人は身にまとうものに等しく

          何もかもが完璧だった。 わたしは比較的混んでいないあたりの席に座り、レモンスカッシュを飲みながら始まりを待っていた。 遅れてきた男を見て、やっと思い出す。 わたしは、ほのかな可能性にかけてこのイベントに参加し、そして、その賭けに勝ったのだと。

          恋人は身にまとうものに等しく