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真鶴日記 ~ひとやすみ号~

先々週から一昨日までの約2週間、毎日毎号2つトピックをつくり、「真鶴」をテーマに散文を書き続けた。#30まで毎日更新したい!と意気込んでいたのだけれど、ここらで少しひと休みしようと思う。

ひたすら同じことを続けるのもいいけれど、たまには立ち止まってみる。少し期間を挟んで、タイトルも内容もリニューアルしたい。今は、階段の踊り場にいるような気分だ。

以下、毎日コンスタントに文章を書き続けて気づいたこと、心に浮かんだアイデアなどをいくつか書き残しておく。

●感じたことを上手く言葉で表現できなくて悔しい(5/14)
その瞬間に何をどう感じたのかを、思うように言葉へ変換できないもどかしさがあった。ただ単に、起こったこと、見たものを客観的な事実として伝えることはできるのだけど、それに対して自分がどんなふうに、何を思ったのかという”心の動き”を描写できるようになりたいと思った。

●”とりあえず毎日やる”って大事(5/16)
始めてから1週間ほどだろうか。少しずつ書くスピードが上がっていることに気づいた。速く書けるようになることを目的にしていたわけではなくて、結果的に、そうなっていた。「どれだけしんどくても、とりあえず毎日やってみる」ことで何か生まれることがあるのだなと改めて気づくことができた。

●知識と経験、そのどちらも欠かせない(5/23)
基本的には、自分の視界に入ったものについて、考えた事、事実を語っていた。けれど、毎日同じ場所にいて行動パターンもそんなに変わらずとなると、やっぱり体験そのものについて語り幅を広げるには限界がある。同じものを見ていても、幅広い知識があれば、語り口も増え、色んな角度から物事を考えられるのだろうな、と思い、もっと勉強しなきゃと思った。

●カメラの勉強がしたい(5/23)
表現の領域がもっと広がるのだろうなと思い、写真の撮り方について学びたいと思った。

●一つの「モノ」として形にしてみたい(5/24)
ある程度の文章が溜まると、それを一つの冊子か何かにまとめて、形として残したいという欲が出てきた。このまちで暮らした、生きたのだという証のようなものを、記念に作ってみたい。自分以外の人からも、何か文章でも、写真でも頂ければ、もっと面白い作品が作れそう。「まち」を軸にモノづくりや生業を作りたい、という想いを再認識するきっかけにもなった。

途中、「書くことないなぁ」なんて思いながらも、毎日書いてよかった。元は、真鶴を去る時に、真鶴で生活したことが何かしらの形で残っていればいいなと思い始めたこの日記。

今後は、もう少し表現を工夫したり、物事について調べたりするためにも、毎日ではなくて、2週間とか、1ヶ月とか、ある程度の執筆期間を設けて続けていきたい。マガジンのロゴなんかも作れると、続けるのが楽しくなりそうだ。

最後に、何より一番嬉しかったのは、この日記を読んでくれる人がいたこと。細やかだけれど、誰かに届いているのだな、と思うと、その人たちとこの日記を通じて繋がれているような気がして、ほんわかとした気持ちになった。もともと文章を書くのは苦手だし辛かったのに、それでも毎日続けられたのは、そうやって、誰かと繋がっているような気持ちになれることが自分にとっての幸せだからなのだな、と気づくことができました。

では、See you soon!

またね〜。

おわり


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