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思えば道のり遠く、、、

久しぶりで、投稿いたします。

初めて還暦になり、8ヶ月ほどが経ちました。変な書き方ですが、そういう気持ち。

書き始めた頃は、53才で早期退職し(教職員)、還暦直前まで、幾つもの異種業にたずさわった私の「自伝」的な世界観の変化を綴っていくつもりでした。
しかし、「心が泣く」のを感じ、7日目からは書けなくなりました。

今、採石場へ向かうトラックが目の前を通り過ぎていきます。コンビニで、会社員であろう方が、急いでお弁当を食べています。車中のTVでは戦争のコメントが流れています。

今、私はなぜ外出しているのか?
体力的にも精神的にも働けなくなった私は、ピアノの他にも手芸が好きで、作った品物をネット販売しています。それを発送するため。
でも、いつの頃からか、「確認障害」の行為が、悩ませます。「本当に送るべきものを入れたか?」30〜40分はかかる。封筒から、出したり入れたり何回も、いや何十回も繰り返す。
疲れ果て、やっと諦めて封をする。それを120回以上やってることになる。(おかげさまで買ってくれる人がいてありがたい。)

もともと、47才の時の突発性難聴が先か精神的ストレスが先か?という感じなので、まだまだ、引きずっている。

目の前を行く採石トラックを見て、なぜか遠い若かりし自分のことが頭をよぎる。
私が新採の頃は、手書きのプリント、次第にワープロなるものが出始め、その次に、まさかのパソコン時代が。自費で求める。(これ当たり前の時代)。私が退職する頃には、パソコンは学校のもの、持ち出し禁止、USBメモリもまた然り。

この3月、まずは、同級生たち全て退職する。教育委員会の人も、校長も、教頭も担任、担任外も!
正直、私はほっとする。置いてきぼりを食った感覚(歪んだ心なのか?)が幕を閉じるからか?

今、私は、すっかり学校は遠い存在になっている。下校している小学生を見かけても心は閉じている。近所の小学校前を通ることがあっても、心は何も動かない。

仕上げた品物をいくらで売れば、どれだけの利益があるか計算している自分がいる。「こんなことする羽目になるとは思わなかった」と呟くと、夫は「まさかをやっているんだから、偉いじゃないか」と言う。しかし、心は喜ばない。褒められてるのかも知れないが!

今日も、オーダーが入った品物をこなしていく。ここ、3日ばかりそれが続いている。心は晴れない。きっと、「また、やらされてる」感覚が払拭されないんだろう!
物作りの社長(?)になったはずだが、、、

夕べ、ネットのプロフィールに、「受注製作しません」と書き加えた。早朝、さっそくオーダーが入る。「布がないので、、、」と呟く。これは、本当だからすぐ断れた。
部屋の壁に貼った「わたしはマイペース」の紙がわたしを見下ろしている。

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