どうもむずかしい、という人もいる

僕が悪いのか、相手が悪いのか、というはなし。
プロジェクトを承認する過程で、プロジェクトの概要を書き、その評価を付す。評価はA〜Dまであり、Aは採用、Bはやりたいけど、いますぐできない。Cはいつかやれればいいけど、熟度が低い、Dはやる必要なし。という評価。

今回の案件はどうもCになりそうだ、というのは分かる。それは、サラッと読んでパッとわからないから。ぼくは直接の担当者ではないので、そのようなあたりをつけておいて担当者にお仕事を頼む。担当者はしっかり文書を読み込み、そのCらしさを評価欄に書き込めば良い。
簡単言えばそう仕事だった。今回。

しかし、どうもそのCらしさというのをうまく表現できない人もいるのだな、ということが今回わかったのである。

その担当者は「プロジェクト内で実装のためのインセンティブ設計が検討されていないため、(中略)Cとする。」
とかいている。

しかし、実装のためのインセンティブ設計はプロジェクト外の構想であることがもともとわかっていた。なので、そこはどうでもいいのだ。だから、それはC評価にする理由にはならない。

そして、こう指摘する。
○大事なポイントではあるし、検討すべきことだと思うけど、プロジェクトで扱う必要が必ずしもないところだから、評価を構築するロジックにならないよね。他にCになるような不足点はあるかな?

こんな回答だ。
⚫︎大事ですよね?どうしてそれがC評価にする理由にならないか解りません。教えてくれますか?

(んん、今いったのやけども。。?)
○えっと、今回のスキームではね、プロジェクトの中で実装への道筋を一つに絞り切ることが主務ではないんだ。だから、あなたがいうようにそのポイントは大事だから、プロジェクトの中では実装につながるような関係者の特定や必要な手続きなどを明らかにしておくと、プロジェクト実施後につながるかもしれないし、そういう活動はあってもいいよね。将来的な道筋をつけるためにはそういうことは必要だね。

⚫︎わかりました、私なりに理解すると、意識改革のプロセスとアプローチが不透明なためC、ということですね?

(違うなぁ。)
○えっと、だから、そこが定まっていないからだめ、といっているわけではないんだよね。実装に繋がらなくても良いのだけど、実装に繋がるための採りえるアクションやあるいは、そのアクションを誰ととればいいのかは今回わかるといいかもしれないよね。
そもそも、この一点のことを言っているのではなくて、CとするためにはBにするには未熟な点を指摘すればいいのだよね。ここを改善すればBになる、という点なのだけれど、、、あるかな?

⚫︎何をどう書いたらいいのですか?

○えっと、、ぼくは全部は読んでいないのだけれど、Cとするために不足しているポイントは担当者である君が一番把握しているのではないのかな?それとも記載してもらっている一点だけがだめなのだろうか?

⚫︎ちゃんと書類読んだ方がよくないですか?

○あの、、僕が全部書類読んでコメント書こうか?それをやることはできる。君のコメントでは不十分だということは一部を読めばわかっているから、できるのだけど、それでは仕事を奪ってしまうし、担当者としての意味がないよね。自分で不足点がどこかを気づいてもらうために、いくつか質問しているんだけど。。。

⚫︎1時間でやります。

(そして、1時間後。。。)
ほとんど何も変わっていないコメントが提出されたのであった。

ぼくのインストラクションが悪いのかもしれないけど、どうしたってわからない、という人もいるのですね。当然距離をとる、というのが最善の選択なのでしょうが、そうも言えないのが会社。皆さんはどうしているのでしょうか。こういった人が変化する可能性はあるのでしょうか。まぁ自分も人から見たら頑固なところもあるはずなので、一方的に責められないことは重々承知ですが、相手に対して敬意がないのはどうなのかなぁ。

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