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小さい頃の思い出(クリスマス編)おじいちゃんが庭から掘りだす大きなモミの木
小さい頃、冬休みになると、3歳違いの兄とすぐに祖父母の家に行った。
なぜなら「クリスマス」の準備をするからだ。
毎年、祖父がこの日の為に、庭からツリーとなるモミの木を掘り起こしてくれる。
そして、洋間(祖母が客室を洋間と呼んでいた)に飾ってくれた。
いつもの洋間は、少し扉を開けると中は薄暗く、キジの剥製や、木彫りの熊が置かれ、こちらを見ている。
幼い私には怖くて1人で入る勇気がでない部屋だった。
だけど、クリスマスの時は違った。
見上げるような、大きなモミの木が置かれ、兄と叔母(5歳違い)と3人でツリーの飾り付けが始まる。
もう、ワクワク、ドキドキが止まらない。
飾り付けの締めには、てっぺんの星を誰が付けるか、争いが始まる。
今、思い出してみると、とてもステキなクリスマスを過ごしていたんだなぁと思う。
そんなクリスマスを思い出して「洋間」を描いてみた。
祖父はいったいいつまで、モミの木を掘り起こしてくれたのだろう?いつも静かで、優しい祖父だったのは覚えている。
楽しい思い出がたくさん詰まった、祖父母の家は去年取り壊され、新しい家と生まれ変わった。
またいろいろ思い出して描いてみたいと思う。
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