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ガチャガチャを発見するとめまいを覚えるようになったことについて

ガチャガチャが子どもの頃は好きだった。
今は見るだけでめまいがする。

なぜかと言うと、ガチャガチャを買えと娘と息子から猛烈にせがまれるのである。
以前、スーパー銭湯に行った時には入館5分の時点で2人の両手には一つずつカプセルが握られていた。つまり5分で4個買わされている。

75秒に1個ガチャガチャを買っている。
驚異的なペースである。
マラソンだったら解説の瀬古さんに、「こんなにオーバーペースで42.195キロ走りきれる?宗兄弟でも前半はもうちょっと自重してたよ」と心配されるようなペースである。

子どもがいない時はあまり気が付かなかったが、世の中にはガチャガチャコーナーが世の中に溢れている。

例えば最寄り駅の西口の改札前。なぜかガチャガチャが30個くらいあるコーナーがある。たいして大きくない駅で駅前にはマックとセブンイレブンとパチンコ屋くらいしかないのに、ガチャガチャコーナーは充実している。

幸い私の家は最寄り駅の東口から近い方に位置しているので、子どもたちはガチャガチャコーナーに気が付いていない。
東口に近い方に家を選んだ大英断を称えてほしい。

また、よく行くショッピングモールにもガチャガチャが100台くらいあるコーナーがある。
ここを通らないように、買い物を済ますことが至上命題である。

ガチャガチャコーナーの近くに行きたい時は、細心の注意を払って遠回りしていかなければならない。

小学校の給食室の火災を想定した避難訓練で、いかに給食室の近くを通らずに校庭まで避難するか考えたことを思い出す。

慣れた場所ならどこにガチャガチャコーナーがあるか分かっているので回避行動が取れる。

でも慣れないところに出かけると、唐突にガチャガチャコーナーに出くわすことがある。
最近はそのような時にめまいを覚えるようになった。

何秒に何回ガチャガチャを買わされるのか、世界最速ペースを更新してしまわないかという心配からのめまいはいつになったら終わるのだろう。

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