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子どもってなんであんなに…

子育てをしてると「またか!」というように良く出くわす場面がいくつかあると思います。そのうちの一つに、子どもってなんであんなに人の真似をしたり、人の物を欲しがったりするのかって思ったことはありませんか?

うちには4歳の娘と1歳半の息子がいます。最近、息子が娘の物を欲しがったり、娘と同じ行動をしたがったりすることがかなり良くあります。娘が遊んでいるおもちゃを欲しがったり、娘が箸を使ってご飯を食べていると自分も箸を使いたいと要求したり。

この前の土曜日にやっていた子ども向け番組の「しまじろうのわお」でも、しまじろうが妹であるはなちゃんに何でも真似されて困っているという話が放送されていました。やっぱり、子どもが誰かの真似をするっていうことは、子どもが育つ上で大きなテーマになっているんだなと感じました。

子どもが誰かの物を欲しがること、同じ行動をして満足する姿などを日常的によく見ていて、ある時ふと精神分析家のラカンの「他人の欲望を欲望する」という言葉を思い出しました。

これは例えば友達の彼氏がかっこよく思えて自分も好きになってしまうこと、みんなが持っていてなんとなく良さそうだと思うから同じ持ち物が欲しくなることなどを表すことだと理解しています。

息子を見ているとまさに娘の欲望を欲望しているなと感じます。息子はまだ1歳半なので、自分の好き嫌いがはっきりできていなくて、物事の価値観も定まっていない状態であると思われます。

娘の欲望を取り込むことで自分の価値観を作り上げていっている真っ最中なんだなと感じています。おもちゃの取り合いになったり、真似することでトラブルになったりと、なかなかめんどくさい状況になることもありますが、子どもの成長過程として暖かく見守りたいなと思っています。

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