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1歳から2歳の子どもが不思議なほど絶対に好きになるもの

1歳から2歳の子どもが絶対に好きになるものがある。自分の子どももそうであった。仕事柄、発達年齢が1歳から2歳の子どもたちに関わることが多いが、みんな魅入られるように好きになるものがある。

それはアンパンマンである。私には二人の子どもがいて、わりと個性が違うが二人の最初に喋った意味のある言葉は、上の娘「アンパン」、下の息子「アンパ」であった。ママやパパやまんまよりずっと早くから言っている。

息子は1歳半であるが、おそらく優先順位としてパパよりかなり高い位置にアンパンマンたちが存在する。

アンパンマンの影響力は凄まじいものがある。街へ出かけた時にたまたま、アンパンマンの仲間たちのイラストを見つけると、1歳ちょっとの息子がどうにかなったかのように「アンパ!アンパ!」と叫びだす。

ばいきんまんもしょくぱんまんもドキンちゃんもまだ区別はついていないのであるが、アンパンマンの一族だということは理解できているようすで、どれを見ても「アンパ!アンパ!」と興奮して、その大発見を報告してくれる。

子どもができて分かったことだが、世の中の人も子どもはアンパンマンのが好きだと良く知っているようで、街に出てみると驚くほどアンパンマンのイラスト見かける。

アンパンマンを卒業した4歳の娘でさえ、息子がアンパンマンを見て興奮していると、アンパンマンへ注目して恥ずかしそうではあるが、まだ自分もアンパンマンが好きなんだよ、というような態度をとる。

年齢が上がり興味が変わってプリキュアやディズニープリンセスが一番好きになっていても、「アンパンマンがえり」がたまに起こるほど、アンパンマンが子どもに与える魅力が大きいのである。

いつかこの、アンパンマンを子どもは誰でも好きになる現象を、心理学的に解き明かしてくれる人はいないだろうかと思っている。

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