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なんとかなる太郎
2022年8月9日 22:59
足元を見ればどこから引かれているのかわからない白線が引かれていた。それは小学生の頃にした運動会のかけっこを連想させた。左右には僕と同じように人、人、人。後ろを振り返ると何もなく、音も響かない静寂の砂漠。白線の向こう側、僕の眼前の遥先には美しい景色が広がっているのが見えた。そうして僕は思い出す。そして気づく。僕はあの先の世界を目指していたんだった。横に並んでいる彼ら彼女らと僕