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30代、40代、50代のライフステージにかかる費用を頭に浮かべてみた

年齢を重ね、あっという間に35歳を迎えた。

周りの人も同じように歳を重ねているはずなので、当然のように周りも30代・40代が多い。

マイホームを建てたり、子育てしたり、早い人であれば、子が高校生になり、巣立った後の第二の自分の人生を考えている人もいる。
また、自分の世代がそうであるならば、その世代の親達は60代・70代。悲しいことではあるが、親達がこの世を去るのをここ数年でいくつも見送った。

『今、この瞬間が楽しければ、それでいい』

それは間違ってはいない。
ただし、続きがある。

『将来も有意義に多少余裕のある生活ができるよう、今しか準備できないことに対し、早めに取り掛かろう』

ちなみに、私と夫は10歳ほど年の差がある。
現時点で、体が弱めの私たちはけっこうな医療費がかさんでいるが、いずれ年を重ねるごとにさらに病気もするだろうし、私よりは早く仕事を引退して、もしかすると先に介護が必要になるかもしれない。
今の人間は若く長生きだといっても、それが60歳から90歳までベッドに横たわった余生だったら…??立って歩ける老後とは限らない。

分からない未来を悲観しなくてもいいじゃない~?

ごく稀にそういう人がいるのだけれど、私は人生を悲観しているわけではない。むしろ、老後・未来を楽しむために余裕を作ろうとしているだけだ。

人生に関しては「わからない未来」に備えて、無理のない範囲で計画的にライフステージごとの資金や地盤を用意し、悠々と暮らすことの方がいいじゃないかと私は思う。

ちなみに、我が家は子供は作らないで、二人きりで生涯をともにすることを20代のうちに決めた。高額医療費制度を利用しても、とんでもない医療費が自分たち自身にかかるからだ(もちろん任意保険も利用している)

一応、私が妊娠・出産リスクの高い体&不妊であったため、不妊治療専門の医師がいる産婦人科をかかりつけ医にしているが、不妊治療にかかる費用も高額なので、色々天秤にかけて、二人暮らしを満喫しよう!ということになった。



はてさて、人が一生を暮らすのには、どのくらいのお金がいるのだろう。せっかくなので、子どもが産まれてくれたと想定したバージョンも含めて、確認してみた。

ライフステージごとにかかる費用

★20~30代のライフステージ

・車の購入:100万円~200万円程度
※自動車保険や駐車場、車検費用、メンテ費などの維持費は除く

※結婚して思ったが、家族分の食料の買い出しや家族が病気になった時の送迎、子どもがいる場合は幼稚園や習い事などへの送迎、急な体調不良になった場合に車は必須だと感じた。

・結婚:150万円程度
※新居引越し代などは除く。ちなみに、我が家は新居引越し諸々の購入で180万円くらい飛んでいった。さよなら諭吉さん(涙)

※育児のことを考えて、お昼寝や遊び・授乳の際に楽かなと、我が家は和室のある家を借りたましたが、結局仕事部屋に変貌を遂げた。

・出産:50万円程度
※あくまで基準。私のかかりつけの病院はこれで足らない気がs(以下略)
※ベビー用品の購入などは除く
※不妊治療が必要となった場合、人工授精は保険診療では1回あたり5,000円程度、自費診療では20,000~30,000円程度、体外受精は1回あたり保険診療では12,000円程度、自費診療では90,000~100,000円程度。顕微授精は1回あたり保険診療では15,000~40,000円程度、自費診療では70,000~190,000円程度かかるようだ。

(きっと1回でどうにかなる話ではないし、その他の薬剤費や診察代、いろいろな検査代・保険適用外の治療や、(私の場合、妊娠後しばらくしてから管理のため長期入院になると言われていたため)入院費用、産まれてからかかる費用や自分たちの体調や年齢など、先のことを考えたら無理だ…と挫折した…悲しい)

・子の幼稚園、小学校入学
 幼稚園:公立年間 16万円程度×3〜4年
     私立年間 31万円程度×3〜4年
 小学校:公立年間 35万円程度×6年
     私立年間 116万円程度×6年

・住宅購入:5000万円程度(新築)
※我が家は賃貸ですが、賃貸にした理由は、夫婦ともに全国勤務で転勤があるかもしれないからだ。また子どもがいないので、音や振動などあまりご近所さんを気にしなくてもいいから賃貸を選択した。部屋数も二人暮らしなので、事足りる。子供がいたら子供部屋も確保できる大きさの住宅を選びたいなと検討をしたこともあり、学区なども気にはしていた。

★40~50代のライフステージ

・子どもの教育費(中学校・高校)
 中学校公立年間 54万円程度×3年
     私立年間 145万円程度×3年

 高校公立年間 52万円程度×3年
    私立年間 105万円程度×3年

※制服代や自転車代・通学費、修学旅行積立、寮や下宿生活になった場合は、これらに生活費がプラスされていくと思う。最近はどの子も塾や習い事をしていますし、その辺りの費用や部活の諸々にもきっと費用がかかる。また、お弁当などの食事にもある程度費用が必要になる。

・子どもの教育費(大学)
 国立:入学料 30万円程度
    授業料(年度分) 54万円程度×4年
 公立:入学料 40万円程度
    授業料(年度分) 54万円程度×4年
 私立:入学料 25万円程度
    授業料(年度分) 94万円程度×4年
 私立短大:入学料 25万円程度
      授業料(年度分)73万円程度×2年

※奨学金やアルバイト代で進学する子もいます。ただし我が家は大学まではお金を出してあげたい!出せないなら子供は産まないと決めていた。夫婦共々4年制大学に行った経験がありますが、上記のような金額じゃ済まないよね~なんて話していた。



いろんな保険屋さんのWebサイトを参考に書いてみたのですが、基本となる費用だけでも結構かかりますね。これらに、プラス日々の生活費や病気をしたときの治療費やスキルアップのための自己啓発費、結婚すると特に人とのお付き合いも増えるため、結構な頻度での冠婚葬祭費もかさんでくる。

主婦のInstagramを見ていたところ、ライフステージを一覧にまとめて、20代のうちに50代、60代くらいまでの予算と貯蓄額目標を設定している方も結構いた。老いてからでは間に合わないし、自分だけの人生でないとなった途端に、独身時代よりも無理のきかない貯蓄計画になってくる。

生きていくには、計画はとても大事だ。



余談だが、よく雑談なんかで、男女関係において「愛のほうが大事か?それともお金か?」なんて話をすることがある。

雑談なので、真面目なものではなく皆冗談で「愛だろ~よ!」なんて周囲を笑わせていて、私も「愛だね!(キリッ)金なんていらないよね☆」なんて言っているけれど、真面目に言うと、私は「愛もお金も欠けてはならぬ。いずれも大事だ」と思う。
たぶん、どの場でも全員心の中でそう思っている。

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