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【結婚式備忘録】#7 幸せに満ち足りた人生最高の一日(挙式当日の話)

今回は、当日(チャペル挙式中)のお話です。

前回の記事から読みたい方は、こちらからどうぞ★


挙式当日~チャペル挙式まで~

◆AM7:30
当日は挙式前に着付けとリハーサルがあるので、早めに式場へ向かいました。自宅からは少しだけ距離があるため、タクシーを手配して向かいました。いつも眺めている観光地の街並みは、朝風呂を堪能するために温泉へ向かう人がまばらにいるくらいで、すごく静かでした。

式場到着後、両親と合流して両家の控室に通されました。両親と言っても、夫の両親はご近所さんであることに対し、私の両親は高速道路を利用しても、車で2時間はかかる距離からの集合でしたので、余裕をもって先に私の両親が到着していました。

そのため、私側親族の控室に、私たち夫婦と私の両親の4人で、しばらくの間くつろいでいました。衣装室が開くまでには30分ほど。担当プランナーさんも控室にご挨拶に来てくださって、簡単な流れの説明と、軽い雑談をしていました。

◆AM8:00
衣装室に夫婦ともに移動しました。

畳のお部屋に上げてくださって、インナーから着用します。ビスチェやストッキングなど、自分で着用する部分だけ先に着ます。この時に自分でもきれいにビスチェにお肉を誘導したつもりだったのですが、自分だけでは後ろや横は見えにくいので、スタッフのお姉さま方に見ていただきながら、協力を仰ぎました(笑)収めてくれ!このぜい肉を!

諸々インナーの着用が完了したら、ドレスを着ていきます。その前に、ドレスをふんわりさせるパニエというものを着用します(若いころにロリィタファッションをしていたので、パニエは履きなれていますが、ドレスの布地の多さや重さから、この時に着たパニエはワイヤーがしっかり入ったものでした。中世の貴族みたいなやつね)

パニエを履いたら、するっとドレスも着ます。
背中部分に編み上げになっているリボンがあるので、そこをぎゅっと絞ってもらい、最後にリボン結びにしてもらいます。


◆AM8:15
化粧台へ移動をして、ヘアメイク開始。
ふわふわっとしたまとめ髪にしていただきました。サイドは編み込んでいただいて、かわいいアレンジにしていただきました!もう一生このままがいい!って思った。

ヘアセットの最後にまとめたお団子部分にベールを差し込んでもらい、頭にティアラをのせていただきました(鏡を見て、声にならないうわぁぁぁ♡が漏れそうになった)

続いてメイク。色々メイクさんとお話をしながら、楽しいメイクタイムでした。目元は謎にこだわりがあったので、アイライナーとつけまつげは自前で持ってきていたものを自分でつけました。ちなみにつけまつげは、20代から愛用している資生堂のつけまつげです(これほんとナチュラル。そして、付属のつけまのり、泣いても何しても絶対取れない)

メイクが終わってから、イヤリングやネックレスをつけました。

ここで早々に衣裳を着た夫が、ひょこっと顔をのぞかせる(ファーストミートとかはなかったです)

夫の支度は早々に終わっていたらしく、女性は時間がかかるんだなぁとつぶやきながら、うろうろしてました(多分控室やロビーで来客と談笑タイムを開催していたものと思われる)


◆AM9:30
衣装室から出てロビーに出ると、招待していたゲストの方が到着していました。夫側の両親、兄弟や親族。私側の親族。
さっそくカメラマンさんもいてくださって、いろんなメンバーで写真撮影大会が始まりました。これが少人数挙式の良いところかもしれません。招待した皆さんとすごく近い距離で、長い時間を過ごせます。


◆AM9:45
新婦側両親と新郎新婦のリハーサル。
親族の皆さんには控室で、いろんなドリンクを楽しんでいただきながら、しばし待機いただきました。

入場の仕方、ベールダウン、バージンロードを歩く練習。指輪交換や誓いの言葉の練習。牧師さんは日本人じゃなかったのですが、日本語めちゃくちゃぺらぺらでしたwww気さくなお兄さんで、緊張もとけました。

ちなみに、身長差が30cm以上ある私と父ですが、バージンロードを歩く練習をしたとき、私は18cmヒール、そして父は歩幅が大きい…えぇ、追いつけなくて、私が転びかけました。足をひねらなくて良かったと心底思いました。父が転ばないように手を引っ張って助けてくれました。…といきたいところですが、間に合わないくらい、思いっきり前のめりでした。

歩いた先には夫がいて、父がぎゅっと強く握った私の手を夫の手に預けてくれます。リハーサルだったのですが、感極まるものがあって、泣いてしまいました。夫が。

夫のピュアな場面を見てキュンとしたのは内緒ですが、あら?新郎さんもう泣いちゃった?!って介添のお姉さんがそっとハンカチを渡していました。父も笑っていました。そして、そこにいた全員がにっこり。

そのあと、リハーサル風景の撮影があったのですが、和やかな雰囲気で良かったです。

◆AM10:00
先にゲストと新郎の両親がチャペルに入場しました。その間に、夫婦ふたりでのオフショット撮影。このときの写真が、夫は一番好きだそうです。

続いて、夫が一人でチャペルに入場します。
私はちょっと高い場所から、その様子を見ていました。緊張しつつも、チャペルへ入場する夫を見ていると、私も少し緊張してきました。

ここで、小さい頃から結婚するまでの生い立ちをイラストで表現した、プロジェクションマッピングがチャペルの壁に流れます。ゲストの皆さんと夫のみが見ていました。私と両親は、映像が終わるまでチャペルの大きな扉の前でそわそわしていました。

司会者さんの「新婦・新婦ご両親の入場です」の合図で、扉の左右にいたスタッフさんが勢いよく扉を開けてくれます。
数々の友人たちの結婚式では、この瞬間にかわいい花嫁さんを見る側だったのに、今度は見ていただく側。すごく緊張したけれど、鳥肌が立つくらい、幸せな空気に圧倒されました。

たくさんの拍手に迎えられて、一礼。
母にベールダウンをしてもらいました。
いつも結構雑なのに、しわがないか、ちゃんとベールがおりているか確認をして、きれいにきれいにベールをおろしてくれました。

それから、父に代わって、また一礼。
今度はつまづかないように、一生懸命、夫のところまで歩きました。手が父の手から夫の手に渡るとき、リハーサルよりももっと力強く父が私の手を握っていたことは、この先一生忘れないと思います。

私はこの瞬間に泣きそうになりましたが、こらえました。

父が夫へ「よろしく頼んだよ」と言ったことも忘れません。

実は、私が19歳の時に、父は脳梗塞になり8時間の開頭手術を受けました。長い入院生活の間、スプーンを握ることも危うかったり、自分の行動がわからなくなってしまうこともありました。
10年生きていればいい方だと言われていたため、もしかすると、私が結婚するときには、もうこの世にいないかもしれないと思っていました。しかし、運良く回復し、自分の足で歩く父とバージンロードを歩く夢がかなったことが嬉しかったです。これ以上の幸せはありません。

その後、結婚誓約書の記入や指輪交換などを滞りなく終えました。



余談になりますが、パニック障害を持っている私は、ウエストをビスチェで締め上げたり、いつもと違う緊張感の挙式中、体調が悪くならないか心配でした。しかし、この日は発作を起こすことがありませんでした。挙式に不安はありましたが、少人数で挙行することにしたからこそ良かったのかもしれません(ただ、がっつり抗不安薬や抗うつ薬は飲んでました)

もしパニック障害を患っている新郎・新婦さんがいたとして、挙式を迷っているという方がいれば、二人だけの結婚式というものもあるし、少人数で挙式したり、事前に介添えさんに相談することもできると思うので、結婚式を挙げることを諦めないでほしいなと思います。


◆AM10:45
チャペルの扉から、中庭に続く道の両脇にゲストが並んでくれました。かごに盛られたお花を取って、道を歩く私達にきれいなお花のシャワーを降らせてくれます。なぜか、私は「花嫁の気持ちってこんな感じなんだ~」とか、花嫁の気持ちとして想定外のことを思ってました(…え)

そして、カメラマンさんに上から全員が写るような画角にしてもらって、全員で記念撮影をしました。この時もまた、幸せを感じた瞬間です。


◆AM11:00
夫はお色直しがなかったのですが、私は和服へお色直し。
猛スピードで着物を着せてくれました。それでも45分くらいかかりました。帯もかわいい結び方にしていただいて、和服大好き人間な私は着せてもらいながら大興奮でした!!髪は、元の洋装に合わせたへアスタイルに少しアレンジを加え、花飾りをつけていただきました。


◆AM12:00
披露宴会場へ夫と入場。
入場前にプランナーさんと、どんなふうに入場する?みたいな話で盛り上げっていました。で、結局、手を夫に預けて入場しましたw
ちなみに披露宴会場前の場所は、プランナーさんたちが可愛らしくセッティングしてくださっていました(ほんと、なんでもお任せな夫婦で申し訳ない…大感謝。ほんとにプランナーさんすごい…)


長くなりましたので、続きはまた!
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。


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