コスモポリタン都市クアラルンプールにきた話。
クアラルンプールにきている。
圧倒的多民族国家である。
人口の半分以上を占めるイスラム教徒のマレー人に、
人口構成の第二位を占めるようになったと言われる外国人、
そして華僑や印僑が混在して、
独特の都市が形成されている。
街を歩けば中東やインドや中国を交互に、或いは一気に感じることができる。
サバーイ楽しい気持ちいいの印象が強いタイとは対照的に、
クアラルンプールは、全体としてムスリミックな、禁欲的な雰囲気が窺える。
仏教社会とイスラム社会の違いが表れている。
街は整然さを保っているように見えるが、はざまに暗い何かが存在する感じがある。
コアな路上生活者を、比較的容易に見つけることができる。
派手な物乞いに一発喰らって、心を傷つけられる瞬間がある(彼らのパフォーマンスには、明らかに確信犯的な暴力性がある)。
場所にもよるだろうが、少し気になる部分である。
とはいえ国際的な街なので、
自らがそのように生きるならば、
到着した瞬間から、この街に溶け込むことができるだろう。
英語と中国語でコミュニケーションできるメリットも大きい。
どこか懐かしくて、刺激的な場所である。
<完>
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