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【短編推理小説】五十部警部の事件簿
事件解決のまとめ6~10
事件その6の解答。
須藤の云う通りに事件が起こったのなら、少なくとも一発の弾丸は体を貫通して体外へ飛び出しているのだから、窓ガラスが割れていないのは不自然ではないだろうか?
事件その7の解決。
茶谷の云う通りにでこぼこ道を運転していたなら、死体はまっすぐに座席の中央に座っているわけは無い。そのまま左右どちらかに倒れてしまっていただろう。
事件その8の解決。
富森庄太郎が頭目。須田大吉が殺人鬼である。
事件その9の解決。
五十部警部は横たわったまま動かされていないはずの遺体なら、拳銃を撃った右の手がなぜその身体の脇に沿っていたのか疑問に思った。
本来なら体側より外へ投げ出されていなければならないはずだ。
また、その右手には痣があった。死後には出来ないはずである。
生前に何かで争った時についたと考える方が自然だ。
事件その10の解決。
閉まっている自動車の窓の操作レバーは回し上げても窓は開かない。回して下げなければならない。
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