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歴史

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#経済

教科書だけだとオランダがスペインから独立出来た根拠が掴めなかった

けどスペインはカルロス1世が神聖ローマ帝国の王も兼任し、カトリック圏の大国として戦争を重ねる
それによる負債の増大に、手にした銀を国内投資出来なかった為に国力低下

太陽の沈まぬ国が黄昏を見る事に #歴史 #経済

西欧の土壌が穀物の栽培に適さずワインやオリーブ、そして毛織物などの工業部門中心の商業活動が活発になる
そして人口が増加する西欧の食料を賄う為にとドイツやポーランドでは農業に勝機を見る
結果農奴を囲う地元貴族による社会が出来上がる

互いに必要で、それだけ闇が深い #歴史 #経済

アントウェルペンはイギリスの毛織物で市場が活発になる
そこにイタリア・ドイツ商人が流入、ドイツ商人はドナウ川経由で北へ、イタリア商人はライン川経由で地中海へ輸出
ドイツ商人が故郷の銀を持ち込む
スペイン支配への抵抗でプロテスタントが主流
金融が発達するのも納得 #歴史 #経済

「イギリスの羊毛産業」はペストによる人口減から耕作地を牧草地にし、羊毛の質が上がる。それが北海圏の「ハンザ同盟」の寒冷地による毛織物の需要により繁栄
だが百年戦争で顧客減とハンザ同盟との関係悪化
その頃「新市場アントウェルペン」と手を組み、新たな経済圏を作る流れ #歴史 #経済

ネーデルラントにはメキシコ湾の海流に乗って温暖な偏西風がやってくる
それが牧草地を育て、牧羊と羊毛産業を発展させた

そこに交易の要の河川が注ぐライン川が北海へ注ぐ形で、ヨーロッパの国際取引の拠点になっていく流れ
中心はアントウェルペン

オランダの発展はここから #歴史 #経済

ポトシとメキシコからの銀のヨーロッパへの流入は、それまで主流だった南ドイツの銀山が年平均30トンに比べ、年平均200トン以上だった事を見れば、その破壊力を思い知れる

今までの7倍近くの供給と、それを一手に握ったのはスペイン
一時期の繁栄は納得出来る #勉強 #歴史 #経済

ダイヤモンドは現在、アントワープで世界の60%が加工・研磨、取引されており、2万人近くのユダヤ人が関わる。

驚いたのが、元々ダイヤモンドはルビー等に比べ生産量は多く、希少価値は低かった。だがユダヤ人が独占的に取引し、流通を制限し希少なイメージをつけたらしい。 #経済 #歴史

イスラムが利子徴収を認めない

商人から始まったから不労所得は認めないし、利子は富が富を呼んで公平に分配されない等の理由はあるが

ムハンマドがアラビア半島を統一する際に、ユダヤ人から借金した際の高額な利子の要求が不当だと感じた事が大きいのかな思った。 #経済 #歴史 #勉強

プロテスタントによって

利潤追求、蓄財の肯定
利子取得の肯定
勤労・節約の精神

これらの考え方がもたらされて資本主義を醸成する風土が出来上がった、とはウェーバーの見解

疑問符はもちろんあるが産業革命の要素は調べる価値がありそう。 #勉強 #宗教 #歴史 #経済

ソブリンという言葉
「主権」と「国債」2つの意味がある

科学の発展により神の至上性が薄れ、神から支配権を譲り受けたのが王とする「王権神授説」
ここから「主権」という意味に

国の財政を管理し、国の保証により発行されたのが「国債」

宗教と経済って密接 #歴史 #経済 #勉強

330年にローマ皇帝コンスタンティヌスがビザンティウムへ遷都したのは、東西交易が活発でアジアとヨーロッパの好景気の利益を享受出来る立地だったからって見方が出来るのか!

ちょうど東西の接合点で、得た利益は莫大。帝国の財政難は一気に解消。

こう聞くと納得いくな。 #歴史 #経済

民営化の一環でNTT株が売り出されたのが1986年。翌年1月の払込で119万7000円の募集に1058万人が殺到し、結果165万人が株主に。NTTが潰れる事はほぼないが、募集金額が桁違いの上、人数も半端ない。
こんな事もあったのに現在の株への興味のなさは疑問。 #歴史 #経済

メキシコ産銀貨「メキシコドル」が世界中に流通円盤の形から

・中国で「銀圓」と呼ばれ、やがて銀が略され「圓」となり、同じ発音の「元」となる。
・韓国で「圓」が「ウォン」となる
・日本で「圓」が「円」に

まさか円の由来ってメキシコからだった、というお話。 #歴史 #語源 #経済

日本初の鉄道は新橋〜横浜間
その資材輸入の為の外貨が欲しい政府だが、法も通貨制度もままならない状況。そのため内国債は発行出来ず、ロンドン市場でのポンド建てで発行したそう。

発行規模は100万ポンドで関税収入を担保にした。日本独自の鉄道開発だから苦労も相当ですね。 #歴史 #経済