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人の心を動かす「過ぎる」の原則

以前、シンガポールに住んでいたころ、友人と会ったときの出来事です。

その時正直久しぶりに一本取られたような出来事で、ある学びを思い出したので、みなさんにお伝えをしたいと思います。

そのランチは、久しぶりだったのと情報交換のつもりで私から誘ったのですが、軽い気持ちでした。

ところが、会ったら『嶋津さん、著書100万部突破おめでとう!』と、いきなりMONTBLANCのボールペンをプレゼントしてくれました。(値段は分かりませんが、高価なものです)

そして、「本にサインする時でも使って。ダメだよ100円ボールペン使ってちゃ(笑)」と言われ、事実だったので「ドキッ」としたとともに、私の中ではあまりのサプライズでビックリして、感動すら覚えました。

彼は、私が人から借りた100円ボールペンでサインをしていたのをどこかで見ていたのです。

ある方が、昔言っていた言葉を思い出しました。

『物事は「過ぎる」くらいじゃないとダメなんだ。人がやるようなことをしても人の心は動かない。だから、ただやるだけではだめなんだ。「やり過ぎ」ないとダメなんだ。企業も、お客さんにいろいろなことをするけれど「やり過ぎ」くらいのことをしないと、お客様の心は動かない・・・』

たぶんこの方は

「人がやるような普通なことをしていてもダメなんだ。人が驚くくらいに物事はやり過ぎないと、人の心は動かない」

そう言いたかったのだと思います。

まさしく『「過ぎる」の原則』で以前、度肝を抜かれたのはソフトバンクグループの代表を務める孫正義さんが、東日本大震災の後、個人で100億円寄付し、更には引退までの役員報酬も全て寄付すると表明した出来事です。

もちろん、お金があるからできることではありますが、他の経営者のように数億円を寄付するなんてレベルではありません。

その前に、楽天の三木谷社長やユニクロの柳井社長が個人で10億円を寄付すると表明をした時、既に私は「すげー!」と思っていただけに、桁違い?格の違い?を見せつけた孫さんには度肝を抜かれました。

私もセミナーの中で、

『人間には、国や人種が変わろうとも、揺るがない大原則がある。それは「感情の動物である」ということです。人は100%感情で動きます。ですから、従業員や部下の心を揺り動かし、揺さぶることができないと人は動かないんです』

だいぶ割愛をしていますが、こう言った類のお話をします。

あなたは、「なかなか思ったように人(部下、従業員など)が動いてくれない」など思ったことはありませんか?

もしかして、人がするような同じ程度のことをしていませんか?

それでは人の心は動きません。

もし、心当たりのある方がいたら、「やり過ぎ?」と思うくらいに、徹底してやってみてください。

きっとそこに何かが見えるかもしれません。

(追伸)
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