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小夜左文字と細川家の刀剣について

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小夜左文字&細川家の刀剣について調べたことの文献メモ。とツイッターにアップした小夜まとめの補足。
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#小夜左文字

細川家の刀剣:詳註刀剣名物帳より③池田貞宗、小夜左文字、長岡藤四郎、三斎来國次

細川家の刀剣:詳註刀剣名物帳より③池田貞宗、小夜左文字、長岡藤四郎、三斎来國次

詳註刀剣名物帳から、細川忠興や細川藤孝など細川家でかつて所有されていた刀剣について紹介していきます。

今回の記事では
・池田貞宗
・小夜左文字
・長岡藤四郎
・三斎来國次
を紹介しています。

池田貞宗

詳註刀剣名物帳では中務殿=細川立孝と記しています。
けれど時系列的に幽斎の四男・孝之のことではないかなあと思います。
忠興の二男というのも間違いですし。

小夜左文字

長岡藤四郎

三斎来國

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細川家の刀剣:飢饉と小夜左文字との関連性

細川家の刀剣:飢饉と小夜左文字との関連性

刀剣乱舞というゲームのなかでの小夜左文字の特徴。
それは「仇討による復讐」「飢饉による売却」のニ点だと思います。

この記事ではそのうち「飢饉による売却」について関連するのではないか?と思われる事柄と資料についてまとめています。

途中から有料記事になります。

詳註刀剣名物帳
まず最初に。
『詳註刀剣名物帳』では、小夜左文字が細川を出た経緯が明らかにされていません。小夜左文字について項目がある『

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小夜左文字:刀剣談、日本趣味十種、日本刀講座、日本刀物語、日本名刀100選

小夜左文字:刀剣談、日本趣味十種、日本刀講座、日本刀物語、日本名刀100選



『刀剣談』高瀬真卿,日報社,1910
諸家の名刀より抜粋

『怪談と名刀』では駿河の人が仇討をしたと記したのに対し、こちらは近江の人と記述しています。
また刊行当時はまだ土井家に伝来していたことがわかります。

『日本趣味十種』芳賀矢一,文教書院, 1924

『日本刀講座第五 歴史及び説話』岩崎航介ほか,雄山閣,1934『日本趣味十種』『日本刀講座第五』より、小夜左文字が1924年頃何らかの

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小夜左文字:工芸鏡、古今刀剣物語、刀剣史料

小夜左文字:工芸鏡、古今刀剣物語、刀剣史料


『工芸鏡』横井時冬,六合館,1894
左衛門三郎のところで小夜左文字ほか宗三左文字など左文字の刀の紹介。

工芸鏡では主な所有者が土井利房ということになっています。
また名も小夜左文字ではなく「小夜中山」の宝刀となっているところが興味深い。

『古今刀剣物語』前田稔靖. 大洋社, 1939.古今刀剣物語では小夜左文字で仇討を果たした少年に300石が与えられたと記されています。
また名づけは忠興説

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小夜左文字:怪談と名刀

小夜左文字:怪談と名刀

『怪談と名刀』本堂平四郎,羽沢文庫,1935

最近復刻版が出ました。

おそらく架空の設定ですが一番時代設定が細かくてリアル。

ちょっと概要をまとめます。

この島田助信という砥師(鍛冶師)は実際にいた人物のようで、『日本刀銘鑑』で「駿州島田住助信」という名前を確認することができます。

天正15年というと秀吉が九州征伐や伴天連追放令を発布した年。
山内一豊は天正19年(1591)に掛川に入封

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小夜左文字について

小夜左文字について

データは国指定文化財等データベースより。
所有者の方の名前は敢えて省きました。

1936年(昭和11年)9月12日、大阪の個人が所有しているときに重要美術品に認定されました。(『重要美術品等認定物件目録』思文閣出版,昭和47年より)
その後1952年に柴田果刀匠か、あるいは息子清太郎氏のもとで重要文化財に指定され現在に至っています。

享保名物帳をはじめ多くの書籍では八寸八分(約26.7cm)と

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