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夏の宿題(十二)楽しい復習♥

【俳句・アポロならどう詠む?25句】

★真心を込めて、俳句大会アポロ杯の作品と、推敲例または返礼の気持ちを込めた句を書きます。

★応募者の新着またはトップ表示記事を紹介します。
(もし掲載を希望されない方がおられましたらご一報ください。)

※応募着順 (大会役員・かっちーさんDATA)
※詠人の敬称・肩書は省略 (投稿時の名前)
※句中の絵文字等は省略
※五七五の文字間はあけずで統一

※○印は推敲例または返句
※投句者の新着記事を紹介

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蝉の声休日なのよまだ五時半 奈星ゆかり

○休暇ぞよあさ五時半の蝉の声
(やすみぞよあさごじはんのせみのこえ)
☆季語|蝉の声

※ゆかりさんは烝持さんの奥様です☺️

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水田の波たつ音聴く夏の宵 はらつくね

○風波に音無き宵の代田かな
(かざなみにおとなきよいのしろたかな)
☆季語|代田

冷や麦ののせる具材に家族色 はらつくね

○冷麦や具材を家族らしく乗す
(ひやむぎやぐざいをかぞくらしくのす)
☆季語|冷麦

花火咲く君の横顔ぬすみみて はらつくね

○盗み見る汝の横顔よ大花火
(ぬすみみるなのよこがおよおおはなび)
☆季語|大花火

★月涼しのびたる影の手を繋ぐ はらつくね

○直し不要。アポロの五十選・入選
🎊おめでとうございます🎊
☆季語|月涼し

五輪背につくねも闘う七輪と はらつくね

○直し不要。アポロ特別川柳賞(ここで笑)
🎊おめでとうございます🎊
季語|なし(川柳に季語は不要)

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祖母の家思い出だけが永遠(とわ)の夏 麻生ツナ子

○祖母のこゑ残夏は永遠のおもひでに
(そぼのこえざんげはとわのおもいでに)
☆季語|残夏(ざんか・ざんげ)

真夜中の孤独わすれるひとクラゲ 麻生ツナ子

○真夜中のクラゲあなたも孤独なの
(まよなかのくらげあなたもこどくなの)
☆季語|クラゲ(くらげ・海月)

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母の影飛び越え進め若つばめ ぽかぞー

○子燕や母の影なき大空へ
(こつばめやははのかげなきおおぞらへ)
☆季語|子燕

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川の面は宇宙ガラスか夏日影 晴田そわか

○良句につき直し不要。
(一人一句入選のため、選外とした)
☆季語|夏日影

★空蝉やそれでも地球は廻ってる 晴田そわか

○直し不要。アポロの五十選・入選
🎊おめでとうございます🎊
☆季語|空蝉

向日葵へ悩みのひとつ打ち明ける 晴田そわか

○良句につき直し不要。
(一人一句入選のため、選外とした)
☆季語|向日葵

内職のミシンの母の背よ涼し 晴田そわか

○母の背の涼しまた内職のミシン
(ははのせのすずしまたないしょくのみしん)
☆季語|涼し

水無月の都井を蹴散らす岬馬 晴田そわか

○良句につき直し不要。
(一人一句入選のため、選外とした)
☆季語|水無月

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「月着陸」の古新聞や梅雨あがる Rx

○良句につき直し不要。
(一人一句入選のため、選外とした)
☆季語|梅雨

★アポロマーク遠し溽暑の国道は  Rx

○直し不要。アポロの五十選・入選
🎊おめでとうございます🎊
☆季語|なし(溽暑が夏の季感強)

「今オレら、アオハルだな」とサイダーを Rx 

○良句につき直し不要。
(一人一句入選のため、選外とした)
☆季語|サイダー

禁使用のゴミ箱を背に遠花火  Rx

○使えないごみ箱を背に遠花火
(つかえないごみばこをせにとおはなび)
☆季語|遠花火

祖母マスクへぽろぽろ八時十五分 Rx

○祖母がマスク濡らして八時十五分
(そぼがますくぬらしてはちじじゅうごふん)
☆季語|なし(八月六日八時十五分に広島へ原爆が投下された。マスクは本来冬の季語だが現代においては一年を通して使うものであり、伝統的な季感を失ったと考える)

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夏の夜窓を開けると虫の声 江村恵子

○夜の窓あければ夏の虫のこゑ
(よるのまどあければなつのむしのこえ)
☆季語|夏の虫(虫単体は秋の季語)

真夏でも森林浴で生き返る 江村恵子

○朝涼し森林浴に生き返り
(あさすずししんりんよくにいきかえり)
☆季語|朝涼し

夏休み入道雲と青い空 江村恵子

○青空も入道雲も絵日記に
(あおぞらもにゅうどうぐももえにっきに)
☆季語|入道雲・夏休み

ミニトマトさくらんぼのごと赤くなり 江村恵子

○地下街に赤は鮮烈ミニトマト
(ちかがいにあかはせんれつみにとまと)
☆季語|トマト(赤茄子)

夏野菜家庭菜園きりがなし 江村恵子

○夏休み家庭菜園きりもなや
(なつやすみかていさいえんきりもなや)
☆季語|夏休み

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稲妻よ帰途で初めて気づく意味 白

○雷光や帰路にはぢめて気付くこと
(らいこうやきろにはじめてきづくこと)
☆季語|雷光(稲妻は秋の季語)

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【本日の掲示板】

🍀残りの宿題は以下の通り。だいぶ減った…かな😅(あと140句くらい?)
連載はあと5〜6回でゴールできるはずだい!

犬見上げ我見下ろして白木槿(はくむくげ) aloha

雨上がり歩け背を押せ青嵐 aloha

跪く頭上かすかに二重虹(ふたえにじ) aloha

土用凪揺れ立ちのぼる島の影 庵

★磨かれた文机の端青楓 庵

炎天下ランチに美味しまつりずし 庵

麗しや汀砂に続く小足跡 庵

夏休みソファにのびる猫半眼(はんがん) nekota

夏の月東京五輪始まる日 IKUKO TAKANAGA

コンクリで固めた街にセミ響く IKUKO TAKANAGA

面をぬぎ一気に飲み干し蝉しぐれ IKUKO TAKANAGA

干すシャツが増えて球児の朝早し IKUKO TAKANAGA

広島忌今朝もなほ雲ひとつなし 白

さあ覚悟地獄のシャワー炎天下 美味しい蒸しエビ

海で振る閉ざす目君の声たより 美味しい蒸しエビ

きらめいたスコール浴びて跳ねる僕 美味しい蒸しエビ

青空に膨らみゆくは入道雲 美味しい蒸しエビ

君のため着付けを習った夏祭り はままゆ

遠雷におへそを隠す子は3歳(みっつ) はままゆ

外回り自販機までは頑張ろう はままゆ

デカ過ぎやズッキーニちゃうやん子猫やん はままゆ

お絵描きに子が持つそれはオクラやで はままゆ

★待つだけで実る恋かよ瓜の花 天岩御塩

憧れと恋はちがうと説くホタル 麻生ツナ子

冷えた部屋で昼寝を重ねる老犬よ うさぎと犬

炎天下花壇の砂丘を越えるアリ うさぎと犬

にがうりの遊ぶつる先揺らす風 うさぎと犬

洋館に人影のなく瑠璃蜥蜴 junchan

ハッシュタグ末尾に七つ夏の果て junchan

夕端居向田邦子遺稿集 junchan

マニキュアは親指のみに青林檎 junchan

★西日射す象は背中に砂かけて junchan

売りの手土産経口補水液 自然対数乃亭吟遊

ありやなしや祝いに贈る薔薇の束 自然対数乃亭吟遊

思い出になき故郷の暑きかな 自然対数乃亭吟遊

水撒きを投げ出し子らは池に入り 自然対数乃亭吟遊

四つの子夏だけの友作りおり 自然対数乃亭吟遊

エアコンの風に腹出し我が愛兎 さわきゆり

紫蘇の香に後足立ちたる我が愛兎 さわきゆり

バイク乗り冷やせしソフトアレに似て さわきゆり

夏祭り氷イチゴの似合う君 Kotori

バトミントン羽根が絡まる百日紅 Kotori

炎天下働き蟻の後につく Kotori

雲の峰追い越していく新幹線 Kotori

パチパチと夏の終わりの花火哉 Kotori

天ぷらをじんわり食めば夏の月 つる

★思い出をプールしている安吾さん つる

寄りたれば夏のケヤキに吾も似て つる

ひまわりの絵や校舎中夏休み つる

外に出でて夏の夜空に月想う つる

サイダーとあなたと僕の氷溶け セキグチヒサシ

悲恋ごと線香花火は消え落ちて セキグチヒサシ

★豪雨のよう激しい恋はすぐに去り セキグチヒサシ

ソーダ水泡の向こうに褪せる夢 セキグチヒサシ

線香で夏の残像甦る セキグチヒサシ

文字通り命も賭して五輪かな N N

スポーツとウイルスの夏おもてなし  N N

夾竹桃被曝電車の走りくる 犬柴

彼岸花紅い唇母思ふ 広葉

★旅立ちはとびらがひとつまたひとつ 広葉

夕立ちは心の雨を浄化する 広葉

いつつのわ世界が集う笑顔の輪 広葉

あかあおきみどりむらさき推しの色 広葉

無観客メダルラッシュ蝉時雨 なせじょーじ

いつの間に「ジジ」っと蝉が我が背から 奈星ゆかり

リエントリーレジェンド上野三十九 なせじょーじ

切磋琢磨国境超えて涙溢れ 奈星ゆかり

麦稈の縁で沿わせる雲の稜線 何処ぞのさん

★水筒の栓の固さや初蛍 菊池洋勝

軽く無い切り出し握る油照 菊池洋勝

白服にカレーのあとや病み上がり 菊池洋勝

男より熱いサドルや土用餅 菊池洋勝

ピーケーで奪る勝ち点の裸かな 菊池洋勝

★夏草にたも網持ちて沈みおり チコ

夏草の素直さあればきみを抱く チコ

紫陽花やこころ変わりの魔性かな チコ

夏の月はかなく消えし面影よ チコ

放課後の居残り悲し赤点の夏 チコ

きゅうと吠えまた犬眠るけさの秋 白

夏休み母の負担は二割増し ピリカ

落ちる汗あのイケメンとどう違う ピリカ

乙女らは装い闊歩す葉月尽 犬柴

夏帽子宴酔いしれ混ざる夏 ねじり

消えていく夏の証の日焼け跡 ねじり

夢の中水羊羹を背負う夏 ねじり

風つくるかっこいい君扇風機 ねじり

空蝉に自分の殻をあわせ見る ねじり

風鈴の軒に俳句の漢たち かなつん

見えさうで見えない恋の日傘ゆく かなつん

夏痩せて終日ハインライン手に かなつん

★夜涼みの盤を挟みし父子かな かなつん

アパートの風呂にビキニのお母さん かなつん

かき氷掬ふ真白き肌に傷 みつこ

ガレージに雨の匂ひや夏の夕 みつこ

★窓にセロテープの痕や夏季講座 みつこ

白南風やスタバのメニュー変はりをり みつこ

ケータイの通知の多き夏休み みつこ

熱帯夜カラス鳴きだして白む窓 レモンバーム

★悔しさに眠れぬ夜の蟻地獄 レモンバーム

坂登る光る首筋青嵐 レモンバーム

制服の裾が短し登校日 レモンバーム

子が並ぶ父の作りし綿の飴 レモンバーム

かくれてた絮毛連れ出す夏の空 青猫

何思ふ撫でて硝子器伏せし母 青猫

★枯れ鉢に詫びて湿らす夏の果 青猫

黒ビール推理くらべのいとこ会 犬柴

囀りに夢から覚めて葉月入る 潤之介

夏盛り静かに壊れた給湯器 潤之介

昇級の壁の高さや百日紅 潤之介

赤黄色かんなの揺れる薬師池 潤之介

扇風機若人たちの金メダル 潤之介

語り出すしょうびの花よ朽ちてなお Marmalade

薔薇持たぬ真紅のドレス一輪の Marmalade

母探す子がもめの声海聞きぬ Marmalade

猛暑日に公園飛び交う水風船 かっちんさん

俺はここ耳に響くよ蝉の声 かっちんさん 

★暑すぎて火傷しそうな滑り台 かっちんさん

猛暑日の貴重な日陰の電信棒 かっちんさん

あっトンボ指さす先にニラの花 かっちんさん

奇岩の風妙義神社の風鈴や 茉叶

翡翠色いのちの神秘蝉の羽化 茉叶

アスファルト蝉の幼虫歩きたり 茉叶

風鈴や祖母のミシンと合奏す 茉叶

お土産で出かけたつもり夏休み ままのすけ

手花火はまだ無理かなとはしゃぐ親 sumica

熱帯夜君の塩味二倍増し sumica

きぃきょろろきこきこききき黒鶫 sumica

マスクする?海水浴でマスクする!? sumica

東京を出て店開き秋立ちぬ Ginga Otake

メガソーラーパネルの露と芋の露 Ginga Otake

半袖着る戦禍の火種身のうちに Ginga Otake

★猫の毛をふわりとつけし夏布団 Ginga Otake

科学者の視線ででむしの渦の上 Ginga Otake

夢だったスイカ丸ごと食べること とんとん

ぴょんぴょんと砂浜熱くて跳ねてるね とんとん

夏の朝ラジオ体操まだ眠い くろしお 

ラブあんどピース( 〃▽〃)v

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