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新しい旅をしよう

コロナウイルスの大流行が終われば本格的なユーラシア大陸の旅に出かけようと思っているのだが


できるだけローカルでアナログな旅をしたいと思っている。それはみんなが行く観光地をネットで調べていくのではなく、本や人の話を聞いて本当に自分が行きたい場所を吟味する旅。


同じ地域を旅するにしても、人によって全然違った旅になると思う。移動手段(バス・自転車・ヒッチハイク等)から宿泊施設(安宿・ホテル・現地の人の家等)、立ち寄る店(大衆食堂・ブランドショップ等)まで。


前回のインド・スリランカの旅では基本Wi-Fi環境なし(FreeWi-fiのみ)で現地最低料金帯の宿に泊まって旅してきた。経由地は地球の歩き方に大きく乗ってる街が少し多かったが、、。


次の旅では今まで読んだ本や過去の旅人のエッセーをもとに、自分のオリジナルで行きたい街を繋ぐように旅したい(もちろん、道中でルート変更も大歓迎)。


目的としては自分の赴くままに制限時間なしの旅をすること自体とそこで見た光景をできるだけ生の感覚で写真に残すこと。

 

ただ、そのような妄想の中で懸念していることは
急速な世界の変化により思い描いた旅ができないかもしないこと。


ぼくが本で読んだ先人たち(1980年頃〜2010年頃に旅した方の本を読むことが多い)の様な世界とは大きく街の構造が組み変わってしまっている。


例えば、現地の村の祭りはオリジナルから観光用の創られた祭りになっているだろうし、街全体がショッピングモールや公園、綺麗な住宅地が整備され、どの街も似たりよったりの一般的な快適な街になっているだろう。


ぼくが見たい個性溢れる街並みは薄まり、どの街もみんな同じ方向に進んでいる気がする。


街が変われば旅のスタイルも変わらざる得ない。安宿とされていた宿は綺麗に整備され料金が値上がり、メトロやバスの交通網が張り巡らされて飛躍的に移動しやすくなっている。


LCCの発達で様々な国々の色々な街に旅行者がいて、現地の人たちも旅行者慣れして道中で声を掛けて来たり、人が集まってきたりしなくなってくる。


南米の人々は街のそこらへんで歌うとか、アフリカの人は空港でも誰かが歌いだして急にプチコンサートが始まると聞いたことがある。


そんな景色も街の造りが変わって空港の造りも変わわれば、街や空港に流れる空気感も変われば、人々の振る舞いも自然と変わってしまうだろう。すると歌い出す人は少なくなるかも。


今まで汚い宿でヒーヒー言いながら苦労してベットで寝ることや目的地までの行き方が分からなくて苦労する必要も少なくなるはず。

  
実はそれが旅の醍醐味で、そんなシーンから生まれる行動や展開が旅の面白いハイライトになることが多いのに。


コロナが終わった後の世界はもっとデジタルで便利で快適な世界になっているだろう。インドの鉄道で切符が中々買えなかったり、フィリピンで野菜が少ない料理たちに悩まされる様なことも、もう無くなっているかも。


アナログな旅に拘りを持っていたけど、ぼくも世界の変化に適応して、自分らしく且つ新しい旅のスタイルを見つけて行こうと思ったのであった。



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