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『ゴールデンカムイ』感想まとめ

『ゴールデンカムイ』アニメ、本誌、単行本感想をまとめました。無料分が長いので投げ銭感覚でどうぞ。武将ジャパンに掲載していました。歴史ネタでより楽しめることをめざします。
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#日本史

来年の大河ドラマ『べらぼう』と『ゴールデンカムイ』

 来年の大河ドラマ『べらぼう』のキャストが出てきました。これと『ゴールデンカムイ』の何の…

『大奥』みていますか?

 NHKドラマ10『大奥』をみていますか? シーズン2からはいよいよ江戸後期。ゆえにアイヌの歴…

アイヌのポテンシャル? 和人がそんなこというなよ

 アイヌを観光に活かそう。アイヌの伝統はお金もうけに使える。そのポテンシャルを活かしてい…

樺太のこと

 画像はフレップのシロップ。こちらの記事のことでも。 チカパシと谷垣が再会できないのはな…

アイヌの博物館に漆器があって何が悪いのか?

 アイヌの料理にカボチャやジャガイモを使ったものがあるとか。アイヌの博物館に漆器があると…

ゴカムブッククラブ山本和重『北の軍隊と軍都: 北海道・東北 (地域のなかの軍隊 1)』

 これはマガジンなのですが、ゴカムブッククラブをふまえているため、有料部分は実質的にあり…

それでも『ゴールデンカムイ』はまだ……

 『ゴールデンカムイ』と関係ないかもしれませんが。 日本のフィクションで満洲を扱うこと 『ゴールデンカムイ』では鶴見の野望として出てきた満洲。鶴見個人をくじいても、結局は大日本帝国は満洲国を建設し、そこから破滅へ突き進むともいえるわけです。鯉登と月島も帝国軍人として関わらなかったとも言えない。  ただ、あくまでそこでとどめたからよいといいますか。  満洲こそ日本のフィクションで遊び半分に扱っていいとは思えない史実です。 阿片 鶴見はケシの花を背負って、阿片のことをきっ

『ゴールデンカムイ』30巻

 はじめに私事から。  最終回以降、ファンダムの差別意識が表面化したことや、『ゴールデン…

『ゴールデンカムイ展』は始まりに過ぎない

『ゴールデンカムイ展』に行ってきました。どういけばいいのか、どんなグッズがあるか、推しの…

『ゴールデンカムイ』第29巻加筆箇所覚書

この巻は無料公開中ですので、加筆箇所の修正が容易。かつ、本作の根幹にあるテーマが見えるも…

『ゴールデンカムイ』#297 五稜郭脱出

 五稜郭では脱出劇が展開中。ロシア人パルチザンたちはソフィアを庇い、肉片になって飛び散り…

【読書】茅辺かのう『アイヌの世界に生きる』

 『ゴールデンカムイ』読者の皆様は、アイヌのことをもっと知りたいと思っていることでしょう…

【読書感想】『アイヌ通史』近代国家日本成立の“影”とされた“本質”

 本書が書かれた時代は2000年代の手前にあたる。それから20年以上を経て、BLM運動が起こり、…

『ゴールデンカムイ』#288 爽やかな男

 表紙にてこれまでの流れが振り返られます。鯉登は1885年、明治18年生まれと再確認。アジア・太平洋戦争では指揮を執っている世代です。 1869年、爽やかニシパに出会った 1902年、鯉登音之進が誘拐された歳――。  権利書を前にしたウイルクたちは、政府を信じていません。はいそうですか、と引き渡すはずもない。政府要人に会えるわけもない。どうする?  あのニシパならつないでくれるかも……そうキムシプに思い出されるのは、1869年のこと。箱館戦争です。榎本武揚と会うために五稜郭