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恋しさと せつなさと 懐かしさと

同世代は好んで聞かないジャンルのロック系に傾倒していた自分はもっぱらメロディとテンポが軽快な疾走感ある曲を好んでいた。だからバラードはスキップする対象だった。いまも歌を「音」として認識してるから、「歌詞が良い」の意味がよくわからない。

でも、どうしても引き込まれてしまうのが、globeのPrecious Memories。

懐かしくても会えずに
どこにいるかも理解らずに
偶然 街ですれ違っても
気付かずに お互いの道を目指してる

globe "Precious Memories"

この曲にまつわる、なにか素敵な大事な思い出があるわけじゃないのだけれども、何度も聴きたくなる。

そして聴くたびにメロディとそこに乗っかる歌詞の音がとてもノスタルジックでセンチメンタルな気分になる。すてきな曲だとおもう。

歌詞の内容とリンクして本当に会わなくなった人、もう会うことはないであろう人たちをどうしても思い出す。

決して楽しくて愉快な話ばかりだけではないけれど、やり直しができない過去のあやまちや後悔や未練をやさしく包んで懐かしさに昇華してくれる気がして、それでいいんだよと許してくれる曲な気がしている。

もうglobeというグループが活動する場面をみることはできないかもしれないけど、もし叶うなら、この曲を生で聴いてみたい。


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