汐野静流

シオノシズルです。

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マガジン

  • Sintyxiah

    とある流浪者の紀行です。

最近の記事

Sintyxiah Rec.01-2

《君には、素敵な家族が居た》 私はまず彼の家族構成から伝える事にした。 父親に母親、そして妹に従兄弟。 彼の記憶はある能力者によって改ざんさせていて 本当の家族については思い出させないようにしていた。 だが彼は何か感ずいた表情でこちらを見て答える。 《前に弟が居たような気がしたんです》 そんな事は無い筈だが、 親戚に当たる従兄弟の事なら 改ざんが解けている可能性が高い。 そう思った私は彼に従兄弟の情報を少しだけ話した。 《彼の名前は新田真仁、君の親戚に当たる人間

    • Sintyxiah Rec.01

      《私は何故、此処に居るんだろう》 旧友に呼び出されて第二の故郷たるこの場所に 訪れただけでなぜ捕らえられているのだろう。 足音がして人がやって来てすぐに釈放された。 外で見覚えのある顔の人物が私を待っていて 笑顔でこちらに寄って来て直ぐに私に抱き着く。 真っ白な容姿をした彼女とは旧知の仲で 現在の名前は幽羽遊こと天田結衣らしい。 《ルウちゃん、来てくれてありがとう》 と言って私の腕を引っ張る。 そしてある場所に案内された。 根岸と書かれた表札があり、 この苗字も

      • 想像力が豊かが故に 創作のストックを幾つか作ってたんだけど、 世界観が固定されたので 錯綜しないようにそれ以外は没にした。 多趣味なのは変わりないし、 結局ストックするんだろうけど 創作しては没にするを繰り返すんだろうな。

        • Trauma

          今から話すのはトラウマについてです。 私には唯一と言っていい程のトラウマがあるのですが、 本日はそれについて話したいと思います。 はっきりと思い出したくも無くて 恐らく四、五年前の事です。 私は周りから想像力が豊かだとよく言われていて 自分でも長所であると捉えています。 そんな私は中学時代に漫画というジャンルに 人生で初めて良さを感じて興味を持ちました。 それまでは小説ばかりを読んでいて 漫画には一切の興味が湧かなかったんですが、 友人の紹介で渋々呼んだら あっという間に

        Sintyxiah Rec.01-2

        • Sintyxiah Rec.01

        • 想像力が豊かが故に 創作のストックを幾つか作ってたんだけど、 世界観が固定されたので 錯綜しないようにそれ以外は没にした。 多趣味なのは変わりないし、 結局ストックするんだろうけど 創作しては没にするを繰り返すんだろうな。

        マガジン

        • Sintyxiah
          2本

        記事

          トラウマが二個あるんだけど、 一つは四、五年経つから本当に克服したい。 けどそんな簡単に行かないのが人間だから それで毎回メンタルが消沈してる。

          トラウマが二個あるんだけど、 一つは四、五年経つから本当に克服したい。 けどそんな簡単に行かないのが人間だから それで毎回メンタルが消沈してる。

          JADE

          幼少期に人間とは違う何かを見た事があった。 それは化け物と一言で例えるには難しい程に 美しい女性の姿をしていた。 もしかしたら化け物が都合の良い姿に化けていただけ というのも有り得る話だ。 だが僕の家系なら化け物が見えてもおかしくない。 「寿人くん!」 といつも通り隣人が声をかける。 「どうかしましたか」 「家の畑で取れた野菜よ、良かったら食べて」 「これは美味しそう、いつもありがとうございます」 「当たり前よ、この町を御守り頂いてるんだから」 僕は町長の息子でもお偉い人でも

          Character

          今から話すのは性格についてです。 私は調べる事が趣味の一つなのですが、 結果は同じとは言っても性格診断をよくするんです。 最近16パーソナリティ/MBTI診断が流行ってますが、 私もやっているので最後に記入して置きます。 では本題に入りたいと思います。 私は様々な性格の自分を作り出して 性格診断をする遊びをよくしています。 この遊びをやり始めたのは中学校時代、 本来の自分が吐き気がする程に嫌い時期があって その頃から演技をするようになったんです。 関わる人を騙してい

          Self Hate

          今から話すのは自己嫌悪についてです。 前提として私は基本的に自己肯定感が高いんですが、 ある部分だけ嫌悪感があるんです。 それは自身の声。 私は本当に自分の声に嫌悪感があって 理想の声に近づけるように努力した事もありましたが、 いつになっても近づく様子が無く諦めてしまいました。 理想の声に近づいた際にやりたかった事は 沢山あって第一の夢は声優でした。 幼い時から演技をする事が好きで 周囲に言われていたのは声の表現力だったんです。 なので声を仕事に出来たら自分も楽しく、

          夜って苦手。 落ち込む内容ばかり思い付くし、 ポジティブな事が先に出てこない。 それに比べて朝は好き、 ポジティブな事が沢山出てくる。 夜を全否定してる訳じゃないよ。 静かな音楽を流して落ち着いたり、 読書や映画鑑賞も良いよね。 日々こんな事を思って考えてる。

          夜って苦手。 落ち込む内容ばかり思い付くし、 ポジティブな事が先に出てこない。 それに比べて朝は好き、 ポジティブな事が沢山出てくる。 夜を全否定してる訳じゃないよ。 静かな音楽を流して落ち着いたり、 読書や映画鑑賞も良いよね。 日々こんな事を思って考えてる。

          Beginning

          まず初めにご覧頂きまして誠にありがとうございます。 初投稿になりますのでnoteを始めた理由から 書いていきたいと思います。 どうか暖かい目でお読みください。 なぜnoteを始めたかと言いますと、 単純に文章が好きという点が大きいです。 読む事も勿論好きなのですが、 それに勝るのが書く事なんです。 小学校高学年の頃から図書館で小説を読んでいて 随分と難読な本を読んでいた記憶があります。 それがきっかけで徐々に文章を書く様になり、 空想を中心に書いていて正直日記は苦手で