Self Hate

今から話すのは自己嫌悪についてです。

前提として私は基本的に自己肯定感が高いんですが、
ある部分だけ嫌悪感があるんです。

それは自身の声。
私は本当に自分の声に嫌悪感があって
理想の声に近づけるように努力した事もありましたが、
いつになっても近づく様子が無く諦めてしまいました。

理想の声に近づいた際にやりたかった事は
沢山あって第一の夢は声優でした。
幼い時から演技をする事が好きで
周囲に言われていたのは声の表現力だったんです。
なので声を仕事に出来たら自分も楽しく、
周囲の人間も喜んでくれるのでは無いかと思いました。
その頃はまだ自分の声に嫌悪感は無かったんですが、
ある日を境に声に酷く嫌悪感を覚えたんです。

それは性別。
私は中学半ば頃に性別について悩みがあり、
その際に声の高さに酷く嫌悪感を抱き始めました。
容姿は幼い頃からボーイッシュな事もあって
あまり気にしなかったんです。

ですが声は女性らしい高い声だったので
「この声では男性にはなれない」
様々な情報を調べたり聞いたりもしていたので
治療でどうにかなる事も分かっていましたが、
私は両親に伝える勇気が無く諦めました。

今思うと諦めが着いたという事は深く悩んでおらず
思春期の考え事の一つだったのかもしれません。

性別への悩みは改善されたのですが、
理想の声には近づきたかったんです。

私の思う理想の声は低音。
声のお仕事を頂くなら自分の得意分野で
楽しくやりたいが仕事のイメージだったんです。
私は幼い頃から砕けたような口調だったりと
男勝りした女性で丁寧な役より
粗暴な役のがやりやすい気がしたんです。

なので現在の声で声優は出来ないと
決めつけて夢を諦めてしまったんです。
やってもいないのに諦めるなんで
決めつけが酷いにも程があります。

ですが現在は声優という夢以外の夢を持ち、
それを目指して準備中です。

それはアーティスト。
演技の他に歌う事も好きで
創作活動も得意分野の一つなので
それを生かそうと思っています。

歌なら発声さえ変えれば平気な事に気づき、
音域が自然と広くなっていった気がします。
今なら当時に比べて低音も出るようになりましたし、
声優も機会があればやってみようと思い始めていて
徐々に自身の声への嫌悪感が和らいでいます。

自身の声に嫌悪感がある方が多いと聞いた事があり、
私の他にも居るんだと安心したのを覚えています。

これをご覧の誰かも自身への嫌悪感があると思う。
ですが孤独感だけはどうか抱かないで欲しくて
共感してくれる方は居ると思うから。

以上、自己嫌悪についてでした。

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