夏の煌めきを抱きしめて
上半期の大学での単位に関わる授業課題を全て提出して私に夏休みがやってきた。長い長いオンライン授業課題から解放されてパソコンを閉じた時の安堵感ははかり知れなかった。
さて夏休みは何をしようか…世の中はコロナの影響で少し閉鎖的で遠出したり、友達に会うことは頻繁にはできない。それでも夏は容赦なくやってくる。そこで私はこのうだるような夏を楽しむための計画を立ててみる。意外とこの計画を立てている時間が1番楽しかったりする。
まず頭に浮かんだのは読書だ。春学期が始まってからというもの課題に追われる毎日で、ゆっくりとお気に入りの一冊に没頭することができなかった。私は読書をするときは一気に読み進めたいタイプなのも相まって、読書以外のことに時間を使い邪魔をされるのがとても嫌なのだ。おかげさまで心をときめかせてくれた本はいつのまにか積読書となり増える一方で本棚が溢れ返りそうになっている。一刻も早く救出しなければならない。今は私に読んでもらおうとウズウズしている本を目の前に、どれから読もうかと迷いに迷っている贅沢を味わっている。
次に頭に浮かんだのはかき氷だ。私はかき氷が1番好きなスイーツと言っても過言ではない。大嫌いな夏を緩和してくれるひんやりとしたあの子は私の救世主だ。かき氷について語ると長くなるので詳しく知りたい人は私のnoteの″夏の恋人、かき氷″を見てほしいと思う。かき氷は家で食べるのもいいが外で食べるかき氷は別格だ。食べることは生きることに必要不可欠だと言い聞かせてアスファルトに溶けそうになりながら近所のかき氷屋さんに通い詰める。もちろんマスクやアルコール消毒と言ったコロナ対策と太陽に負けない紫外線対策もしっかりさせていただいてかき氷を迎えに行く。「私の夏の唯一の楽しみを奪われてたまるかっ!」と気持ちを奮い立たせる。想う存分かき氷を頬ばることはこの上ない幸せである。
考えてみれば自分でやりたいことは読書と、かき氷のたった2つしか思いつかなかった…。いや、されど2つだ。読書とかき氷を心ゆくまで楽しもうじゃないか。実は課題は終わったと言いつつもゼミの夏休みの課題や介護等体験事前学習といったものは残っている…笑笑。それならば、小学生の夏休みのように童心に帰ろうじゃないか。宿題や遊びにいい意味で疲れを感じたあの頃のように。やらなきゃいけないことは必然的に降ってくる。この夏も忙しくなりそうだ。その合間を縫うように心に秘めた夏の煌めきを抱きしめようと想う。
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