麻雀秘技⑧『恋の駆け引き』

配牌で、トイツが３つ４つ独立して存在していると、

これは七対子かな・・・？

なんて、手作りを進めていくうちに一つが暗刻になって、おっと、これはもしや四暗刻に化けるか！？

という経験があると思う。

こういう時によくあるあるなのが、

「いやぁ、ここは欲張らずに七対子で手堅く行くか・・」

と自制心を持って、暗刻になっているものを先に切り飛ばし２枚ずつの七対子受けにするとなんと！
捨てた瞬間、他の牌の３枚目が来てしまうというチグハグな流れ。
なんかいまいちタイミングがあわない！

そして
「仕方ないな・・切るしかないか、七対子と決めたし・・・」

と、なんと！

またまた先ほど捨てた牌の４枚目が来て、さらにまた別の牌が・・・

「うわぁ！四暗刻アガッてたぁ！」(;´Д`)

という切ない流れ。

さぁこういう時！
どうするか！！！

やはり当初の七対子狙いを続けるため、ひたすら頑張るのか・・・？

答えは・・・・

否！！！

弊社の研究結果によると、このまま無理やり七対子を進めた場合

①終局間際でテンパイするがアガれない
②もしくはチグハグイーシャンテンのまま流局
③他家への放銃

このような残念なデータが出ている。
これは理論ではなく、実践上そうなる確率が高かったのだ。

ではこの場合どうするのか！

ここだ！
私は発見した！
麻雀秘技を！！

『全力であきらめるのだ！』
 (ノ`Д´)ノ彡┻━┻　

１種類が暗刻になってしまったくらいなら別に良いが、２種目、３種目と来てしまい、三暗刻、四暗刻がテンパイできてた、さらにはアガれてた！

という状況。
これはもはや牌に超嫌われてしまったと捉えるべきである。

ここで、牌からの声に耳を傾けてみよう。

「おいおい、なにをやっているんだ！？ せっかく役満プレゼントしてあげようと思ったのに、下手クソか！ちょっとは空気読まんかね！」

という感じである。

で、なぜ「全力で」あきらめるのか？ということだが、これを人間の営みにたとえてみると判りやすい。

週末金曜日、いい感じの女性と食事デートにこぎつけた。
そして明日は会社も休み。

そんな中、
「今夜は帰りたくない！」
という女性からのわかりやす～いアプローチがかかっている。
（※四暗刻成就へと牌が進もうとしている）

だがしかし、
「今日は初デートですし、終電で送って帰りますよ」
（※手堅く七対子でじっくり攻める）

と紳士を気取って、家に帰してしまった！

そしてさらにこの後、七対子をこのまま頑張るということを置き換えてみると・・

金曜の晩、ノリノリの女性を家に帰しておきながら、日曜日の昼間にまたデートしませんかと誘っているようなものなのだ！！

どうかね？

そんな動きは絶対やってはいけないだろう！？

超ダサすぎるだろう！
まったく空気が読めてない。

じゃあどうするのか！！！

麻雀秘技！

「恋の駆け引き！」

発動ぉぉぉ！！

大至急！
捨牌で四暗刻を作れぇ！

( ﾟ∀ﾟ)？　どゆこと？
となるだろう。

説明しよう！！！

とりあえず、他の種類の暗刻が多数チグハグにできたところで、暗刻落とし、暗刻落とし、とにかく暗刻落としだ！

「四暗刻？ はぁ？ そんなもん興味ないわ！」
を全力で表現するのだ！

もうこの局はあがらない！

全力放棄に徹せよ！

どういうことかというと、これを先ほどの男女のやりとりに戻してみればわかる。

女性から、わかりやすーいアプローチがかかっていたが、空気を読まずに家に帰してしまった。
このダサいミスを自分でしっかり認識し反省した後は、次のデートに期待をよせるのではなく、後日連絡した際に、

「この前は、飯食う相手いなかったからたまたま誘っただけだ。」

「俺も忙しいし、次はいつ食事行けるかわからないな。」

といった冷たい男、陰のある男、お前には興味ない！という態度を全力で演じるといった具合である。

要は、この行動の方がまだマシだということだ。

そうなると、女性の反応として期待できるのが、

「えっ！？もしかして私に興味ないの！？」
「私、魅力ないのかしら・・・？」
「悔しい！振り向かせたい！」

となり、女性には気になる存在としてインプットされ、女性側から再度アプローチがかかる可能性を残すことができる。

※あくまでも可能性だｗ( ﾟ∀ﾟ)

あくまでも可能性とはいうが、よく考えてくれ、

前者は、完全にアウトであろう。
どうしようもない。ダサすぎる。

「昨晩の私の熱烈アプローチをスルーして、またデートに誘うって？　この男一体何がしたいの？ 私の事バカにしてるのかな？ もしかして童貞！？」

となり、２度とデートには応じてくれないだろうし、かなり嫌われる可能性が高い。
Σ(￣ロ￣lll)　

この話を麻雀に戻してみよう。

七対子を何とか頑張ったところで、その局はダメ、次局は配牌もダメ、ツモもダメ、下手したら大物手に放銃！！

・・・となりうるのだ。

しかしながら、後者のように冷たい態度をとった場合だと！

もっと女性（麻雀牌）から興味を持たれ、先局より、良い配牌、良いツモ、がやってくる・・・・！？
※あくまでも可能性

というわけだ。

手順がチグハグになった時や、流れの読みをミスったと思った時は、人間の恋愛に置き換えて、どう対処すればその後挽回できるかを考えて動けば、きっとドツボにはハマらない！
※あくまでも可能性

麻雀は恋の駆け引きである。
麻雀牌と恋愛するのだ！！！

※あくまでも可能性ぃぃぃぃ！！！

※注　ラスを引いても弊社は一切責任を負いません。
※注　恋に破れても弊社は一切責任を負いません。

知らんけど！！
( ﾟ∀ﾟ)ｱﾊﾊ八八ﾉヽﾉヽﾉヽﾉ ＼