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夏休みの宿題を制する者は、きっと良い人生を手に入れる💛

夏休み最終日のプールがガラガラなのはご存じですか?
「知らない、その日に家から出たことは無いから~」
そんな声が聞こえてきそうですね?

だって、みんな宿題やる日ですよね?
90%の生徒が1年で一番憂鬱な日かもしれないですね。

我が家から歩いていける
「よみうりランドのWAI」は大人気のプールです。
その日はね、スライダーにも並ばなくていいの、
波のプールも流れるプールも閑散です。

もうね、
バタフライで泳いじゃいます!

これ、どうですか?

人と少し違う行動を取れれば?
人と少し違う、有利な世界に行ける!!

発見じゃないですか?



ところで、
マシュマロテストを知っていますか?
幼児にマシュマロを1つ置いて
「ちょっと待っていてね」と部屋から出るんだけど、
その前に、
「待っていてくれてらもう一つあげるね」と言っておく、

で、待てた子供は、生涯賃金が高くなった。
そんな実験。

私は思うんですよ。
マシュマロテストの時には幼すぎて、
待つことができずにマシュマロをゲットできなかった子供も、
小学校で挽回のチャンスがあると思うんです。

それがこれ、
私が勝手に思った説ですが、
夏休み最終日に遊びに行ける子は生涯賃金が高いんじゃないかと?

夏休みの宿題は量が多いです。

その宿題を自分でスケジュールを組んで、
きちんとやり遂げる小学生になってもらったらどうですか?
親が管理するよりも楽。

何という素晴らしいアイデアでしょう?
我ながら、冴えてるなと。

こんなこと言っていますが、
小学生の頃の私は、そんな世界があることを全く知らなかった。


宿題は毎日決めた時間にコツコツやろうと思うんだけど、
私はダメだった~

よくよく考えたら、
先ず、徹底的に遊んで、
8月半ばごろになってから、
慌てて頑張るんでも良いじゃないですか?
でもね、
私には、そんな潔さは無いんですよね。

それは、怖いんです。

それは怖いから、一応毎日の計画なんぞを立てるのです。

で、夏休みがスタートすると、
先ずは初日の朝から、
張り切って部屋の模様替えかなんかを始めたりするんです。
まあ、それは仕方のないことです。
前々から気になっていたことだから、
机の向きを変えるのは、初日の大切な仕事。

で、なんやかんやで、
予定は、ドンドンずれていって、
結局、最後の3日間で必死に仕上げる羽目になりましたわ。

3日で仕上がることがわかってしまうと、
「何だ、大した量じゃないから来年は先にやってから遊ぼう」
そんな素敵なことを思い立つわけです。

これは我ながら良い計画だ。
そのほうが宿題の事が頭にありながら遊ぶよりも、
スッキリとして楽しいに決まっているんだから、
うん、そうしよう。

でも、何故でしょうね?
翌年も、また、ギリギリに宿題を片付けている私がいました。

そんな事ばっかりで、身に着いたのは、非常にバカげたスキルでした。
この量だったら最終日まで何日間で終わるのかをピッタリ計るスキル
このスキルばかりが上がっていったが、
前半で終わらせることのできない人間のまま
大人になってしまった。

何故私は成長できなかったのか?
今、振り返り、その原因を探ると、こうだ。

夏休みを自分のものだと思いすぎていましたね。
自由を謳歌するんだ~
私の大切な時間~

なので、心の奥底で思っていましたね。
「私の自由な時間に宿題を出してくる先生は、けしからん」

子供でした。
ただの子供でした。
反抗期でした。


時は流れ、こんな私のことを息子は、
「お母さん」と呼んでくれる。
そんな素敵な呼び名で慕ってくれる息子が、

「やっぱり、蛙の子は蛙ねえ~」と
人様に後ろ指さされるようなことになっては、
ご先祖様に申し訳が立ちません。

さて、どうしたものか?

自分の大切な人生を自分で考えてやりくりする素晴らしさを
じっくりと、噛んで含めて説明して
よ~くわからせてから、
それから…

「お母さん、夏休みの宿題、もう、ほとんど終わったよ~
「え?」

「ほら、後は読書感想文と自由研究だけ」
「え?嘘でしょう?絵日記は?」

「もう書いたよ」
「どれどれ?」

そこには、棒人間が泳いでいる絵と、
「今日はプールで泳いだ」の文字が、
全部のページに
「今日はプールで泳いだ」の文字が…

「8月も毎日行くか、わからないじゃない?」
「毎日行くんだよ」

「雨が降るかもしれないよ?」
「良いんだよ」

「そしたら、書き直すの?」
「30人もいるから、こんなの見てないから大丈夫なんだよ」


大人だ。
私よりすでに
少し大人のようだ。


はて?
こんなに大人になったのはどうしてなのか?
種明かしです。

白状します。
私が思うに、
たぶん、これは「がんばるマン」のお陰💛
3年生の担任の先生の宿題の量はすさまじかったからね。

がんばるマン



3年生が終わる時、
「毎日宿題がんばるマン」というプリントが
ファイルに束ねて返ってきました。

息子の頑張りの証です。
1年間、よく頑張ったね~
クラスのみんなも、偉かったね~

「クラスのみんな」と言うのはですね、
その頃の私といえば、保護者のランチ会が趣味でしたから、
生き甲斐でしたからね。

その、ランチ会の話題が、がんばるマン一色でしたから、
この先生は皆の忘れられない先生なんです。

「作文の日は夜の11時までかかったわ~」とか、
「うちの子泣くのよ~」とか、
「減らしてもらえないかしら~」
中には「そんな宿題あるの?」というツワモノもいましたが、

まあ、ほとんどの生徒が急に多くなった宿題に苦しんでいました。

息子?
そりゃあもう、
嘆きました嘆きました。

「こんなに宿題があっちゃ、もう、遊ぶ時間が全然無いよ」
「どれどれ?」

「もう、僕の人生が台無しだよ」とか何とか、嘆く嘆く、
大切な人生ですからねぇ
遊ぶ時間が無いなんて冗談じゃない!
息子の人生、台無しにするわけにはいきませんよ。


私は台所からタイマーを持ってきました。
「そんなのさあ、5分でやっちゃえばいいよ」
「え?」

「何でもいいんだよ、出せばいいの、5分でやって遊びに行きなよ」
「そうなの?」

「そうそう、叱られるのは出さない子だけよ」
「そうなの?」

「そうそう、汚い字でも雑でもいいから、3年生は自分でっやって提出する習慣が付けば、それで良し!ほら、5分にセットしたからね」
「そうなの?でも、5分じゃ無理だな~30分にしてもいい?

「良いよ」って言いながら、思いましたね。

ツッコミを入れたかった。
「真面目か!」ってね。
でも、その言葉は、さすがに飲み込みました。

小学3年生は、まじめに生きています。
恥をかきたくなくてドキドキしています。

宿題をたくさん出してくれた先生のお陰でとても良い習慣が付きました。
外で友達と遊びたいし、帰ってきたら漫画も読みたいゲームもしたい
やりたいことがいっぱいの息子は宿題を早く終わらせるしかない。
恥をかきたくないから間違えるわけにはいかないので正確に計算する。

そんなわけで、ものすごい集中力で、
とっとと宿題の終わる子になりました。

私は全然「勉強しなさい」とか言わなくて良いわけです。

お得

お得な話です。

その先生は、学級通信の量も多かった。

わんぱくマーチ

わんぱくマーチも3年生の終わりにファイルに束ねました。
NO.100までありました。
生徒の書いた文章がたくさん載っています。

マメでタフで好奇心いっぱいの先生だったので、

ロックソーラン

ロックソーランも教えてくれました。

小3太鼓

和太鼓も教えてくれました。

お得ですよね。

忘れられない先生。
たとえ、忘れようとしても忘れられない先生です。

この先生、今もどこかの保護者の話題の中心になっているかしら?
アンケートをとったら、日本一に名前が挙がるかな?
それとも、
親も子も、忙しい生活の中で先生の事なんか忘れてしまうかもしれませんね?
でもね、私は「生徒に影響を与える先生日本一」に推薦したいな。

お得を繰り返しましたが、

1年生の時の先生は息子を「漢字大好き少年」にしてくれましたし、
5年生の時の先生は帰りの会が素晴らしく…
話し出したらきりがありません。

いろいろな先生に出会って、毎年違うことを吸収していけるようになっているのはとても良いシステムだと思います。
いつでも、
この先生と、どんな1年になるのかなって楽しみできたら良いですね💛


最後までお読みいただきありがとうございました。


2021/5/24にnoteを始めました。
この記事は14本目です。
NO.14 夏休みの宿題を制する者は、きっと良い人生を手に入れる💛



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