2021/1/17(日)「総合教育」

ボーッと、テレビで卓球を見ていました。

午後3時頃にNHKでやっていた。全日本卓球選手権大会というらしい。男子決勝だった。
ワイドショーかなんかを見ていたところからチャンネルを変えると、たまたまやっていた。別段卓球に興味があるわけでもないが、他に惹かれる番組もない。勉強しながら片手間に観戦することに。
ペンを走らせながら、チラチラと。

及川選手と森薗選手の対戦。卓球なんて全然詳しくもなんともないので、この対戦カードを見ても、
「森薗って名前は鹿児島の名前っぽいなあ」とか
「そーいや張本選手は敗退したってニュースで言ってたなあ」とかぐらいしか浮かばない。とりあえずなんとなく見ているのである。
しかし、よく知らない競技を初めて観戦するというのは、実は結構面白い。
実況解説が見どころを教えてくれるし、なんせ卓球はテンポも早ければ、試合の展開も早い。なかなか目が離せない。
合間合間にペンを動かしながら、試合を見守る。

第4ゲームを終えて森薗選手が3−1とリード。森薗選手はあと1ゲームで優勝。
こうなるといよいよ目が離せない。
第5ゲームは9−11で及川選手がとった。それでもなお3−2。第6ゲームでついに、森薗選手マッチポイント。すなわちチャンピオンシップポイント。森薗選手がこのラリーをとれば優勝が決定する。固唾を呑んで見守る。
ペンはとっくに机に転がっている。

結局そのラリーを及川選手が退けて、その勢いのまま第6ゲームを制した。
そして続く第7ゲームでも森薗選手を攻略。
一度はチャンピオンシップポイントまで漕ぎ着けた相手を、優勝目前でなんとか食い止め、及川選手が優勝を手にした。
森薗選手は高校時代、及川選手の部活の先輩だったとのこと。そういったバックグラウンドを知ると、また違った角度から試合を覗けた気になる。
なんだか一つのドラマを見たような気持ちだった。

いつしか、右手のお供はペンからおやつに変わっている。そのまま続く相撲もしっかり観戦してしまった。これではただのNHKおじさんである。

相撲は相撲でやはり面白い。
こちらも全然詳しくないので、また実況解説をあてにしていると、先輩後輩同士の取組というのがどうやらいくつかあったようだ。詳しい人たちが言うのだから間違いあるまい。

卓球にしても相撲にしても、頑張って上り詰めていくと、そのあたりの世界というのは意外と狭い人間関係で成り立ってるのかなあ、なんて。

勉強は全く進まなかったけど、NHKおじさんは学んだのでありました。

総合じゃなくて教育見てたら、もっと色々学べたのかもなあ。

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