DQX ハウジンガーの集まるプレイベ 『 家好きの集いPart3 』 製作者がハウジング技術を解説!
MMORPG『ドラゴンクエスト10(DQ10,DQX)』で開催されたプレイヤー企画・主催・運営のイベント『 家好きの集いPart3 』に参加した。主催はユゲット(@huguette_DQX)さん。ハウス制作と解説に、3名のハウジンガーがジョインする。
◾️最大の告知はハウジンガーのRT
内容:3軒の家を解説付で巡る見学会
解説:しえん/ジジ/しろうさ/[補助]ユゲット
流れ:挨拶→説明・見学30分×3→集合写真
パート3(第3回目)開催なのだが、パート1と2には行ってないため初参加になる。過去どうだったかは不明だが、プレイベ告知の掲載がなくTwitterでTLに流れてきた情報をキャッチした。ハウジンガー・ハウジングスキーをフォローしているとこういう発見があるというのが分かった。
▼ ナスビナーラが大量ポップするハウジングのイベントはこちらの記事からどうぞ!
◾️家キット「夜宴館」をハウジング
製作と解説はしえん(@dqxsien)さん。今回のプレイベ『家好きの集いPart3』は、ハウジング(家づくり)を手がけたご本人による設計のネタやヒントの発表がある点、それがイベントの核になっている点がわたしにとっては異色だった。
このnoteでは解説コピペ的なことはしないのでPart4がきたらぜひ足を運んでみてほしい。
▼ 「家具(庭具)設置個数の上限がシビアすぎて詰め込みたくてもできない」というジレンマたっぷりのマイタウンで、そこを加味しながら家具・庭具の直置きをおススメするスタイル。あっ……、つぼ!!必ずつぼがあるのか?
▼ 「直置きだけでも格好よく家づくりができる」って、ハウジング初心者のわたしにはとても心強い言葉だ。こうやって、館内のイメージとリンクした庭を作っていく。空きスペースを怖がらないとか、むしろ空きを作ることでバランスをとる、みたいな発想が「なるほど」とおもった。
▼ 玄関を入ってすぐの光景。この位置から見えるようすを解説するということで、観覧者は全員、こちらで待機。
▼ アングルをやや上に向けてシャンデリアの灯りをみえる位置で撮影。シンメトリー(左右の均整が保たれていること。左右対称なさま)な部屋を作っているのだが、写真撮影ばかりしているからこの美しさはよくわかる。
▼ シンメトリーを意識した家は、真っ正面だけでなく左右をそれぞれ見渡してズレてないか違和感ないかを見るのも大切。城やダンジョン内でこういうビジュアルのフロアを見ることがあるけど、やはり多角的にみて「浮ついてみえる配置の家具がない」とおもう。
▼ モンスターがうろついていてもサマになるのがいい。▲左右の壁にある薄赤いオブジェは、なにかのギミックだろうか。操作すると別の扉がゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴとひらきそうな雰囲気だ。
▼ 正面をさらに下側からみたアングル。個人的にこれがいちばん好き。写真撮影フィルター違い。ただでさえ時間の流れをかんじさせないふしぎなゾーンなのに、セピアやモノクロにすると過去感や静止感がすごい。
▼ 横から眺めてみた図。白い人影は、ここで起こっている(いた)物語をおもわせる想像スイッチの役目を果たしている。
▼ 真反対から玄関のほうを眺めてみた図。夜宴館の壁がすでにイイ味だしているので、活用するというか、デザインにうまく乗っかるかんじは若葉マークとして押さえておきたいポイント。
▼ 2階のフロア移動。部屋に入ってすぐの光景。客間またはプライベートルームとして配慮されたところ、というのが「間仕切り」の密集具合からわかる。
▼ ここでも、家キット『夜宴館』の広さに対し、実際にフロア配置可能な家具数の少なさで悩む点を挙げ、「むりにあれこれ置いていかずにむしろ空きスペースを保つ」ことを話していた。
▼ こだわって詰め込みたくなるが数に制限があるため、視点のポイントになるキャッチーなものが置かれている印象。
▼ リアルでこの客間に通されたら、メイドかポーターに「ごゆっくり」といわれて扉が閉じた瞬間ヒャッハー!ってベッドに飛び込むとおもう。
▼ 「締切が近い仕事をするため缶詰めになる専用ホテル」をここにしたい。たぶんソファやチェアを一切使わず地べたに座り込むんだけど。テレビやパソコン、Wi-Fi的なものを持ち込みたくなる。
▼ 最後、2階から1階の眺めをぱしゃり。あれ?白い人影だけじゃなく黒い人影もいる! なんで気づかなかったんだろう……。薄赤いオブジェも、ちゃんと近づけばよかったな〜!シンメトリーなところに注目しすぎて細部まで撮りきれなかった
◾️海と浜辺のみえる町立図書館
製作と解説はジジ(@cafejijidq10)さん。壁の色と似ていてうっかり見逃しそうになるが、つぼが5個も並んでいる。この庭具(つぼ)は、1つあれば見た目の個数を1〜5個まで好みによって調整できるので、「空いているスペースがなんか寂しい……」とおもったときにハウジング初心者のわたしも重宝している。
▼ 玄関を入ってすぐの光景。この町立図書館は、同じところをフィルターなし(地色)とインスタント(明るめ)の2種類でお届けしたい。物語性が変わるような気がするし、図書館って晴れの日も曇りの日も同じくらいのテンションで訪問するでしょ? どちらも「よくみる眺め」だとおもうのだ。
▼ 本の貸出受付には黒髪ロングの眼鏡オーガ女子(わたしはオガコスキーなのでオガ子は皆好き)がいる。あまり白チャットを追いかけられなかったのだが、「俺さま口調」設定だと言っていたような……。毎日借りにきますね、返しにもくるし。
▼ 受付カウンターそばに、手動で開閉可能な本棚の扉みたいなのがあり、取っ手も付いているから「細かいな……。逢い引き(相愛のひと同士が人目を避けて会うこと。密会)したい相手ができたらここ使いたいわ……」などと、まどろっこしいことを考えていた。映画『007』ごっこするときはこの隠し部屋に武器いっぱい置いておこう(物騒
▼ わたしにはじぶんの隣に気の強そうな姐オガ(姐さん的性格のオーガ女子)が座っていて、「ふふ……。いいつけを守ってアフロのままでいるようだね?」とか言われている姿しか見えないのだが、皆さんにはどう見えてます……??
▼ ごりごりのプライベートなコンタクトを取る気まんまんな隠し部屋(町立図書館の館長はたぶんそんなつもりはない)を出て、受付嬢のいない方向をみる。大きな置き時計は時間の把握はさせてくれるが、流れをじゃまする存在にならずイイ。右の棚にあるのは新刊本やおススメ本だろうか。
▼ 小さい子と一緒にあたたまりながら絵本を読むスペースかもしれない。または、アフロがオガ子に膝枕されながら(もじゃもじゃじゃまだな)本の朗読をきくフロアであってくれても構わない。
▼ すごく細かいんだけど、階段を降りずに左側の通路を行っても本棚があってちょっとアダルティな文献資料や専門書が置いてありそうで、めちゃくちゃツボなのよね。こどもはこっちの薄い本、いや狭い道を入っちゃいけないよという不文律があって、よその子が紛れ込んでも他のおとなが「ママどうしたー?」とか言ってくるかんじ。
▼ 階段を降りるとカラフルなつぼや瓶ケースが。壁の低い位置に花瓶の絵画を飾っておくあたり、「この一角が煩雑で冷たく汚らしい印象を与えませんように」という館長の心意気や奥ゆかしさをかんじる。
▼ ぐるりと視点を左回転させると、こじんまりとしたデスクがある。集中して調べものをするのにうってつけなソロ卓で、レンタルスペースとして「午後3時から閉館まで借りる」的なサービスをおねがいしたくなる。
▼ このデスク一角でなにかやってるひとには基本話しかけちゃだめで、でも、周囲の本棚はすきにみていいよ、みたいな。レンタル帳簿に常連さんの名前がずらっと並んでいて、だいたい決まったひとがいつも借りてるよねって認識のスペース。
▼ 私物放置は厳禁だけど、調べもので使う書籍はある程度ここに並べていてもOKで、顔見知り同士なら誰がなにを読んでいるのかなんとなく知っているかんじ。程よい距離感を保てる場所。
▼ 次の借り手と交代するまでの無人タイム
▼ 小さなデスクスペースを通り過ぎると、右手にはこんなすてきな空間が。ひとが集まりたくなる町の図書館って「癒し」や「憩い」を提供する場にもなっていそうだし、突飛な印象はないかも。注目したのは、窓の外の景色、日差しを受ける床と植物、ステンドグラスの明るさと背後からくるひかり、手前の本棚の存在感がすべてマッチしていて見た目がうるさくないこと。情報量が多そうなのに「くつろぎ」を補助する役目をしている。
▼ 奥に進むと、豪華な天井釣りのソファがある。椅子に腰掛けてみたシリーズをやるアフロ。片方は目をつむっているが、それはそれでリラックスしているようすがでてイイ。
▼ どうやら、ステンドグラスからひかりが射しているのは家具を重ねるハウジングテクニックらしいので、ぱしゃり。
▼ 座っている位置から海辺を眺めることができ、目を休めたり、目の保養をしたり、目の充電には「よきだねー」なスペースだ。
▼ さらに、この ▲ スペースに入る手前には、もう1つ窓がある。海や浜辺や緑の眺めはすべてハウジングによるものだ。オリジナルで手作りされた世界、というのがビビる。
▼ 階段を降りたところにある扉(先ほども載せた写真)から中庭に出られるのだが、まずは、出てすぐの光景/視点を。丁寧にガーデニングされいい香りが漂ってくるようだ。
▼ 視点をやや上向きにすると青空が広がっていて木製の屋根がついているのがわかる。趣味(すき)でここを作っているんだよ、という雰囲気が伝わってくる。
▼ 中庭の半分がこんなかんじ。植物を育てるための空間だよ、というのがますますわかりやすい。図書館に訪れたひとも、休憩でここにくることがありそう。
▼ 写っていない逆側は、こんなかんじ。もうさ、このnoteのサムネイル写真をこれにするかシンメトリーのにするかめちゃ迷ったくらい好き。絵的によくないですか?芸術っぽい。美術の写生大会で町立図書館が指定されたら絶対ここくるでしょ
▼ ベンチ(ふたり用)にずっとひとが座っていて待機。「部屋のなかに戻りますよ」のアテンドがあったあと、ひとがいなくなるギリギリで撮影!いや、撮りすぎたわ。
◾️異空間にトぶ! 体験型マグロの館
製作と解説は、しろうさ(@sirousa_relic)さん。他のハウジング系プレイベで見かけて以来、ずっと(ビジュアル的に)気になっていたプレイヤーさんなのだが、ハウス外観をみてますます気になる存在になった。たぶん、わたし気が合うんじゃないかとおもうんだが……。
▼ センスがよすぎて心臓を撃ち抜かれたハウス
▼ 巨大なマグロの庭具は、DQ10の公式イベント『第5回フィッシングコンテスト』報酬アイテムで、「本マグロの像」という。「さわる」を選択するとサイズが3段階に変化する。こんだけ派手なのに庭に対する説明がない!という大パニック状態で始まったのだが、ミステリアスですきです
▼ はっはーん絶対これ異空間に飛ばされるやつ!っていう「旅の扉」的な存在があり、まわりには青白くひかるつぼが大量ポップしている。ぜんぶ調べたくなるけど2〜3個は、いや、下手すると十中八九「あくまのつぼ」のような予感がする。
▼ 玄関に入ってすぐの光景。「ここがセーフティゾーンです」と再三アナウンスが鳴る。いったいどういうことなの?とおもっていると「三半規管が弱いひとは無理しないように。ゆっくり歩く、走らない、部屋の電気を明るくする」など安全性を高めるための注意事項が次々と……。
▼ なにも怪しいところはないよなあ?と、周囲を見渡しだすアフロ。何度も「セーフティゾーン(ルーム)」といわれている部屋は、落ち着きがあって客をもてなすために作られたとしかおもえない。
▼ 別角度から。数えるとプクリポ女子のメイドが3名もいるのよね、そう広くはないこの部屋に。あとで彼女たちが「おもてなし兼看護要員」なのではないかと気づくのだけど。壁の柄や色合い、全体がマッチしていてすごく好きだなぁ……
▼ だんだんまわりがザワつき始める。めちゃ慎重に「これから起きること」の対処法を白チャットで説いているからだ。皆、なんのことだか分からないまま「なんだなんだ?」ムード。でも、部屋に変化はないのである。
▼ 椅子に腰掛けてみたシリーズを敢行したかったのだが、家具を使う権限のあるひと(フレンド)しか座れないようになっていたらしく泣きをみてしまった。くぅーっ!わたしも紅茶のみたかった(重要)
▼ あたたかい紅茶。ちゃんと客人にだしているとわかるよう、カップの持ち手も「向き」を細かく配置している。DQ10の家具、まじでこういうのを好きに彩色できるようになるとうれしいんだが!
▼ 暖炉の音をリアルな臨場感たっぷりにきくために、BGM(さくせん→いろいろ設定→環境設定→ボリューム設定→BGM)を、1にするのが推奨された。めらめらぱちぱち、あの独特の焚き火な音がすんごいはっきりきこえる。実は、そうするため裏方に暖炉を8個くらい設置しているとか。
……で、このハウスでいったい何があったかというと、とある壁の向こうから先とんでもない空間になっていて、「ひとがどんどん消えていくし、どんどんすれ違うし、まったく元の部屋(セーフティゾーン)に戻れないし、どうしても出入口がわからなかったら最悪の場合ログアウトして屋敷から強制移転しなきゃ助からないくらいビンビンに迷うブラックホールよりも怖い迷路」になっていたんだよね……。がちんこで三半規管やられた上に、写真撮る余裕なかった!気になるひとは行くしかないッ!!
◾️おまけ
そんなこんなで、視覚的にもハウジング技術の資料学習的にもよいプレイベだった……。行ってよかったなあ〜!また行くぞ〜!
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