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◆ネコはいつも知っている。最も居心地のいい場所を・・・。

ネコには縄張りがある。

彼らはいつも、

自分たちにとって居心地のいい場所を守ろうとしている。

夏には涼しい場所を、

冬には暖かい場所を。

そして、

狭く暗い場所がお気に入り。

明るいと、

前足で目を隠すように、

お手製のアイマスクをしながら寝る。

ネコにとってのストレスは、

慣れない環境、

慣れない他のネコの存在、

慣れない人の臭い、

そして、

大きな音。

ネコはいつも、

静かな場所を探し求めている。

ネコを飼っている人には、

静かな環境作りが必須。

時に、

狩猟本能をくすぐる一人遊びもする。

ネコはネコなりに、

自分にとって最良の生き方をしているのである。

それに引き換え、

人の社会というのは、

なぜこうも他者に対し過剰に干渉することが当たり前になっているのか。

忙しなく、ガチャガチャと、騒々しい。

あまりに期待値が高い人、

あまりにも欲望に果てしない人、

あまりに理想が高い人、

こういう人たちは人が本来大切にすべきことを見落としがちの様な気がする。

どんなに他人と比較しようとも、

どんなに見た目を取り繕おうとも、

人が生きていく上で手に入れられるものも、

人が生きていく上で経験できることも、

人が生きていく上で感じられることも、

他人を基準にしたとてそれらが自分にとって求めるべきものであると考えるのはズレた感覚であろうと思う。

自分が求めていることが、

どれほど自分に幸福感を与えてくれるものなのか、

じっくり考えてみるといい。

実は言うほど欲しいとは思っていない。

実は言うほど興味はない。

そういうことに縛られて生きることほど時間もお金も浪費が止まらなくなる。

一度、最低限の過ごし方に立ち戻って、

地味で質素な時間を過ごしてみるのも良い。

すると、

これまでの自分がよくよく見えてくる。

そして、

これまでの自分以外のこともよくよく見えてくる。

よく顧みた上で、

またそこから歩き出しても良い気がするよ。

自分にとって居心地の良い場所や時間の過ごし方は、

他者に影響され過ぎてはならない。

そのために必要なことを始めたり、

そのために不要なことを辞めたりすることを、

時折整理してみるといいかもしれない。

実のところ、

ネコはそういうことがよくできている。

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