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ゴールデンボンバーのライブに初めて行って驚いた10のこと

私にとっての初ゴールデンボンバーライブは、2018年の「ロボヒップ」ツアー。

キャパ約1800席という地元の小さなホールにゴールデンボンバーが来てくれると聞きつけ、ライブのチケットを取ったのがすべての始まりでした。


ライブに行く前のゴールデンボンバーの印象

まず、私がライブに行く前のゴールデンボンバーの印象をご覧ください。

・お笑いバンド
・歌番組に出てたらネタが気になるから、一応見る程度
・知ってる曲は「女々しくて」くらい
・ヴィジュアル系に興味なし。てか金爆ってヴィジュアル系?

いやぁ…今思うと本当に失礼なものです。

ただ、ミーハー心ではありますが、ぼんやりとライブは行ってみたいと思っており、2018年の「ロボヒップ」ツアーにて奇跡的にチケットをゲット。

ゴールデンボンバーのワンマンライブに初めて行くことが決まったのです。


その時、私は知るよしもありませんでした。

ライブ中に降りかかる、めくるめく驚きを。

そして後に自分が、ゴールデンボンバーファンになることを。


ゴールデンボンバーのライブに初めて行って驚いた10のこと

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✴︎✴︎✴︎

アイドルみたい

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まず、会場に着いてみると、

そこには人・人・人!

しかも女性がたくさん!


トレカやポスターなどを取りそろえたグッズ売り場、カメラスポットには、長蛇の列。アイドルのライブ会場と言っても過言ではないくらいの熱気…

ファンになる前は想像だにしなかった光景でした。


これは後に知ったことですが、ゴールデンボンバーファンの約9割は女性なのだそう。

ネタバンド色強めのテレビの印象と、ファンから見たゴールデンボンバーの印象は、ちょっと異なる。


②影アナ

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会場内に入って席に着き、開演を待っていると突然、

ギターの喜矢武さんの声が聞こえてきた…!


「影アナ」と呼ばれる開演前のアナウンスでした。

影アナとは、ライブにおける注意事項などを幕の裏手からアナウンスすること。

一般的にはあらかじめ録音された、いわゆる“よくある”アナウンスが流れたり、スタッフの方がアナウンスするのですが、ゴールデンボンバーのライブでは、鬼龍院さん以外のメンバーが担当することが多いそう。

しかも、あらかじめ録音されたものではなく、まさに今裏手から喋っている”生の声”が流れてきます。

だから、会場によって少しずつ内容が異なるし、メンバーじきじきにアナウンスしてくれるから注意事項もお行儀よく聞いちゃいます。

そしてなにより、開演前から気持ち高まる。


③棒立ち

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ライブが始まってからのこと。

ゴールデンボンバーの曲にはふりつけが結構あるのですが、私はふりつけを予習せずに会場へ来てしまいました。


わかってはいたけど、当然周りは多くのゴールデンボンバーファン…

その中に、ふりつけを知らない私……(;´ω`A焦


そんなとき、鬼龍院さんから、

「棒立ちでもオッケー(^-^)」

とお気遣いの言葉をいただけたことで、

心の余裕ができたことは大きかった。笑


そう、ゴールデンボンバーのライブでは、立っていたって座っていたってふりつけが分からなくったっていいのだ。

当時の私みたいに、ゴールデンボンバーのライブを初めて目の当たりにする人は当然いる。

だから、ライブの前置きとして「棒立ちでもオッケー(=自分なりにライブを楽しんでね)」といった”ことわり”がある。

そんなお気遣いのおかげで、堂々と棒立ちすることができ(もちろん踊れる曲は踊った!)、心おきなくライブを楽しめたというお話でした。


④「PAさん~」という文言

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曲の前に、鬼龍院さんがさらりと発した一言。

(^-^)「PAさん、次の曲お願いします」


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↑(心の声…)

会場は笑いがおこるわけでもなく、当たり前に時間が過ぎていった———


ライブの演奏音は(未だに)iPodから流れており、それをドラムの樽美酒さんが操作されています。

もう、知ってる人にとっては当たり前なんですけど、当時の私にとってはあまりにも斬新なセリフで、改めてゴールデンボンバーはエアーバンドなんだと再確認させられた瞬間でした。


⑤休憩タイムがある

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ゴールデンボンバーのライブは、飽きさせない工夫がすごい。

例えばそれは、休憩タイムでさえも。


ライブにもよると思いますが、ゴールデンボンバーのライブには休憩タイムがあります。

(^-^)「休憩トゥァァイム!」

という鬼龍院さんの威勢の後、会場は暗転。

そして、舞台上の画面に映し出されたのは、ライブでしか見ることのできないゴールデンボンバーの映像!

そのとき私が見たものは、ブリーフ姿のメンバーさんたちが暗闇の中ひたすら動き回るもの……と文字にしてしまえばよくわからないものになってしまうけれど、これがとにかく面白くて。

笑った。トイレなんか行く間もない…!


休憩タイムでさえ飽きさせない、配慮と工夫。

笑いながら、ひそかに感動してた。


⑥「女々しくて」以外の曲もめちゃいい

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曲については一応、YouTubeで予習してからライブに臨みました。

そこで気づいたのは、「女々しくて」以外もたくさん良い曲があること(失礼)。

ライブまでの間じわじわとハマり、ひとり再生数を重ねていました。

ゴールデンボンバーの曲ってちょっと独特だったり、歌詞に遊び心があったり、曲調がキャッチーだったりします。

思わず口ずさみたくなる、耳に残りやすい歌も多い。

そんでもって、ミュージックビデオも面白い!

だから、初心者でも入っていきやすいのかな。


⑦顔面偏差値

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お気づきでしょうか。

ゴールデンボンバーは実は全員イケメン。

エアーバンドだのに。←ここ

はぁ…なぜ今まで気づかなかったのか。

ライブ後にその顔面偏差値の高さにしみじみ気づき、なぜもっとライブで凝視しておかなかったのかと後悔した記憶があります。


しかしなぜ、イケメンだと今まで気づかなかったのか?

それは、ネタバンド的役割を求められてしまうゆえと分析している次第です。(現に、私もファンになるまでネタバンドとしか見ていなかった。)


容姿や清潔感って、土台みたいなものだと思います。

ゴールデンボンバーってそこが必要以上に高いもんだから、ギリギリなことをやっていたらむしろ「見たい!」ってなるし、ケツを出してもいいのだ(断言)。


⑧ヘドバン

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今までヴィジュアル系バンドのライブへ行ったことがなかったため、「ヘドバン」というものを生で見たのも初めてで。
(※ヘドバン=ヘッドバンギング。激しく頭を上下に振る動作のこと。)


その光景は、もうただただ圧倒的で。
( ゚д゚)ポカーン


異空間というか、異次元というか。

一番後ろの席だったし、なにより初見というのもあってヘドバンはできなかったけれど、その独特な光景は目に焼き付いています。

そして、今でもライブでは俯瞰で見てしまう。

やりたい気持ちもあるのだけれど、混沌とした美しさがあって、つい、見とれてしまう。


⑨アンコールから出てくるのめちゃ早い

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ライブの本編が終幕。

会場に響くアンコールの声……

と言う間もなく、

ゴールデンボンバーの皆さまは、もうステージ上に戻っておられた…!


あっけにとられていた。

「アンコール!」と唱えたのは2、3回。

いや、早すぎて「アンコール!」とさえ言えていなかったかもしれない。

アンコールが始まってからゴールデンボンバーが再度ステージに現れた時間は、体感にして3秒。

あまりの早さに思わず「早ッ!」と、口にしていたのは言うまでもありません。


ちなみに、鬼龍院さんはこのアンコールの件についてテレビで「ムダに待たせるアンコールの時間なんていらない」旨をおっしゃっていました。

お客さんにも終電があるし、最後の曲が聴けない人が出てくる。だから、アンコールはいつも早く出るのだと。


ライブは、同じ時間を共有することにひとつの意味があると思います。

貴重な時間を最大限に有効利用してくれるゴールデンボンバーのライブ、

なんてやさしい。なんて正しい。


⑩ライブが純粋にカッコイイ

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テレビよりも凄まじい、体を張ったパフォーマンス。

時に本物の炎が噴き出たり、映像が音楽にシンクロしてバチっと決まる、演出の快感あるカッコよさ。

そしてラスト、思いがけず感動したのが、鬼龍院さん言葉。


ライブの最後の最後、

大事なのどを、

ライブでさんざん歌い、

酷使したのどを使って、

最大限の声を出して、

ファンに向かって叫ぶ姿。

完全にやられてしまった。

もうめちゃくちゃ、心をもってかれた。

震えた…………………………………………!




最初はミーハー心で行ったゴールデンボンバーのライブ。

ライブ後、いろんなものがひっくり返った。

思えばあの日私は、ゴールデンボンバーファンになっていたんだなぁ。


ライブに行った後のゴールデンボンバーの印象

・お客さんへのホスピタリティがすごい!
・ライブを飽きさせない工夫がすごい!
・会場の一体感がすごい!
・ヘドバンを初見、そして圧倒される
・ライブの演出が純粋にかっこいい!
・「女々しくて」以外の曲もめちゃいい!
・金爆の顔面偏差値の高さに気づく
・地方の小さなホールだったけど、手を抜かず、身を削るような姿に感動…!
・とにかく楽しい!!!

テレビの中の彼らとはちょっと違う、ライブならではの魅力、迫力。

私はライブ後もどんどんハマり、生まれて初めてファンクラブなるものにも入会しました。

ライブに行く前は、ゴールデンボンバーのことを単に知らなかっただけだったんだなと思います。

知り方が十分でなかったから、興味を持てなかっただけ。

しかし、ゴールデンボンバーに本当の意味で出会ってしまった今、

エアーバンドという形態で、荒波の音楽業界を突き進む彼らを、

これからも応援していく所存です。


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