-THE INTERVIEW- #01 コハラタケル(前編)
こんにちは!
4 Silent Birds STAFFの晴知花です!🌤
さて、注目の新連載記事がはじまりました!
フォトグラファーのカメラライフに、ファッションという彩りを添えるカメラストラップメーカーとして、4 Silent Birdsは数多くの写真家とコラボさせていただいてきました。
そこで、実際に4 Silent birdsのカメラストラップを愛用されている有名写真家の方に、インタビューをさせていただき、その方の視点や活動のお話、写真を撮る日々の中にカメラアクセサリーを取り入れる楽しさやこだわりを聞き出していく連載企画「 THE INTERVIEW 」がスタートです!
記念すべき1人目は、写真家のコハラタケルさんです!
「#なんでもないただの道が好き」などをはじめ、当たり前の日常を情緒的に切り取る写真が印象的なコハラさん。
一体どのような視点から、どんなものを愛用されているのでしょう。
こちらの記事は前編・後編に分けて会話形式でお送りいたします。
ぜひお楽しみください!
晴 ー写真活動歴はどのくらいになりますか?
コハラ 現在で 6 年と 10 ヶ月。(2022 年 10 月現在) プロで仕事をしてからはちょうど4年になりますね。
晴 ー趣味で 3 年弱ほどやられてからお仕事に切り替わっていたのでしょうか?
コハラ いや、当時もフリーでライターをやっていたので、不動産の物件写真とかを撮っていたんです。ただあくまで、文章がメインだったので、写真はおまけだったんです。 自分で写真も撮ることで、記事の単価を上げられるという点もあったので、文章だけではなくて写真もやってみようということになって。なので、本格的に写真業に切り替えてからはちょうど 4 年くらい経ちますね。
それまでの2年半、個⼈の撮影依頼や家族写真など写真が絡む仕事もやっていました。
晴 ーコハラさんの普段の活動につきまして教えていただけますか? (普段の撮影ジャンルなども交えながら)
コハラ SNS に投稿しているものは主に女性ポートレート、仕事に関しても基本的には人物撮影が 多いです。今継続的に担当させていただいているのが、セクシー女優さんのデジタル写真集の撮影ですね。他は元々ライター経験があるので、記事と撮り下ろしをやらせてもらっていて、連載ですとカメラのキタムラさんの「ShaSha」という WEB 記事や、FUJIFILMさんだと「IRODORI」など、撮り下ろしと執筆が多いです。まれに個人で家族写真や七五三、 結婚式の前撮りなどもあります。広告や雑誌などはなく、WEB 関連が多いです。
晴 ー主な使用機材を教えてください。
コハラ 今はFUJIFILMとLeicaです。ずっとFUJIFILM ⼀筋で、Leica もまだ買ってから1 年半しか経っていないんです。(初めて買ったのはQ2)
晴 ーFUJI はフルサイズがないと思うのですが、APS-C を使用していたのですか?
コハラ 最初の3・4 年ぐらいはずっと APS-C でしたね。途中で中判を使ったこともあります。
晴 ー比較的小さいカメラを使用されていますが、バッグもコンパクトになることが多いですか?
コハラ 場合にもよりますが、ロケなどで相手の自然な表情を狙うときは自分も身軽な方がいいと 思っているので軽装備。レンズも 35mm と 50mm くらいにしてちっちゃいリュックなどで行く場合もありますし、スタジオの場合は斜幕、ストロボなどもあるので結構ガッツリな日 もあります。
晴 ーコハラさんがカメラバッグに入れている欠かせないアイテムなどがあれば教えてください。
コハラ そんなにこだわりはなくて。
必ず持っていくのは名刺ですね。レンズペンやブロワーも持っていきます。あとは地味に使うのがテープ関連。必ず使う訳ではないけどあると便利です。元々建築の職⼈をしていたので、どのテープがどこに付きがいいかとかわかるんですよね。あと⼤事なのがちっこいハサミ。割と必須かもしれません。モデルさんの服の⽷屑を切ったりできるので、モデルさんと1対1のときはあるといいですね。⼈を撮るという点ではあると便利です。
晴 ー私自身、飾らないポートレートを撮影されているコハラさんのお写真がとても好きなのですが、人物の飾らない姿を切り取ると言う点で意識していることがあればぜひ教えてください。
コハラ 自然体な写真とよくいいますが、僕的には自然な写真はないと思っていて、全部演出だと思 っているんですよ。自然な表情を切り取りたいと思うと逆にかたくなるというか。だから全 部演出だという心構えでいることが大切なポイントになると思います。 あとは、撮るときよりも“選定”が⼤事だと思うんです。僕は“絶頂”よりも“中間”の⽅が好きで、例えば⼤爆笑してる時よりはその前後とかの中途半端なところを意識して残すようにしているので、もしかしたら⼈物撮影においての“飾らない姿”に繋がっているかもしれません。
晴 ーなるほど。実際撮るときに「自然体なところを撮りますね」みたいなことは言わないので すか?
コハラ 逆に言っちゃいますね。演出なので隠さずに言っちゃった方がいいと思いますね。 映画の監督さんは撮るイメージを共有するじゃないですか。それと一緒ですね、写真も。 僕は言った方がいいと思っています。
晴 ー意外な答えだったなと驚いております。
コハラ 例えば家に帰ってソファにだらっとしたり酒を飲んだり、誰も見ていないようなだらしない顔が本当の「⾃然体」だと思うので、向き合って撮っている時点で本当の⾃然体は撮れないと思いますね。防犯カメラならそういうのは撮れるかもしれないけど。
晴 ーコハラさんは何気ない日常を切り取ったお写真が大変印象的ですが、場所探しなどで工夫している点はございますか?
コハラ 昔はすっごいこだわっていたんですよ。
・路地裏や狭い道
・路面電車が走っている街
・高低差がある場所(坂道)
・近くに川が流れている
・全体的にレトロな街並み
この5つのうち2・3個は当てはまっているのが条件でしたね。 でも最近は全然変わっていて、撮影に慣れてきたのであえて場所選びに自分の意志を入れ たくなくて。でも自分で決めないといけないので、最近は行きたい喫茶店を探すようにしています。
で、その周辺で撮っちゃうみたいな。
そうやって場所選びに⾃分の意思や意図を⼊れないようにしています。
晴 ー以前は選ぶポイントがいっぱいあったのが、大きな変化だったんですね。
コハラ そうですね、仕事以外で撮影するなら基本ロケハンしない⽅がいいと思ってるので。やっぱり現場で頭フル回転させて探した⽅がいい画撮れると思っていますね。お仕事は少し違いますけど。
haru ーカフェじゃなくて喫茶店なんだね。
コハラ 喫茶店ですね〜!純喫茶を選んじゃいますね。
喫煙可がどうしても多いけど。
いかがでしたでしょうか?
晴知花はこの時がコハラさんと初めましての日だったのですが、
とても気さくな方で、今回の企画の第1回目を快く引き受けてくださいました!
バッグの中身紹介や写真に対する考え方など、前編から濃密なお話をたくさん聞かせていただきました!📸
記事でも紹介しきれないくらいたくさんのお話をさせていただいたのです。
後編ではそちらをもとにまた違った角度のお話をたっぷりお届けできればと思います😌
さて、そんなコハラさんですが、
2022年12月16日(金)〜12月29日(木)で写真展を行われます!
コハラさんが連載にて1年半撮影してきた五味 未知子さんの魅力が
ぎゅっと詰まった写真展です!
詳細はこちらからご覧ください。
是非皆さん、会場でコハラさんのお写真たちをご堪能ください✨
それでは、また後編の記事でお会いしましょう!
晴知花でした☺️☺️