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高校時代、部員1人のフェンシング部に飛び込んでみた話

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高校時代、僕は部員1人のフェンシング部に飛び込んでみました。そこから始まる思いもよらない、願ってもない青春の日々をぜひご覧ください!!!
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2020年4月の記事一覧

高校時代、部員1人のフェンシング部に飛び込んでみた話 -大波乱の初戦編-

*ぜひ過去作からご覧になってからお楽しみください!!!!!

青春の記録です

全く見えなかった

全く感触がなかった

恐怖のあまり後退りした数秒後には大音量のブザーが鳴り、相手のランプに光が灯った。

息つく間もなく最初の位置に戻る

アンガルド
プレ
アレ!!!

さっきと全く同じ、

相手が、胸やお腹を全開にし剣をこれでもかと下げ近づいてきた

『刺せるもんなら刺してきなwwww』

相手

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高校時代、部員1人のフェンシング部に飛び込んでみた話 -試合開始!編-

*ぜひ過去の7話をご覧になってからお楽しみください!!

青春の記録です。

刻々と近づく試合時間に向け準備を開始する。

次第に緊張と不安で落ち着きが欠けていく

他校が着々とフォーミングアップから実戦形式の練習に取り掛かってるなか

僕らはルール説明を受けていた。←絶対に遅い

どんなに体が温まっていても
ルールが分からなければ立ってるしかない

そんなやつ客席で見てろって話だよね

「けどま

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高校時代、部員1人のフェンシング部に飛び込んでみた話 -大会スタート編-

*ぜひ過去の6話をご覧になってからお楽しみください!!

青春の記録です

「いってらっしゃーいw」

母親はニヤニヤした顔で僕を見送った

先輩に言われた通り
弁当、水筒、長い靴下、体育で使うジャージ

これらをもって行きの電車に乗り込んだ。

電車で遠征に向かうときって

緊張と、行ったこともないとこに行く好奇心が入り混じって高揚していくもの。

皆さんも練習試合や大会ってそんな気分だったはず

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高校時代、部員1人のフェンシング部に飛び込んだ話 -大会前日編-

*ぜひ過去の5話ご覧になってからご覧ください!!

青春の記録です。

大会の前日、校門で鶴先輩と竹に挨拶をし自転車で帰路につく

(僕と竹が先輩を説得し、日曜も練習することになった。いや先輩から言ってこい)

「明日は緊張しなくていいから!!2人はセンスがあるからもしかしたら勝てるかもしれないよ!!負けても凹まないでね!!」

先輩の嬉しそうな声が頭の中で響く

それもそのはず

先輩からしたら

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