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新卒1年目を振り返って(どうしてここにいるのか編)

最近街を歩いていると、振袖姿の女の人や花束を持った制服姿の若い子たちをよく見かけるようになって、僕も大学卒業してから一年経ったのか、と思った。

そして、この1年間を振り返ってみようかな、という気持ちになった。
ざっくり、どうして僕が神戸にいるのか、という前置きと仕事と生活、この3つのテーマで書けたらいいかなと思っています。

一年前の僕といえば、大学で別に何かを成したわけでもなかったし、何かを継続して編み続けていたわけでもなかったから、この生活にいつでも戻れるよな〜、と思ってしまっていたし、この生活がいつまでも続くんだよな〜と思っていた。
そんなわけはありません。
そうして、ヘドロのような卒論を書き、卒業証書をなんとかもらい、大阪の大学から神戸の会社へと、投げ出されたわけです。

そもそも僕は関西圏になんの縁もゆかりもない地方出身です。
ただ、地元のそのあまりの田舎さや閉じた人間関係に嫌気が差していて、なんとしても地元を出たかったがために、関西のそれなりの(それなりといってもしれていますが)大学に進学しました。
″それなりの″大学でないと親が許してくれなかったので、受験勉強はまぁまぁ頑張ったと思います。それでもそれなりですけどね。

そうして、サークルとかバイトとか、女の子と遊んだりとか、よくあるしょうもない大学生のテンプレをなぞるようにして4年間を塗り潰しました。
コロナが被ったこともあって、なんかもったいなかったよな〜と思います。

そうしてうにょうにょしているうちに、就職活動の時期に差し掛かりました。
僕は、正直、就職はどこでもいいや、と思っていました。
幼少期から英語を習っていたこともあり、そういう仕事に就きたいな〜とかもありましたし、全国転勤とかも楽しそ〜と思っていました。
なんとなく、人にちょっと自慢できそうな企業ならどこでもいいかな、というのがありました。
だから、大学3年の秋くらいには、ある程度名の知れた″それなりの″企業の内定を貰って、就活も早々に辞めちゃいました。

ただ、大学四年生になるかならないかくらいのタイミングで、彼女ができたんですね。
普段僕のポストを見てくださっている方なら分かるかと思いますが、僕は彼女のことを溺愛しています。
さて、その当時彼女は大阪での就職が決まっていた状態で、僕が内定を貰っていたのは、全国どころか全世界転勤が継続してあるような会社でした。
これはどうしたものかと、そもそも付き合うにあたって、全国転勤の会社に行く前提で付き合うのであれば、遠距離恋愛を想定しなくてはいけません。
僕は高校卒業から大学一年生辺りにかけて、遠距離恋愛をしていたことがあるのですが、正直性格的に全く向いておらず、もう遠距離はしたくないなぁということもあって。
つまり、付き合う=内定を蹴る、ということになるな〜と思ったんです、逆も然りです。

ここに関してはめちゃくちゃ悩みました。
そもそもその当時付き合いたてだったわけで、もしすぐ別れた場合、ただ一瞬の恋愛のために大手の内定を蹴った哀れな男になってしまうわけですし、その可能性は十分にある。
けど、遠距離恋愛前提の恋愛をするくらいなら、付き合わない方がお互いのためでもある。
今思えば結構人生を分ける重要な選択だったんですよね、僕にとっては。

それで、塞ぎ込んで暫く考える日が続きました。
バイト中も、ジムでも、サウナでも、ベッドの上でも、そのことがずーっと頭の中をぐるぐるしていて、どうするのが正解なのか、考えていました。
付き合いたての彼女にもそんなことは言い出せなかったですし、友人に相談するにしても、元々頑固な性格なので自分の答えが出るのを待つ方がいいかなと思って、ただ考える日々を送っていました。

それで、出た結論としては、内定を断って就職活動を再開しよう、というものでした。
これに関してはいろんな論理や言い訳をこねくり回して、理由を用意することは出来るんですけど、その当時の僕は、自分がどうしたいか、ってことだけで決めたと思います。

結局″他人によって選ばされた″選択って後悔することが多いんですよね。
今回の場合だと、″彼女のせいで俺は関西圏での就職を余儀なくされた″って思ってしまうことが最悪のケースだと思ったので、そう思ってしまうくらいなら付き合うべきではないし、正直その時の俺にとっては大手の内定よりも彼女の方が大事に思えたんですよね。
ってことで、彼女を選んだわけです。

で、紆余曲折あって、というか、そこからはめちゃくちゃスムーズにここだ!っていう会社と出会えて、内定を貰えて…2度目の就職活度を終えました。(多分4年生の5月くらい。)
その会社の規模としては、そんなに大きくはなくて、元々内定のあった大企業とかと比べると正直色々見劣りするところはあるんですけど、とにかく会う人会う人皆さん人が良かった、てのが大きくて、言い方難しいですけど中小になったらある程度どこもどんぐりの背比べなので、そういうところを見ていくしかないんですよね。
ただ、仕事編でも書こうかなと思うんですけど、今はこの会社を選んで本当に良かったなと思ってます。

この決断って客観的に見ると愚かすぎるというか、それなりの大学に入って、周りも大手への入社を決めている中で、俺だけが名前も聞いたことないような中小に恋愛を理由に入社を決めるって考えられないことですよね、コスパが悪すぎる。
実際、友人にもそう刺されたこともありました。
ただ、どの道を選ぶかというより、選んだ道をどう正解にしていくか、の方がメチャクチャに大事なんすよ。結局ね。
この辺りは仕事編で書ければと思います。

ということもあって、もともと一人暮らししていた大阪の賃貸から神戸の賃貸へ引っ越してきたのが、ちょうど一年前の今日だったみたいです。
引っ越しは、地元から親が来て手伝ってくれました。
神戸の主要駅から徒歩圏内で且つ家賃も相場より少し安い賃貸です。これが結局罠だったんですけどね…、その話は生活編で…。

話は変わるんですけど、神戸って今再開発をすごく頑張っていて、この一年間で変わったところもかなり多いです。
震災からの復興を経て、という段階みたいで、他の都市と比べるとだいぶ出遅れている形にはなるんですけど、古い建物や設備をガンガン新しくしていて、変わっていくのを見るのは結構楽しかったりします。
しばらくずーっと工事をしていくみたいです。
僕がいつまで神戸にいるかは分からないけど、それも見守っていきたいと思います。

ということで、僕が大学を卒業して、神戸に住むことになるまでのざっくりとしたタイムラインでした。
仕事編・生活編も書きますのでお楽しみに…。

ここまで読んでくれてありがとうございます。

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