大河ドラマ「光る君へ」第22話「越前の出会い」

・為時の越前行きについていく事になったまひろ、史実ではその頃の事は殆ど書かれていなかったから創作部分がかなり多いのではと思った。だけど実際の人物に近い役割を与えるのはドラマ上よくある事なのでそこは期待どころ。

・前回終わった後に気付いたがオウムの声に種﨑敦美さんが起用されていて驚いた。幅広い女性の声やアーニャのような幼女の声などその上手さはアニメ好きとしては良く知っているが贅沢な起用だなと。

・朱仁聡(浩歌さん)は実際の人物だろうけど大野国勝(徳井優さん)、三国若麻呂(安井順平さん)、源光雅(玉置孝匡さん)は調べても出てこなっ方からこれも創作人物かな、そして周明(松下洸平さん)がこの舞台においてはメインとなるキャラなんだろうな。

・為時は道長に言われた通り越前のために力を奮う気があって前向きなんだけど、光雅達の雰囲気が表面上の歓迎なのは明らかで船の修理も含め何やら裏がありそう。朱仁聡なんか為時に朝廷への献上を依頼していたけど調べると暴力事件を起こしていた様だしその辺りもドラマで描かれるのだろうな。

・為時が激務により倒れてしまったが朱仁聡が薬師と呼んだのは周明、為時は無事に回復したけど二人の雰囲気が何やら怪しく、ここでも今後の展開に大きく関わっていきそう。

・献上されたオウムに実資が「不可解」と覚えさせようとした場面は短いながらちょっと笑えた。基本的に政治的に厳しい申し出をする場面は多いがおちゃめな部分も多い。

・そんな中、三国が殺される事件が発生、演じられた安井さん・・・たった1話で退場なのかと感じた、疑いの掛かっている宋人の裁きについて道長に判断を仰ぐことに。様々な意見に取り敢えず肯定しておく道綱が最早微笑ましい。

・ドラマ上では憎めないおバカキャラとなっているけれどある意味では伊周たちのように野心が全くない分そういう政治闘争的なものにも巻き込まれていないしそこに関して誰からも脅威を抱かれていなし、家柄だけで出世はしているので登場人物の中では充実した人生を歩んでいるとも言える(苦笑)

・大宰府に向かっていた伊周は病床の貴子に会うために都へ戻る・・・、気持ちは分かるのだけれど、これまでの事を思えば同情は(しない)と思うけれどつくづく運の無さと哀れさが強調されているとも言える。

・更には定子のご懐妊・・・、散々道隆や伊周に傲慢にも責められそこからの伊周の失脚に始まりその後に自身は髪を下ろして出家、全てのタイミングが悪すぎて道長と一条天皇の複雑な苦渋の表情が観ていて堪らなかった。

・周明により三国殺害事件に動きがありそうな引き、道長からの返事は丸投げだったのでまひろとしては不満顔だったけど道長としては伊周やら定子ご懐妊やらと内裏でバタバタしていてそれらの処理に追われているからかそんな対応になってしまったのかなと思った。

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