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【「自分軸」と「仕事は辞めたい時に辞めて良い」】

就活が近くなってきた受講生達に刺さった言葉は
「自分軸」「仕事は辞めたい時に辞めて良い」でした。

コンサル会社バリュークリエイト(株)が主催するイノベーションに関心を持った、クリエイターを目指す学生に特化した就活支援サービス「Mirai creators」に登壇してクリエイティブ・マネジメント(アート×デザイン思考)の講義をしてきました。

武蔵美、多摩美、女子美の美大生と慶應、成城、津田塾といった一般の大学生の混合グループはなんと女子ばかり!

質疑応答でたくさんの質問がありました。
「正解」のない時代に「自分軸」の必要性や就職に対する不安を感じていた様です。


質問:「なぜシバさんは自信を持って自分軸を生きれるんですか?」

やりたい事をやって生きるリスクを受け入れる事。安心を選ぶか挑戦を選ぶかは自分次第。数々の失敗の数が自信につながる。だから恐れず挑んで欲しい。
情報が多い時代、(いいね)が量産される時代で失敗や努力は見えにくくてキラキラした結果だけが浮き彫りになっている。だからこそ(良くないね)を知る事、恐れず良くない体験を積み重ねる事が大切じゃないかな。
と答えました。

質問:「仕事は辞めたい時に辞めて良い」んですか?
離職率が高くてお悩みの企業様には悪いですが(というか、原因は御社にある訳ですが、、)「仕事は辞めたい時に辞めて良い」です。時代のスピードは早い。思考停止した企業と一緒に時代に取り残される必要はないと思います。
人がロボットの様に働いて生産性が重視された時代は過去になりつつあります。その時代、人は人材という扱いを受け、言われたことを正確に一生懸命やっていれば報われました。それは、人口が増加し、経済が発展していた時代の話です。生産性はすでにAIやロボットが担う時代になっています。

でも、辞めようと思ったら気をつけて欲しい事があります。
感情的に辞めた人は辞め続ける人生を送る。という事です。
なぜ辞めたいか?を突き詰めて必死で「やりたい」を見つける。見つかるまで諦めない。選べる時代で選択の可能性を怠らない、これが辞める条件。人間やりたくないのにやらされる事をいくらやっても成果なんか出でません。やりたい事【内発的動機】であればめちゃくちゃ集中できるし、死ぬほど努力できる。辛くても頑張れる。世界的なアスリートが、過酷なトレーニングを超えて新たな記録を生んで人々を感動させられるのは「やりたい」「超えたい」からです。

嫌な事は嫌。それが自分軸だし、それでも良いけど、感情に流されないで、まず、その仕事、その組織のどこが嫌なのか?ダメなのか?組織の問題なのか、自分の問題なのか?しっかり書き出してメタ認知(客観的に自分を見る)する事が大事です。そして、人に嫌な思いをさせないために「嫌」を学んで欲しい。そしたら、「嫌」じゃない仲間と素敵な組織で仕事ができるようになる。

自分は先生ではありません。経験をシェアしてるだけです。
オトナが伝える事ができるのは失敗と挫折と感動の共有じゃないかなと思います。

彼らの素朴な「問い」のおかげで自分自身もメタ認知できました。むしろ、教えてもらう事も多いです。


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