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【レポート】哲学Bar「恐怖心」

京都/三条にあるBar Voga Foyerで開催している哲学Bar、51回目のテーマは「恐怖心」でした。

当日は恐怖を感じるシチュエーションを挙げながら、恐怖心について考えていきました。未来に何か具体的なことが起こると予測することで生じる恐怖もあれば、暗闇のように何が起こるかわからないため生じる恐怖もあります。また、少し変わった形として「自分は一生このままなのではないか」という現状維持への恐怖、という例も語られました。

恐怖を感じないことの弊害についても話題になりました。ある種のウイルスに感染した動物は無謀な行動を取り、外敵に捕食されやすくなることが知られています。恐怖を感じるからこそ生物は生き残ることができるのかもしれません。反面、冒険のように恐怖を克服することで人間の世界は広がったのではないかという話も出て、恐怖心の役割についてじっくりと考える時間となりました。

次回の哲学Barは2月19日(日)、テーマは「贈る」です。ご興味ある方はぜひチェックしてみてください。

(おわり)

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