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出雲・玉造温泉旅行記



1年ぶり2度目

※ 思考多動なので冗長になるのでなるべく省くように心がける。

出雲一人旅を今年も11月8~10日に行なった。

昨年から始めたのだけれど、ずっと「神無月に生まれた」「ハロウィン(ケルトにおけるお盆)」ということで、中学生の頃位から出雲に興味があった。

有名な話だと思うので、次項に書くまでもないと思うのだけれど、10月を神無月と呼称するのは、八百万の神が出雲の地に集まるため、不在になるからとされている。

その為に、出雲では逆に「神在月」とされている。
神様がいない、お化けの日に生まれて、不運で波乱万丈な人生を送っていたので、そこから神無月に出雲に行きたいと漠然と考えていた。

実際のところ、社員旅行や親に引っ張られたりして連れていかれたりしていたらしいのだけれど、国内外問わずに旅行歴が多すぎて、何処に行って何処に行っていないのかあまりわかっていなかったのでカウントしない。

ここ数年あまりにも色々なことが起きて参ってしまった。
何かを変えたくて、昨年の10月末に2泊3日格安ツアーで出雲へ行った。
一人旅でしか本当の意味で楽しめないタチだけれど、飛行機に乗る一人旅は初めてだった。

何も決めず調べずに行ったせいで、神在月の儀式というのが旧暦換算なことを知らなかった。その為に、去年は十月ではあったが、神去祭が過ぎ去った後だった。

冗長になるので省くけれど、ロジカルで評価されつつも直感や占いなどスピ的な能力も人よりも高いらしい。その場に神様がいるかどうか、その神様と相性がいいかどうか、そういうのは失笑されるとわかりつつ勝手に鳥肌や涙が出るものなのだ。

なので、田園風景等の療養としてはとても良かったけれど、祈祷の最中なども最寄りの神社の方が力を感じた。それなりに旅行を満喫しつつも、第六感を満たすような何かは得られなかったというのが近いだろうか。

そんなわけで、今年はしっかりと旧暦を調べて随分早い段階で予約を入れた。

歴史的な側面

興味をそそられる疑問点

日本人は無宗教と云われることが多いけれど、それは「古事記」「日本書紀」を義務教育から外した戦後教育によるところが大きい。

寺が仏教であることや、教会がキリスト教と知りつつ、神社は何に属すのかと云われれば日本「神道」であるのだけれど知名度が低い。

神様が日本を作った、という神話的なものが日本の公式な歴史書、国内(古事記)国外(日本書紀)であった。その考え方があるからこそ、天皇は神道上における神の血筋とされて崇められている。

日本の宗教として、有名な仏教というのは、統制の上での有用性もあり、日本に政治性を持って後天的に取り入れられた考え方である。

神社への参拝も生活の中に存在しているのに、なぜこんなに「神道」は知られていないのか。
キリスト教や仏教のような外からきた宗教と異なり、神話が歴史になっている独自の宗教が根底にあるのが日本という国なのだ。

転換点は敗戦だと思う。太平洋戦争は一種の宗教戦争のようなもので、天皇への信仰が強かったが為に神風特攻などを招いた。

既に原爆投下等で一線を越えていた米国は、恐らくだけれど、他国からの視線や人材価値を見出して、領土にするよりも独立をさせることにした。一方で、上記の戦後教育や、天皇と政治の分離等を行なうことで、神道という概念を薄くした。

その為に「天皇って誰なの?」「総理大臣よりすごいの?」という感覚は現代人にはあると思う。私も幼い頃はそうだった。

まあ、理屈やロジックで説明がつかない変なことが相次いだこと、父の血筋が豪運すぎるところを踏まえて、スピや都市伝説の考古学的な研究を始めつつぶつかったのが神道というものだった。

神道が普及しない理由と同時に、そもそも日本には歴史書というものが殆ど残っていないのだ。中国の資料から「あの辺に国があったらしい」などの情報をかき集めて歴史の教科書は作られている。

卑弥呼も縄文・弥生人の違いも、前方後円墳や埴輪や勾玉や、今だ解明されていないことだらけな上に解明しようとすれば偽書認定される。

別になにが正史だって良いけれど、自分なりの解を導き出したいと思ったし、こんなにスピが上流にありそうな国なのに、スピに条件反射で失笑する文化にも疑問を抱いた。

宗教学的な考え方

元々、歴史の授業は大嫌いだったし、古事記・日本書紀はとにかく登場人物の多さや「同一神とされる場合もある」という反則技で詳しくはない。

自分の直感で調べたいと思ったことを調べるのだけれど。
その過程でうっすら見えてきたのは『出雲風土記』を軸にして、さらに地方の風土記を肉付けしたり整理したのが『古事記』であること。

ういろうの起源が名古屋なのか小田原なのか、金太郎は南足柄なのか小山なのか。聖徳太子は居たのか。政治的な意図もあれば、伝言ゲームや妄信によるもので、その土地によって歴史というのは平気で矛盾する。だから、〇×で測られる歴史の授業が嫌いだったのかもしれない。1185作ろう鎌倉幕府。

島根県では『出雲風土記』を元に構成されていて『古事記』や各地の風土記なんかと矛盾していることもある。キリスト教におけるカトリックやプロテスタント、もっと細かい思想の分派みたいなもんだなと感じた。

伊勢と熊野に行けば、自分のルーツが感覚的にわかるような気がしていて、行こうとしていたけれど、私の認識では三重・和歌山だった。

これ帰って初めて知ったけれど、出雲にも熊野大社があるらしく。祀っている神も広義だったり狭義だったり、別名なのかそうじゃないのか、考え方の違いがあるようだった。

近畿地方にもずっと憧れているし、私の思う伊勢と熊野は、三重和歌山だと思うのだけれど、和歌山の熊野は仏教色が強いというのも見て混乱している。

金額と予定

昨年は神在月の季節じゃなかったことや、まだwithコロナではなかった。
また、経済促進<感染拡大だった為、自粛ムードというか、20年のGoToや22年の旅行割みたいなものも一切なかった。

とはいえ、もとより格安ツアー会社で、東横インが天国に思えるビジホに素泊まりなんだけれど、まあそれにしても安い。

昨年は、神在月を外していたので、JALの窓際の往復チケット(ちゃんとコンソメスープの提供や丁寧過ぎるお礼まで云われる接客込み)と、ビジホ2泊3日で約3万円だった。
正確には覚えていないけれど、それに加えて1600円分くらいクーポンと、割引冊子などがついてきた。

今年は、神在月の中でもなるべくお祭りが少なそうな時期を選んだものの、なんだかんだ5万円くらいになった。神在月を外せば3万円だったので、別に値上げしたとかではなさそうだ。

数か月前から予約していたのだけれど、そこからが凄かった。

全国旅行割引で2万円くらい安くなった。3万円。加えて、現地のあちこちでつかえる県が出しているクーポンが6千円分。昨年のプランとほぼ同じなので1600円分位のクーポン。

旅行割引は支払価格自体が安くなったので、去年と同じ位の金額になった。それに、使える場所がそれぞれ限られているとはいえ、合計で7600円のクーポン。

2万強で、JALの往復窓際席とビジホ2泊3日。有り得て良いのか。
(JALに拘るのはコンソメスープに限らず、出雲縁結び空港(IZM)は、東京からだとJALしか止まらない狭小空港なので)

更に神在月なので、昨年はB737-800でガラガラだったのが、B767-300で満席でした。
この後にも記載するけれど、あり得ないほど出雲大社混んでました。それを思うと、高い金を積む人はいても、どんどん安くなっていった私ってラッキーだったなと思いますね。

夕飯は基本的に近所のコンビニ飯でしたけど。
これも後述しますが「温泉行きたいけど旅行のタイミング的に温泉旅行に行く暇がない」と嘆いていたら、2日連続で数百円で夢の中みたいに広くて綺麗な露天風呂に入れて。

忙しいなんてレベルじゃない3日でしたけど、有意義とコスパが極まりました。まあ、祈祷や参拝や交通費となんだかんだでお金も出来る限り落としてきたなという印象もあるので普通に節約生活に戻りますが。

クーポンは適切に使いまくって来ました。

一日目(11/8)

早起きして乗り継ぎ乗り継ぎで羽田空港へ。
毎年、空港や航空博物館に行きたいと思いながら、去年は浦島太郎状態で行きも帰りもカウンターだったけれど自動発券機で発券。めちゃくちゃスムーズに保安も通り、酔い止めと気圧耳栓で搭乗。

B767-300は261席かな、出雲空港に来る中で一番大きいです

約1時間で出雲空港へ。
空港からJR出雲市駅へのバスへ乗らなければいけないので、自販機でチケットを買うのだけれど去年より圧倒的に長蛇の列。
ここら辺から違和感を感じ始める。

昨年は「田舎を想像以上になめてましたすいません」という気持ちで、スイカが使えず、ATMもなく、現金が底をつきかけたり色々あったのだけれど。

「電子決済がどこでも対応してるううううううう!!!!」

全体的にでした。今回の旅行は、マイナカードのキャッシュバックも溜まっていたので、ほぼほぼPayPay決済してます。首都圏よりよほどPayPay対応しているイメージ。基本的に支払い方法網羅してる感じでした。

30分くらいバスで田園風景を眺めながら、JR出雲市駅へ。ここはそれなりに大きい駅で、お土産屋さんや観光案内やコンビニ、JRもくっついた建物。
少し歩くと一畑電鉄という私鉄と合流していて、近くにはやたら品ぞろえが良すぎるキャン★ドゥがある。

ユニクロとかは基本見かけていないので、現地調達民としては去年は「田舎エアプでした」って首都圏から遠く離れた地で泣きそうだったな。
靴下とかはキャン★ドゥで買えるし、コンビニは少ないけれどあるし、withコロナの影響で配送が上手く回っているのか、去年より品揃えも良い印象だった。

この時点で確か夕方くらいで、観光案内にてクーポンの引き換えと一畑電鉄の時刻表を入手。
(翌日にたまたまJR出雲市駅に立ち寄ったものの、出雲大社オンリーなら帰宅まで立ち寄らない可能性もあるので、帰りの空港バスの時刻表の写真を取っておいたほうが良いと思った。)

お土産屋さんも去年は印象薄かったけれど、さんざん吟味しつつ、一畑電鉄に乗車。この路線はICカード非対応。ただ、切符を買う時にICカードやPayPayなどが使えるようになっていた。

切符を入手し、宿泊先の「ひらたメイプルホテル」がある雲州平田駅へ。

確か、駅前のローソンで夕食やリポD系の色々を大量購入。
ホテルまで少し歩くけれど、近くにはファミマとスーパー、あと去年はなかったと思うけれど、焼き肉店や飲み屋や小料理屋みたいなのがあるっぽかった。

あるっぽかったってのは東京のイメージじゃなく、広大な自然の中にぽつぽつあって、営業しているのかどうなのかよくわからない状態だったから。個人的には駅前のローソンが一番品揃えが良い気がします。

チェックインの時に長蛇の列が出来ていたのにも驚き。去年は静かなもんだったので。かなり待ってから、色々記入をして、抗原検査の証明書を提示して6000円分のクーポンを貰う。

温泉1

大体18時くらいに部屋に付く。食事しながら、部屋に「近所の温泉をホテル割引で300円位で入れるよ」みたいな記載を見つける。

何故か、初日からサッポロで優勝していた私はそのままの勢いでフロントへ。清掃不要の旨と、温泉のチケットを購入、フラフラとそれなりの距離を歩いて「いずも縁結び温泉ゆらり」へ。

初日から優勝するな
「いずも縁結び温泉ゆらり」はフロントの後に一回外に出るお洒落仕様

これが、もう最高に最高だった。あの温泉だけで近所に住みたいってくらい。露天風呂がなにより好きなんだけれど、今まで入ってきた箱根や湯河原や熱海や伊豆やどの露天風呂より最高だった。

あと、なんだろうね、女性がみんな凄い綺麗なんだよな。
色白で、頭が小さくて手足が長くてスラっとしてて、かといって中国系のイメージというわけでもなくて。
スラっとしてるのに出るとこ出て、締まるところは締まってて、なんかこうみんなCAになれるんじゃないだろうか、、、みたいな、、、

ビジホも温泉も、どこ行ってもリンスインシャンプーとボディソープしかないんだけど、ひょっとして化粧する文化がないのかなとまで思った。

広大な岩風呂で、月食?や星空を見つつ、綺麗で素朴なJKっぽい子たちが「旅行に行きたい」「北海道」「九州」なんて話を盗み聞きしながら、こんな場所で生まれてみたかったなとか夢心地だった。

その時点で結構時間はカツカツだったので、本当は住みたいくらいだったけれど、いそいそと帰り支度をする。小さいタオル以外は有料なので、部屋から持って行ったホテルタオルを使う。

行きに慌てて差したdjiのmicroSDが互換性がなかったようで、逆方向だったけれどファミマでmicroSD購入。ただ、結局本当に忙し過ぎて使わなかった。

部屋に帰ってから、ガイドブックを見て「!?」となるような出来事があり、急遽観光先をねじ込むことにした。
昨年は丸々1日出雲大社観光に充てたのだけれど、今年はめちゃくちゃ玉造温泉観光をねじ込んだ。

達成するために必要なのは5時起き。10時くらいに就寝。

二日目(11/9)

5時にしにかけながら起床。携帯は2回以上とめた。
初めて使ったけれど、枕元のアラーム凄いね。止めた瞬間に部屋の電気つけてくれてマジで助かった。

化粧しようと息巻いて無駄に化粧品持って行ったけれど、結局時間がもったいねえということで、リポD11飲んで、シャワーだけ浴びていそいそ支度して外出。

朝なんだぜこれ

めっちゃ夜。満月もまだ爛々と輝いている。星も綺麗。寒い中とぼとぼ駅まで歩き、始発の二本目が出雲大社直通なので乗車。
本来は基本的に川跡?で乗り換えが必要です。電車に乗っているうちに朝焼け。

出雲大社

下車する頃には意外と人が集まっていてびっくり。6時半とかかな。
昨年と同じく、黙々と稲佐の浜まで歩く。
意外と歩くのだけは耐えられる節があるからなんとかなってますけど、普通は車か自転車ありきのルートらしいです。

稲佐の浜 神在月に神様はこっから来るらしいです

稲佐の浜は、確か因幡の兎伝説の浜。
トップ画はそこにある岩で、岩に参拝してから、浜の砂を頂く。
私は去年の砂をここにお戻しした。正しいのかはしらん。
浜の砂を頂いたら、今度は出雲大社へ向かう。ここで完全にお日様が顔を出す。7時過ぎくらい。

稲佐の浜で振り向いたら太陽が出てた

黙々と歩いて、空腹を覚えたけれど時間がないので、ファミマでおにぎりとヤクルト1000を買う。今回の無茶を乗り越えれたのはちゃんと食事を摂るように心がけていたからだと心底思う。

食べれる場所が見つからなかったので、とりあえず人も増えてきたので出雲大社へ向かう。
スイスイ参拝しつつ、家で準備してきた「初穂料」記載の祝儀袋を準備して祈祷の申し込みをすると、9時とのことだった。8時くらいだったので、参拝を済ませる。

八百万の神様たちのゲストルームみたいなところです

八百万の神々がいる社も、前回は神在月が終わっていたので閉じていたけれど、開いてお供え物がしてあった。二回目だと、稲佐の浜の砂とスサノオさんの砂を取り替える場所も覚えていたので、不要にぐるぐるせず、綺麗にひとつひとつ参拝。

その時点でその建物がなんなのかあまり理解していなかったのだけれど、神楽殿に参拝している最中に、今までにない、強いエネルギーと鳥肌と涙が止まらなくなる。びっくりしてしまって、宮司さんに伺うも「いや神楽殿だよ」と、親身に聞いてくれるも首を傾げられるばかり。

あとで気付いたんだけれど、もしかしたらスサノオさんのパワースポットの岩に数珠を置いている人がいて、私も強化版ホワイトセージみたいな感覚で数珠ブレスを置かせてもらったんだよね。もしかしたらその反動が後から来たのかも、とか、理屈で説明付かない現象はまあ難しいですね。

なんか勢いで御朱印帳を買って集め出した。
御朱印帳は父に強要されて幼少期に集めていたけれど、何処へ行ったか不明なのと破門状態で探しにも帰れないので。

あと、スタンプラリーというか物質的な部分が先行しちゃいそうというか自己満足で慢心しちゃいそうで。必ず神社見つけたら行くけれど、御朱印は集めないようにしてたんだよね。あと集めるならちゃんとしたの買いたいなあと思っていたから「出雲大社」って書いてあるのを買ってしまい、めっちゃ贔屓してる感じで大丈夫なのだろうかとか。

そんなこんながあって、8時半ごろだったのでおにぎりとヤクルト1000を食べる。そこからご祈祷の待機場所の白いテントへ。
そこからは誘導に従って、ご祈祷。

昨年は確か心願成就で、今年は良縁祈願。昨年は都民が多かったけれど、今年は、大阪・兵庫・福岡あたりが多かった印象。
でもこれは後で判明するけど、単純に早朝にご祈祷に来る層が都民に少ないのかもしれない。あと、願意が複数の人が結構いて焦った。

いつも通っている神社でも、定期的にご祈祷するのだけれど、同じ金額でも随分違うんですよね、、、まあ出雲はそのあとうろうろする前提なので物が少なくて有難いけれど。でもめちゃくちゃ挨拶が丁寧です。
あと、神在月期間限定のお餅をもらいました。もったいなくて帰宅するまで鞄に入れっぱなしにして置いたらカチカチになって苦労しました。

この頃は柔らかかったのにな・・・

出雲大社を後にする頃には10時くらいになっていたと思うんですけど、物凄い人が増えててびっくりしました。最初に、自分を清めてもらう系の社があるんですけど、そこの参拝だけで鳥居くらいまで行列が出来ててめちゃくちゃ驚きました。

私もスケジュールイカレてなければこの時間だっただろうし、自分の時間には並ぶとかなかったのでめちゃくちゃ良かったです。

神門通り

前日に立てた無茶苦茶な計画を実現するには、午前中に出雲大社を去る必要がありました。

ご縁横丁のぜんざい店でクーポン券1000円分と割引冊子を貰うと、そのまま割引と400円分使いそのお店でぜんざい餅を食べる。おみくじもついていて、めちゃくちゃ美味しいし楽しかった。

出雲じゃ一番展開してそうなぜんざい(神在)餅屋さん

レトルトのぜんざいが出ていたので(鍋限定がレンジ対応のが出てた)ので割引としまねっこクーポン(6000円もらってたやつ)を使って2つ購入。

ご縁横丁で蕎麦屋に入り、生そば2人前の700円位のものを割引とクーポン600円分と端数で購入。

前回の旅行の時って、良くも悪くも交友関係が広かったので、色んな人のことを考えて色々お土産買ってましたけど、色々あった今だと、逆に自分のおみやげ考えてれば良かったので楽でしたね。

パワーストーン系のお店や色々と巡りつつ、去年酒の配送が出来ると知ったお店が11時開店だったので、割子そばを食べることに。

舞茸天がどうしようもなく好きだ

全体的に値上がりしてますかね?
去年の気が大きかっただけかもしれないけれど。同じ店で600円クーポンを使って、一段目が舞茸天、二段目がとろろ、三段目が山菜の割子そばをたべました。ちゃんと蕎麦湯も最後にかけて飲み干しました。

食べ終わったらちょうどお酒の店が開いていたので、お酒のセットを2つ購入して、しまねっこクーポンを4000円分+現金で配送手配をしました。多分明日届く。島根は日本酒の発症の地らしいですよ。ヤシオリ作戦関連で。

その後は多分すぐに電車に乗りましたね。去年は歴史博物館にハマってたんで、行けなかったの残念でした。

出雲大社→玉造温泉

電車待ちの間に「天然石しか入っていない」という謳い文句で「シークレットあり」のガチャ回したら、黄金の勾玉がでてきたんですけど・・・天然石なんだよね?ね?

天然石の黄金勾玉(狂信)

一畑電鉄で、川端で乗り換えて、JR出雲市駅へ。
帰りの空港バスの時刻表の写真を撮りつつ、JR線へ乗り換え。

私鉄キャー!ワンマン運転キャー!から
「おおやっとスイカが使える・・・さすがJR・・・」とスイカを使って入り、駅に行って「あれ?JR?あれ?」って笑いました。ワンマンでした。

渋い

そこから電車に揺られて30分。1時頃には玉造温泉駅へ。
目的地は玉造湯神社。辺境も辺境で、玉造温泉街に行く方法自体が、バスとタクシーしかない。バスは本数が少ない上に時刻表がわかりづら過ぎる。
人生で4度目位のタクシー。

運ちゃんと話をすると「東京人=金持ち」のイメージが強いようで、タクシー代ケチるなと云われたけれど、最終的には安くしてもらった。優しくてよかった。

玉作湯神社

根性で辿り着いた目的地

この神社は昔から崇められてきた真ん丸の自然石があり、それを願い石と呼び、社務所で買える叶い石という天然石をくっつけて念じることでお守りにすることが出来ます。

普通にこれだけで、パワーストーンに限らず幼少期から石好きの血が騒ぐんですが、ガイドブックの記載を二度見してとある運命を感じて島根にいる間に来なきゃと思った次第です。

で、参拝をし、叶い石を広げつつ、人がいない間に願い石の写真を撮るのに集中していたら天然石を紛失しました。

歩きスマホは危険ですよ 石落とすから かわいいねまんまる石

鞄をひっくり返してもやはりどこにもあらず、周辺を見渡してそれらしい大きさと磨かれた石を発見するものの神社の石なのか見分けがつかず。

気のいい4名の女性陣が現れたので、叶い石を見せてもらい。
「みんな違うのよー」と云いながら見せてもらい、事情を説明して「これかなって思ったんですけど・・・どうですかね・・・神社の石ですかね」と聞いたら「いや!これだよ!大きさもつるつる感も自然のではないでしょ、何より石が自分を選んでくれたんだからそれでいいんだよ」と。

さすが出雲、スピのなんたるかをよく理解してらっしゃるなあと思いながら、この石が自分を選んでくれたなら本当に嬉しいなと思いましたね。
他の人はローズクオーツみたいな石っぽかったんですが、黒くて小さくて光沢があって「宝石じゃなくて石」みたいな感じで。黒曜石なのか、オニキス系なのかわかりませんが。

去年は石を爆買いして帰ってきたんですけど、出雲石とかなんだっけな、緑色とか青とかの、見る人がみたら普通に神社に敷き詰められてそうな石なんかも買ってきたんですよ。

パワーストーンも大量に集めてますけど、小綺麗な石も好きだけれど、見る人にしかわからないだろうなって魅力のある石が好きなんですよね。

それで、説明書に従ってお守りをつくりました。ネットでは布の袋も見ましたが、現在では紙で包む形になってます。

その後は、他の参拝をし、写真を撮ったりした後に「!?」について色々調べたけれどやはりよくわからなくて、宮司さん捕まえて延々話をしてもらいました。その時は理解しきれなかったのだけれど、あとでまとめてみて「そういうことか~」と腑に落ちました。

自分の苗字って自分が思っているよりもずっと神聖なものだったんだな、と。親が豪運だったり、私は良くも悪くも運命に翻弄されがちっていうのも、カタカムナ的な言霊の力なんだろうなって。

ご先祖様の系譜を辿ると、私の血筋って改名してるんですよね。改名前の方がかっこよかったり、そもそもそれなりの地位にあったりしたので、なんでこんな名前にしたんだろうって疑問だったんですけど。

とてもざっくり話すと、昔は温泉というのは「自然の薬」みたいなもので神がもたらしてくれた神聖な物という考え方があり。それが湧く場所は、恐らくは大国主命さんが管理しているという考え方みたいなんですね。

御朱印(ここは紙)貰ってから、宮司さんにお礼を何度も言って退散。その話を聞いたら温泉入らないわけにはいかない、でも宿泊地点から相当遠くに来ている自覚はあるのと、電車の本数を考えると心配でならなかったんですよね。

玉造温泉街

色々道端で売っていたりして、面白かったのが、温泉水を持ち帰るスプレーボトルでした200円位だったかな。温泉水自体を化粧水として使ってねというやつでした。無人でおみくじ方式なんですけど、PayPay決済にも対応してて笑いました。小銭で払ったので試してはないです。

ボトル買わずにペットボトルに汲んでる人とかいたけど賢い

少し歩いて川に足湯を見つけたので入り。そしたら、隣の女性が話しかけてきて話こんじゃいましたね。

3泊4日で来ていたみたいで、松江近辺を散策しつつ「昨日は出雲大社に行ったのよ」と云っていて「今朝行ってきた」と云ったら、遠いのを知っているので驚いてましたね。遠いのよ。

御朱印RTA

夫婦で来ているみたいで、旦那さんが凄く計画性のある人らしくスケジュールを細かくまとめていたり、夕飯とか満喫してそうだなーって感じでした。スケジュール見せてもらったけれど、移動費とか食事とか細かく書いてて「私より節約家やんけ!」と驚きましたね。

埼玉かららしいので、タクシーの運ちゃんはわかってねえなと思った。都会人の方がお金にシビア。

「ここで日帰り温泉入らないなんてもったいない!」と云われ、駅まで帰る手段と、温泉入ってる時間あるかと、既に15時だったので悩んでました。

ご夫婦が去った後に自分が足を上げたら、垢か皮か表面を擦ってもないのにピーリングされたようになっていてビビりました。汚さないように靴下履きましたけど。これが色白の秘訣なのか?と日帰り温泉探しに。

温泉2

途中で石のお店とかに寄り道し、そこで日帰り温泉の聞き込みをし、そのあとは姫ラボの本店で見るだけ見てそこでも聞き込みをしたら「旅館とかじゃなくて地元民向けですが、打たせ湯もあって凄くおすすめですよ」とすすめられた、ゆ~ゆって日帰り温泉へ。

高級漂う姫ラボの人に勧められたと思えないほど地元感漂うゆ~ゆ
もっと長居したい歴史的重要文化財

500円とタオル代。本当に地元民向けって感じだったけれど、大きい建物の最上階がそのまま露天風呂で、ちょうどいい秋の抜けた空を眺めながらさいっこーーーーーーでした。

本当なら、外気浴挟んで一日居たい位だったんですけど、本当に時間が危なすぎるのと上せたり湯あたりが怖かったので10~20分程度で引き上げました。最高だったけどこの後の選択が悪手だったかもしれない。

玉造温泉街から雲州平田まで

ゆ~ゆで「徒歩だと何分くらいですかね・・・?」と聞けば「30分くらいかな、バスは終点まで戻らないとない」と云われ、タクシーへの抵抗感が激し過ぎる私は無謀な行動にでる。

歩くのだ。いや、だって早足ってみんなに驚かれるし。いけるやろ。

途中で土産物屋に入るけれど、小洒落てて高いのですぐに出る。あとは何もない蚊柱まみれの河川敷をひたすら歩く。現地民の30分は伊達じゃない。多分本当にそれぐらいかかった。

電車は学生で満員だった。空いている席を探して座る。気を張るのをほんの少しでもやめたら動けなくなりそうだった。長い長い30分だった。

JR出雲駅についてからは5時半くらいだったのかな。まだしまねっこクーポンが1枚残っていたので、一応土産物屋を物色するも特にめぼしいものもなく。前回、早く保安を通ってしまったけれど、空港に土産物屋があることはわかっていたのでクーポンが使えることに賭けた。

で、フラフラしながら一畑電鉄に向かう。電車が30分後とかだったので、PayPayで切符を買った後は一回出てセブンの表示に従ってセブンに行って、パンとからあげ棒とサンドイッチを買った。戻って待合室で食べる。

食べ終わり暫くしてから改札が開いて乗車するも、温泉上がり+重い荷物を持ち続けて30分ウォーキング+軽い食事、で完全に電池が切れそうだった。

とはいえ、大真面目に「この自然は残すべき尊い」というレベルの田園風景で、電車の本数も本当に1時間1本なので乗り過ごしだけは避けなければいけないと気を張って持ちこたえた。

疲れすぎて何も食べる気になれなかったけれど、かにかまサラダと疲労取る系のアリナミンゼリーとキューピーコーワヒーリングを買って戻った。

戻ってから落ちそうになるも、今度は「明日寝坊なんかして飛行機に乗りそびれたら帰れなくなる」という気持ちで、必死で荷造りをしたり、時刻表を逆算しまくった。

そうこうしているうちに、ランナーズハイみたいなアレになって「インザバックルーム」を鬼リピートして眠気も吹っ飛んでた。こわい。

とはいえ、自分は自分が思っているより駄目だけど、自分は自分が思っているより落ち着いていればしっかりしているので、あとは帰るだけの状態にして、気づいたら寝てた。眠剤はもう少し前に飲んでた。

三日目(11/10)

7時半くらいに起きた。
危惧している体調不良とか、寝起きの全身筋肉痛とか全く起きなかったのが奇跡だ。

シャワーを浴びて準備をして、予定より1時間以上早めにチェックアウト。

今回思うのは、前回は名残惜しさというか「東京帰りたくない」が凄く強くて田舎を噛み締めていたのが、今回は執着がないというか、全体的に自然に去ることができた。

淡々と電車に乗って、すぐに空港行のバスに乗った。これも結果的に大正解。

出雲縁結び空港

前回は何時の便だったか覚えていないけれど、もしかしたら朝の便だったのかもしれない。今回は追加料金払って昼にした。

こちらもカウンターではなく自動発券機で発券し、もう前回より何もかもがスムーズ。時間に余裕もあるので、空港で玉造温泉入浴剤と牛時雨とお茶漬けと勾玉占いを買った。

結構買ったので最後のクーポンに現金で2000円追加した。勾玉は普通のタイガーアイで小ささも考慮すると、メノウの普通のやつやっておけばよかったなと。

その後は上に上がり、展望デッキに行く。福岡行の便ってプロペラ機なの!ってびっくりした。

福岡へ行くATR42-600 48席しかないらしい

遅延してたみたいだったので、蕎麦屋に入り、割子そばとぜんざいのセットを頼む。展望デッキも見えるので、飛んでいくのが見えた。また、羽田便が遅れているという安定の連絡も入った。

二度目以降じゃないとできない余裕ムーブ

そばはやっぱ舞茸天あった方がよかったかなと思いつつ、美味しかった。ぜんざいが他のところで食べるような感じじゃなくて、大量の四角いお餅と揚げた蕎麦が上に乗っていてめちゃくちゃ美味しかった。

おしることぜんざいの違いがわからなくなったけど、お餅いっぱい嬉しい

時間があったのでフライトシミュレーターやろうかと思ったけど目立ちそうだったので堪えた。

突然のフライトシミュレーター

保安を通過して大人しく待って、12時30分くらいに羽田へ。

狭小空港出雲に2機も飛行機いるの珍しい
普段は737-800ですが、繁忙期は767-300のようです でっけェ

感想(11/11)

とりあえず、今日は全部の疲れが出て全身が悲鳴を上げている。
昨日はハイと気絶しそうの連続だった。

二回目になると、前回の教訓を生かして動けるなーと思った。

出雲風土記の資料集みたいなのを家に帰ったら読めるようにとアマゾンで買っていたのだけれど。ガイドブックとかも見ると、島根の他の神社も行きたいなという気持ちになりますね。時間が本当に足りん。

ただ、なんていうか、最初は5万円で腹くくっていたところに、割引やキャッシュバックやら色々ついてきてさ。温泉の縁とか、無茶をしたとはいえ色んな願望も叶えられて本当に近年まれに見る調子の良さだった。こういうのが神様のおかげなんだろうなあと思う。

三重・和歌山も行きたいんだけど。国内線だから、飛行機から地上がよく見えるんだけれど、首都圏の人口密度おかしいなとつくづく思った。

2泊3日だと時間の感覚バグるんだよな・・・

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