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DAY75:16時間ファスティングとグルカゴンの反乱

糖尿病と診断されて75日目

16時間ファスティング

昨日の晩から始めた初めての16時間ファスティング

朝抜くなんて、以前はよくある日常だった。
むしろ入院してから3食食べるようになったくらい。
なのにおなかが空く、、のは、以前は夕食後にお菓子とか間食してたからだなぁ

久しぶりにお腹が鳴るのを聞いた頃、
お昼になって16時間経過。ご飯だご飯だ!

カレーをゆで卵とプロテインプロートで食べてみたよ。
あとはピリ辛のこんにゃく
誰かに送りつけたら「アスリートみたいな食事」って言われたけど、カレーにまぁまぁ糖質入ってるから!

食後のカフェオレと合わせて約900kcal
美味しくいただきました。

ただ、朝食を抜いてジムに行くのは難しいから、朝を抜くよりも、夜を抜く16時間ファスティングの方がやる気は出そうかな。次は夜抜きで試してみよう、いや24時間だ!

グルカゴンの反乱

「糖尿病の真実」「トロント最高の医師が教える世界最有効の糖尿病対策」に続いてこちらを読むことに。図書館最高だなぁ

趣旨としては、ベータ細胞のインスリンが効かなくなったり出なくなることにみんな目が行ってるけど、そもそも高くなるのはアルファ細胞が「グルカゴン」を出すのをベータ細胞が抑えきれなくなるからだ!
といったもの。

最近、糖尿病の原因が「インスリンの欠乏」より、むしろ「グルカゴンの過剰」によるという研究論文が出たのです。
グルカゴンは健常者では縁の下の力持ちとしてエネルギー代謝を支えていますが、ひとたびインスリンの統率力が弱まると、α細胞(グルカゴン)は変節し、これまでインスリンの従順なパートナー出会ったグルカゴンが反乱軍になって、クーデターを起こし、肝臓から絶えずブドウ糖を引き出して血糖を押し上げることになるのです。

「糖尿病はグルカゴンの反乱だった」より

そしてアルファ細胞と隣接するベータ細胞から分泌される高濃度なインスリンでしかグルカゴンの抑制はできないこと。
だから注射で補充されるインスリンの濃度ではグルカゴンの暴走を抑制できずに血糖値が上がる、という内容から、完全な1型になるとコントロールがべらぼうに難しくなる未来を少し理解した。

健常者ではインスリンは体の部位によって血中濃度が異なっており、インスリンがつくられる膵臓(膵島)内では極めて高濃度ですが、最初に向かう肝臓では1/30〜1/60に薄まり、筋肉や脂肪組織など末梢レベルでは1/100〜1/200に希釈されるのです。
(中略)
このために、1型糖尿病で観られる説明のつかない血糖のアップダウンを平坦化し、低血糖を起こさずにHbA1cを健常者並みの6%以下に正常化することなど到底できない相談です。
(中略)
従って、現行のインスリン治療は、(殊、1型糖尿病においては)不完全なものと言わざるをえないのです。

「糖尿病はグルカゴンの反乱だった」より

これはそもそもの謎だった「そもそも何も食べてないのに何でベースの血糖値が人より高いんだろう?」に対する回答でもあった。

希望的だったのは、「薬を使わずに食事を工夫することで、グルカゴンの抑制をできないものか?」に対するGLP-1の記述

GLP-1は食事によって下部腸管から分泌され、インスリン分泌を増幅し、グルカゴン分泌を抑制する他に、脳を介して食欲を抑え、胃排出を遅らせることで食後の過血糖を防ぎ、少なくともマウスやラットではβ細胞の増生・保護作用がみられるなど、糖尿病の治療にとってまさに理想的ともいえるホルモンで、食事の介入が可能なのです。

「糖尿病はグルカゴンの反乱だった」より

うーん、最近の本のほとんどでGLP-1、あるいはSGLT2阻害薬が希望的な薬として取り上げられている。

使ってみたいなぁ。

この日のDexcom G6はこんな感じ

ファスティングしてても就寝中も特に下がらず130くらいで推移後、起きてから下がってきた。血糖値は不思議だなぁ

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