深夜アニメの始祖「新世紀エヴァンゲリオン」について
今や、日本で放送されるアニメの大多数は、深夜アニメとなってしまった。
で、その深夜アニメの原点とは、「新世紀エヴァンゲリオン」であると私は思う。
もちろん、エヴァの前にも深夜アニメはあった。
1963年に「仙人部落」や、「銀河英雄伝説」の再放送など
しかし、
いわゆるOVAを、製作委員会を組んで、あえて地上波放送をする。
これを初めて深夜でやったのが、エヴァの凄さなのである。
そして、ビデオを売る壮大な宣伝としてアニメを放送する。
これをひらめいたのがエヴァなわけ。
また、演出面でも、暗い画面設計や小さな声のセリフ回しなど、後の深夜アニメ特有の選出方法を編み出したのがエヴァの偉大な所である。
さらに、主人公たちの心理世界を描く。
いわゆるセカイ系の始まりだが、こういう表現も深夜ならば可能であるという方向性を示せたのが、本当に凄いところだと思う。
深夜アニメらしさを定義したアニメ。
これがエヴァだった。
暗い演出
謎めいたストーリー展開
OVA風のヌルヌル作画
描かれる心理世界
これが後の深夜アニメ達の教科書となった。
あと、漫画原作アニメに押されてヒットが少なくなっていた地上波でのオリジナルアニメの人気を復活させたというところも凄いところ。
これによって、他にも様々なオリジナルアニメが登場するようになった。
レンタルビデオの時代故のOVAという特殊なジャンルを地上波に持ってきた。
これがエヴァの凄さだし、
ビデオよりも地上波放送の方が影響力が大きい
ということを証明した出来事でもあったと思う。
今は配信が主流となって状況は変わったように思えるが、それでも依然として多くのアニメは地上波で深夜放送されている。
やはり、その道を切り開いたことは偉大だと思う。
と言うことで、エヴァって凄いよねって話でした。
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