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James (ミュージシャン)・Aaron(牡蠣ビジネス オーナー)

シンガーソングライターとして活動するジェームス。そしてパンデミックの間にミュージシャンから牡蠣ビジネスへシフトしたアーロン。
かつて一緒に音楽をやっていた二人に、イーストウィリアムズバーグの静かな住宅街にあるアパートの屋上でインタビュー。
文字通りウィリアムズバーグの東側に位置する「イーストウィリアムズバーグ」は、ウィリアムズバーグほど華やかすぎず、洗練されたレストランやバーと、昔からあるカジュアルな雰囲気のお店とがほどよくミックスして立ち並び、温かい人々が集う下町感のあるエリアです。
自己紹介をお願いします。

James: 僕はジェームス・ビアです。シンガーソングライター、ギタリストです。コロラド州出身で、NYには6年ほど住んでいます。

Aaron: アーロン・ウォルドマンです。牡蠣ビジネスをやっていて、パンデミックの前は主に音楽をやっていました。僕はメイン州出身で、NYには4年半ほど住んでいます。

NYに住み始めたきっかけは?

James: 僕は学校を出た後に、TV広告の音楽を作る仕事でNYに来ました。
3年前に仕事は辞めて、今はフリー(笑)。

Aaron:僕は音楽のためにNYに来ました。仕事としての音楽はやめたので、僕もフリー(笑)。

2人はどのように出会ったのですか?

James: 共通の友達だね。僕を仕事で雇った人。彼はアーロンと同じメイン州出身で、アーロンとは、メインとNYでいくつかレコーディングをしていたらしい。アーロンがNYに引っ越してきたときに彼に紹介されて、一緒に遊ぶようになった。一緒に曲を書き出したり、1年半ぐらいそんな感じだったんだけど、アーロンがバンドを始めて。

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Aaron:一人のプロジェクトがバンドになって、1年半ぐらいやって、そして、、、、やめた(笑)。

どのように音楽を始めたのでしょうか。

Aaron:高校までに、僕はすでに音楽そのものに嫌気がさしてた。ラジオでかかる、リンプ・ビズキット、エミネム、クラシックロックなどで育ってきたから。でも高校で、とても良いコーラスの先生に出会った。あとエモバンドを始めたんだ、クラシックピアノより演奏するのが簡単でしょ。コーラスの先生の出会いと、エモバンドが、音楽に対する考えを変えてくれた。

James: 僕もピアノから始めたけど、レッスンは嫌いだった。いわゆる典型的な、いじわるな感じの先生だったんだ。僕はレッスンをやめたかったけど、母がやめさせてくれなかった。なので、違う先生を見つけたんだけど、その先生がヒッピーだったんだよね、ハイウエストジーンズに、ペイントしたスリッパを履いてるっていうような(笑)。リサイタルを開く代わりにアルバムをレコーディングをしたり。その頃に僕はギターを始めて、先生はギターを持ってくるのを許してくれて、っていう流れがあって、、、高校生の時に自身のレコーディングを始めて、今に至るよ。

パンデミック中に何か変化した経験は、ありますか?

James: ライブショーだね。ショー自体もそうだけど、その周りにいるコミュニティの人々に会えないのは、大きいね。

Aaron:僕は音楽プロダクションに集中しようとしたんだけど、全然いけてないってわかって、オイスタービジネスを始めた。これが自分に向いてるか、わからないけど。シーフードビジネスでお金を儲ける人もいるし、儲けない人もいるし、、、今のところ赤字ではないから、まだ決められてない(笑)。

James: 牡蠣の養殖もするんでしょ?

Aaron:そうそう、まあ長いプロジェクトにはなるんだけど、2年ぐらいかかるかな、最初の牡蠣を生産するのは。

James: まさに、(アーロンの会社名)"The World's Your Oyster" <世界は君の思うがまま>って感じだね。

Aaron:

James: 僕は、パンデミック前もフリーランスだったから、そんなに変わってないかな。だいたい毎日スタジオに行ってレコーディングしたり。自分の音楽に取り掛かって、仕事のプロジェクトをやって。家にいる時間が長くなって、お金はあまり使わなくなったよね。

ジェームスさんは、新しいアルバムをリリースするのですよね?

James:この6ヶ月間、新しいアルバムに取り掛かってる。全部で10曲で、5月末から6月初めぐらいにはリリースできるかな。既に、シングルを2曲リリースした。

ジェームスさんは、NYから引っ越してしまうのですよね?

James:いくつかオプションがあるんだけど、NYは5月1日に発つよ。さみしいけど。まずコロラド、実家に帰って夏の間過ごして、8月にロスか、今ビザを申請しているんだけど、台湾に行こうと思っています。今もう一度申請しないとならないのだけど。もしビザの申請が通ったら台湾に行く。もちろん日本も。まあ、どうなるかな。

アーロンさんのビジネス、The World's Your Oyster の今後の予定を聞かせてください。

Aaron:オイスターの卸しとCSA (Community Supported Agriculture=
地域支援型農業)を始めたんだけど、これからは、ここからそんなに遠くないところにバーを出したい。あと、牡蠣の養殖に取り掛かっているんだ。これは僕というより主に、要領をわかっている僕パートナーがやってるんだけど、最初の収穫が2022年の秋ぐらいになる予定。

近い将来に思い描いていることは?

Aaron:今日ワクチンを打ったところじゃない?

James:そう、今朝ワクチンを打った(笑)。僕は、引っ越しとアルバムを終わらせることに集中してるかな。これは大きなプロジェクトだよね、とりあえず、さよならNY、、、!

Aaron:バーをセットアップするとなると、この夏中かかると思うけど、それがうまくいったらまた音楽に集中したい。たくさんの才能あるミュージシャンが周りにいるから、一緒にコラボレートする機会を探してる。
今まで家賃を払うためだけにバーテンダーをやって、時間もあまりなかったけど、今はビジネスも時間もあるから、その時間をクリエイティブなものに費やしたい。自分はあと10年はNYにいるかな。数ヶ月で30になるんだけど、ここは楽しいし、いれるだけいたい。か、LAに引っ越すかもしれないし(笑)。

せっかくなので一曲お願いできますか。

Aaron:じゃあ、キャット・レスキューをやろうかな。


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