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瞑想体験記:深い瞑想に入るにはどうしたらいいか?

私(筆者=ペンネーム「真実の剣」)は、20年近くの間、瞑想を続けてきました。多数の瞑想専門家に入門し、様々な瞑想法を学び、試してきました。また、今では瞑想インストラクターの資格も持っており、各所で瞑想会も開いています(ストリートアカデミー講座ページをご覧ください)。

とはいえ、最初のうちはなかなか上手く瞑想に入れず、私は「雑念を消すにはどうしたらいいですか」という質問をどこの教室でも必ず投げかけていたものでした。今でも、やはり生活上でネガティブなことがあれば瞑想に入りにくいものです。その意味では正直、まるで初心者と同じ側面もあると言って良いでしょう。

しかしそれでも、私は瞑想からたくさんの恩恵を受けてきたことは間違いありません。

瞑想を通じて「ほんとうの自分」を発見し、実感し、その感覚を持って日常生活をしっかり生きる、という理想的な姿を少しずつ実現しつつあります。

その観点から、この記事では「深い瞑想状態」とは何なのか、私の理解に基づく内容をご紹介したいと思います。

瞑想のような修養法が上達するにはまず何よりも実践が大切ですが、それに加えて知識があると格段に技術が向上します。瞑想やマインドフルネスにご興味のある方には、この記事に掲載しました「深い瞑想状態」の知識で、「うまくいく瞑想」の回数が増やせるかと思います。20回瞑想を実践して1回しかうまく瞑想には入れなかったのが、次第に10回に1回、あるいは5回に1回と増えていくことと思います。

■「深い瞑想」の定義

まずは深い瞑想とはどういう状態なのかを説明してみましょう。

「深い瞑想とは、肉体の感覚が薄まって、過去の記憶、想像、あるいは肉体以外の情報に対して、共感覚的な認知が及んでいる状態」

ややこしいかもしれませんが、順を追って説明していこう。

まず、「肉体の感覚が薄まる」ということのついて。要するに、「超リラックスした状態」です。長リラックスした状態に入ると、人は肉体の感覚が薄まって、水の中で漂っているような、不思議な感覚になります。

具体的には、ヨガで示されているようなゆっくりと、しかもコントロールした呼吸法を5分から10分ほど繰り返していくと、このような感覚が深まってきます。

「過去の記憶、想像、あるいは肉体以外の情報に対して、共感覚的な認知が及んでいる状態」については、脳機能科学の観点で言うと「変性意識」の状態のことです。変性意識状態とは、目の前の現実世界=物理世界ではない、特定の情報的な世界の中に没入している状態のことです。

脳機能科学の専門家である苫米地英人氏は、「変性意識状態とは特別なものではない。人は日常生活でしばしば、変性意識状態に入っている」と言います。

例えば小説や映画に没頭している状態は変性意識状態の典型だそうです。また、妄想や記憶に意識が囚われている状態も、変性意識状態なのだそうです。例えば「昨日の晩飯、なんだっけ?」と問われて「えっと」と考えて記憶をたどっている状態などです。

そうした変性意識状態においては、目の前の物理空間ではない、脳内の意識に対して強いリアリティを感じています。ホラー映画にびくびくしたり、小説の素晴らしい記述に感動したりといった感覚は、変性意識に入った状態の特徴です。

深い瞑想状態はまさにそれ。瞑想を習慣化すると心身がリラックスするといいますが、意識を目の前で繰り広げられている事象以外のものに向けられるからこそ――つまり変性意識状態にあるからこそ、心身が休まるわけです。

逆に、目の前にライオンがいて襲われそうになっていたとしたら、変性意識状態には入りにくいでしょう。過去のことや妄想に意識を向けられるはずがないためです。

瞑想状態に入ると、エアコンの音や部屋の外で子供が遊んでいる声が妙に生々しく聞こえてくることがあります。この現象は、「リラックスしていて、普段はそれほど気にしていない外部の情報に観察力が向けられるようになった状態」と説明できます。しばしば苫米地英人氏は、リラックスするとIQ=認知機能が上がる、と言いますが、そのとおりでしょう。

つまり言い換えれば、瞑想を習慣化するとIQが上がりやすくなると言うことでしょう。しばしば「瞑想は能力開発の基本的なトレーニングとして有効である」とも言われますが、さもありなんです。

さて次の「共感覚的な認知」とは、音や感覚について、別の知覚で捉えられる状態のことを指します。

例えばトラックのエンジンの音を「斜面を石がゴロゴロと転がっている感触」、エアコンの音を「青い布がさらさらと宙を舞っている感じ」などと視覚など別の感覚で捉えることを指します。

実際、瞑想をしていると、不思議とそのような共感覚的な知覚が鋭敏になった状態になることが多いです。例えば私の場合は瞑想状態に入りながら、何か解決したい問題が浮かぶと、それに対して「頭に釘が刺さった感じ」とか「胸の辺りに杭が打ち込まれている感じ」といった感覚を覚えることがあります。これを意識上で、釘を抜いたり、杭を取り去ったりすることで、なぜか心が軽くなって、問題に対する解決のアプローチが浮かぶことがあります。

このようにして深い瞑想状態に入ると、自己や周囲について、多くの気づきを得られることが増えてきます。

このnoteでは、瞑想の効果について述べていきたいと思います。引き続きご期待ください。

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